武田邦彦氏「生物多様性のウソ」に関するツッコミ #BDuso

2011年6月に上梓された武田邦彦・中部大教授の「生物多様性のウソ(小学館101新書)」についてのツッコミまとめです。 本書では生物多様性を論じようとしているにもかかわらず、その概念を理解していないばかりか、本文中でも外来種などに対する誤った見識や印象操作と思えるものが多いため、僭越ながらアサイ(poplacia)がツッコミを入れてみた次第です。 本まとめはハッシュタグ #BDuso から、主にRTを除いたもの、関連発言をまとめたものです。 続きを読む
自然 デマ 武田邦彦 生物多様性のウソ 生物多様性
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紺色の鮭のアサイ @poplacia
【再掲】武田邦彦氏の「生物多様性のウソ」(小学館101新書)のハッシュタグを登録しました。内容へのツッコミなど関連発言は #BDuso をつけてつぶやいて頂けると(僕は)嬉しいです。 http://j.mp/jJjytZ
紺色の鮭のアサイ @poplacia
ということで、武田邦彦氏の「生物多様性のウソ」を読んだ感想などをタグ #BDuso にてつぶやこうと思います。
はじめに 武田氏に関して、ほかツッコミするにあたっての姿勢など
紺色の鮭のアサイ @poplacia
内容の前に、著者の武田氏について。氏は現在、中部大学総合工学研究所所属の教授。ご専門は資源材料工学ですが、話題作「なぜ環境問題はウソがまかり通るのか」など、テレビにご出演の際は環境の専門家として登場することもあるようです。 http://j.mp/iZIUnj #BDuso
紺色の鮭のアサイ @poplacia
最近の武田氏といえば、震災に伴う原発関連の発言で影響力が大きい印象ですね。 #BDuso
紺色の鮭のアサイ @poplacia
ともかく、本書「生物多様性のウソ」は本年6月に上梓されたばかり。Webでもまだ感想が少ないので、まずは書いてみることにしました。 #BDuso
のっぱら研究所 @noppara_ezorisu
以前「武田邦彦は環境問題解決における獅子身中の虫となるだろう」と繰り返しツィートしたが、やはりそうなるのか。  環境問題補完計画 - Yahoo!ブログ http://htn.to/aQfekk 武田氏のトリックパターン 「生物多様性のウソ」もそうなのか? #BDuso
紺色の鮭のアサイ @poplacia
本書についての感想を書く前に、僕の姿勢などを。僕は氏の科学者としての発言内容およびその姿勢には大いに問題があると思っています。僕は別に生物や生態学について体系的に学んだ者ではないですが、好きな分野でデマをばらまかれちゃたまらない、と思って検証のために購入しました。 #BDuso
紺色の鮭のアサイ @poplacia
これまで4章あるうちの2章を読んだ限りでは、正しくない語の定義、思い込み、偏った結論ありきの論旨誘導など、学識者の本としてはあまりにお粗末な内容で、既にがっくり来ています。 #BDuso
紺色の鮭のアサイ @poplacia
本書の「はじめに」には、“書いてあることが「今まで知っていることと違う」と腹を立てないでほしい”とあります。僕がこうして突っ込むのはある意味「釣られている」行為なのですが、「知っていることと違う」どころか明らかな誤りをさも真実のように書かれてはたまりません。 #BDuso
紺色の鮭のアサイ @poplacia
以降の連続ツイートでは、とりあえず頭から読んだ中で、僕が付箋をつけてツッコミを入れたところを本文の引用と併せて書いてみます。中には揚げ足取り的なものもあります。ツッコミへのツッコミは大歓迎ですので、ハッシュタグをつけて発言なさってくださると嬉しいです。 #BDuso
紺色の鮭のアサイ @poplacia
本まとめでは、 武田氏の発言引用および要約をアズキ色内容に関するツッコミを赤(一部太字)発言中の補足を青 としてデコレーションしました。
第一章 「生物多様性とは何か?」 第1節 『生物は減っているのか?』
紺色の鮭のアサイ @poplacia
第一章「生物多様性とはなにか?」 第1節「生物は減っているのか?」本節では、名古屋議定書の話題から生物多様性が重要視される世論に触れ、ゲンゴロウが東京都内で絶滅したとの話題から生物の絶滅と種数について語られます。 #BDuso
