2020年5月31日

茂木健一郎(@kenichiromogi)さんの連続ツイート第2567回「学校に縛られない方がかえって自由に速く学べるというのはおそらく真実」

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茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート2567回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。

2020-05-31 07:20:48
茂木健一郎 @kenichiromogi

学校が休校していることで、学びが遅れるとか、入試をどうしようとか、いろいろな議論が続いているけれども、やはり、ぼくには、そもそも学校がないと、あるいは授業がないと学びができないという前提がよくわからない。これは、学びの設計をする上で案外本質的なところだと思う。

2020-05-31 07:24:15
茂木健一郎 @kenichiromogi

文科省の検定教科書は、もともとものすごく薄い。それを一年かけてたらたらやっていくわけだけれども、教科書を自分で読んで、自分のペースで勝手に進んでいたら、果たしてどれくらいかかったのか、実験したことはないけれども(今思えばすればよかった)おそらくかなり時間を短縮できたのではないか。

2020-05-31 07:26:30
茂木健一郎 @kenichiromogi

国語の教科書をもらってきたその日に全部読んでしまうというのは多くの人がやっていることで、それくらい読み物としては薄いわけだけど、それを一年かけてやる、という学校側のペース設定に合わせる、という固定観念を子どもたちが植え付けられていることの弊害は、案外大きいと思う。

2020-05-31 07:27:24
茂木健一郎 @kenichiromogi

というのも、これは、単にいわゆる「主要教科」の話だけではないからだ。世の中に学ぶべきことはたくさんある。たとえば、ぼくはアニメをつくったことはないけれども、絵コンテを何百枚、何千枚と描いて、それを動画にしていく上で学ぶべきことは無限にあると思う。それも本当は小中学校で学びたい。

2020-05-31 07:28:24
茂木健一郎 @kenichiromogi

ガレージバンドのようなアプリで音楽をつくることを子どもの頃からやりたいという人もいるだろうし、Unityのような環境でゲームをつくってみたい人もいるだろう。つまり教科というのは無限にあるわけで、今の文科省の学校での学びの「テンポ設定」は明らかにちんたらしすぎで、余計なお世話だと思う。

2020-05-31 07:29:32
茂木健一郎 @kenichiromogi

こう書くと、頭のいい子、自分で学べる子はいいけれども、そうでない子は学校の授業が必要だ、みたいなことを言われる方がいらっしゃるけど、かなりあやしいと思う。むしろ、それぞれの子が、自分の興味のあることを自分のペースで学んでいったら、はっきり言って今の文科省のペース設定より速い。

2020-05-31 07:30:41
茂木健一郎 @kenichiromogi

学校が休校だと学べないとか、学習が「遅れる」とか、そういう問題提起自体が、学校というものを前提にした固定観念であるとしか思えない。ためしに学校をやめてしまって、すべての子どもがホームスクーリングで勝手に自分の好きなことを学ぶ体制にしてみたらいい。そうしたら、その結果に驚くはずだ。

2020-05-31 07:32:01
茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート2568回、「学校に縛られない方がかえって自由に速く学べるというのはおそらく真実」をテーマに7つのツイートをお届けしました。

2020-05-31 07:34:13

コメント

tacosun @kagami4432 2020年5月31日
その考えで失敗したのがゆとり教育なのでは? 学ぶ意識の強い人なら学校にこだわらなくても済むが 学ぶ意識の低い人、学び方のわからない人にはやはり必要な気がします
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瑞樹@ウェーイワクチン接種3回終了 @mizuki_windlow 2020年5月31日
問題はやる気のない子供もに興味のない事を教えることだろうが……サブスクリプション形式の家庭学習では「契約してる家庭が全員真面目に勉強して解答用紙を送り返してきたら祭典のリソースが足りない」って設計をしてて、現実に大多数の家庭は金だけ払って実際のサービスを利用してないっていう実態があるんだよ。
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瑞樹@ウェーイワクチン接種3回終了 @mizuki_windlow 2020年5月31日
「絵が書くの好き!漫画家になりたい!」とか「物語が大好き!小説家になりたい!!」と思いつく奴はたくさんいる。でも、現実に短編一本書き終えることできずに「なりたい!」と思い続けてるドリーマーがどれだけいるか知ってるか?
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煮物 @nimonotenpura 2020年5月31日
任天堂の故 岩田聡氏の言葉ね。 「好きじゃないけど得意なこともありますし、好きだけど、実はあんまり得意じゃないよっていうことも結構あって。だから、仕事というのは『得意なこと』をやった方がいいんです。好きだけど得意じゃないことに溺れると、仕事っておかしくなることが多いんです」 好きな事、興味のある事だけを子供に与えてここに辿り着けるかな。 学校教育とは才能を伸ばすよりも、適性を見極める方が重要だと思う。 それはホームスクーリングでは厳しい。
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