紺色の鮭のアサイ @poplacia
生物種の数はどう変化しているのか? との投げかけをし、古生代から5代絶滅を経てそのたびに進化し、より強い生き物が増えるので現代は今までの地球の歴史で最も生物種の数が多い、と繋げます。 #BDuso
紺色の鮭のアサイ @poplacia
p32l13“古生物学の研究を整理すると、 言われているように「人間のために生物が絶滅し、生物多様性が失われる」という感じはしません。むしろ、増えすぎて困るのではないかと心配になります。”ダウトです。生物多様性について、明らかに誤った理解です。 #BDuso
シノハラユウキ @sakstyle
カンブリア大爆発はー? RT @poplacia: 生物種の数はどう変化しているのか? との投げかけをし、古生代から5代絶滅を経てそのたびに進化し、より強い生き物が増えるので現代は今までの地球の歴史で最も生物種の数が多い、と繋げます。 #BDuso
紺色の鮭のアサイ @poplacia
カンブリアの名前は出てこないけど、トライアンドエラー、と説明してますQT @sakstyle: カンブリア大爆発はー? RT @poplacia: 古生代から5代絶滅を経てそのたびに進化し、より強い生き物が増えるので現代は今までの地球の歴史で最も生物種の数が多い #BDuso
紺色の鮭のアサイ @poplacia
【補足】生物多様性とはなんぞや、という疑問にわかりやすく答えるのは難しいのですが、環境省は「生きものたちの豊かな個性とつながりのこと」 http://j.mp/kTu4Cm と説明しています。 #BDuso
紺色の鮭のアサイ @poplacia
【補足】生物多様性には、「生態系」「種」「遺伝子」の3つのレベルでの多様性があり武田氏の言うような「生物種の数が多い=生物多様性が豊か」という認識はあまりに浅慮過ぎると言えます。数が多けりゃ豊か、というものでもありませんし。 #BDuso
佐久間 功(文と企画・近々廃業) @Biz_Sakuma
@poplacia 拙著でも「さまざまな環境にさまざまな種類の生き物が暮らす」「あるエリアに多くの種類の生き物が暮らす」という2つをあげたはず(α多様性/β多様性とも言うそうですね)そこに種と遺伝子のレベルがあると書いたかな〜 #BDuso
Konishi @elegans959
景観の多様性が抜けてますよ。レベルもう一つ追加して下さいね @poplacia 【補足】生物多様性には、「生態系」「種」「遺伝子」の3つのレベルでの多様性があり #BDuso
紺色の鮭のアサイ @poplacia
ご指摘ありがとうございます、アクセスし易い環境省の記述に倣いました。 QT @elegans959: 景観の多様性が抜けてますよ。レベルもう一つ追加して下さいね poplacia 【補足】生物多様性には、「生態系」「種」「遺伝子」の3つのレベルでの多様性があり #BDuso
紺色の鮭のアサイ @poplacia
さらに中生代が「生物がとても元気で良い時代とされている」→「適当な数が絶滅し、新しい生き物が誕生して、徐々に進化していく」のを理想的とする→現代は中生代より2千万種多いから年4万種絶滅×500年は大丈夫、そのうちDNA操作で新種を創造可能だから、と主張されています #BDuso
のっぱら研究所 @noppara_ezorisu
このくだりは生きものを生きものと認識出来てない武田がいるように思えます RT @poplacia さらに中生代が〜現代は中生代より2千万種多いから年4万種絶滅×500年は大丈夫、そのうちDNA操作で新種を創造可能だから、と主張されています #BDuso
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コメント

@megajetsibusige 2011年6月23日
やや優生学に傾いている気がする。「その程度で絶滅するトキは弱い種だったから保護しちゃイカン」の後に「イギリス人はオーストラリアにとって外来種だった」が出てくると「オーストラリア現地人は保護しちゃイカン。弱い種なんだから絶滅してもしょうがない」と言いたいのかと思っちゃう。
やまいぬ @yamainu_wolf 2011年6月23日
 皆様が突っ込んでいるのであえて内容には触れませんが、何よりも教授にこのような本を書く人がいる事こそが問題なのではないかと思います。  大学教授という称号は一般の方にとって"頭が物凄くいい人"でしょう。専門がどうであれ"大学教授が書いた"という時点で期待や信用に値すると考える人もいるのではないでしょうか。  技術や知識で食べている人が一番やってはいけないことです。大学教授がこの程度の本を書いているという事に非常に残念な気分になりました。
salmo(ポリコレめんどくさい @invasivespeacie 2011年6月23日
なんか妙な発言してるやつがいると思ったら、今西シンパの佐久間と自然観察者か。普通にこいつらも獅子身中の虫だろ。
紺色の鮭のアサイ @poplacia 2011年6月23日
kumoukeさんの発言を追加しました。
佐久間 功(文と企画・近々廃業) @Biz_Sakuma 2011年6月23日
今西シンパじゃねーけどな、あったこともね〜し。水生昆虫ちょっとやってたから、棲み分け理論が体験的にもわかるだけだよ。ただ、名前知っててくれたのは感謝だ。もひとついうけど、俺はバス駆除、バス釣りどっちにも知り合いがいる。けっこうなかよくしてもらってる。必要な情報があればどっちにも提供してる。こういう人がほとんどいないのが、いかに偏ってるか、おかしなことか、問題をこじらせてるか、1人でも多くの人に知ってもらいたいだけだよ。
佐久間 功(文と企画・近々廃業) @Biz_Sakuma 2011年6月23日
あ、わかった。ブログで「フランダースの犬」が欧米で受けが悪いという何かの記事に欧米ではダーウイン的な強者生存理論が好まれるから、って話に日本人のメンタリティをちょいと今西理論引いたときに猛烈にコメントで食いついて来た人か。それでシンパ呼ばわりか、なるほどね〜。
とんとかいも @_tontokaimo 2011年6月23日
武田氏の言うように「ヘリが巣の上空を飛んだくらいで絶滅するならそれは仕方がない」のなら放射能汚染への対策は全く必要ないことになる。なにより「研究が不十分な現在に急いで対策を取る必要はない」のだから。 #BDuso
佐久間 功(文と企画・近々廃業) @Biz_Sakuma 2011年6月23日
外来生物問題において「獅子身中の虫」というのは、私にとっては褒め言葉か。超過激派以外の魚類学会外来魚駆除派には「話を聞いてもらうため、コウモリみたいなことやります!」と宣言してるし、釣り関係者には「俺はいつでもあっちにつくよ」と言ってるし。それでもつきあってもらえてる。彼らはそういう人の必要性をわかってるんだろうな。
汀こるもの@五位鷺の姫君 @korumono 2011年6月23日
俺もトキ保護反対派だけど「環境が放鳥できる段階じゃないから心配で営巣した田んぼを見張るくらいなら中国のパンダみたくセンター内で飼っとけ」と思うのであって「軟弱者は勝手に滅びろ」ではないのだが…
ひきがえる @ikebukuronomori 2011年6月24日
あらま。調べたら「熊森」サンも外来生物法に反対しているようで…。いっそ、在来の熊を補食する外来生物でも移入してみたら「熊森」サンがどういう反応するのか見てみたいもんだw。もちろん、冗談です。
ひきがえる @ikebukuronomori 2011年6月24日
どうも「外来種」というと、「日本のような島国は、外来生物の脅威にさらせれていますよ!」(キリッ)という日本的マゾヒズム(?)的な見地で語られることが多いので、いろいろ誤解があるのかなあ。日本から海外に行った種も、猛威を振るっている事例もあるので。これは国内問題ではなく、「国際問題」だというのが前提なんですが。
ひきがえる @ikebukuronomori 2011年6月24日
まあ。そもそも「生物多様性」という概念というか「造語」が作られたのは割と最近のことですから「そんなの聞いてないよ?」的な世代には、武田先生のお言葉は「待ってました!」となりそうな。IT系でいえば「クラウド?ああ、情報漏洩するやつだろ?」「Twitter?炎上するやつね?」みたいな解釈でww
スイP @SuiAshe 2011年6月24日
Togetter全部読んでみましたけど、何ともひどい本ですねぇ…。 オレは、ここでさらに細かいところを突っ込むほどの知識もないし専門的な勉強もしてない子供ですが、それでも『人間に自然は必要ない』ってのが大間違いなのはわかりますよ。
スイP @SuiAshe 2011年6月24日
武田さん…人間が吸っている空気は植物が出してるんだけどなぁ… それとも二酸化マンガンと過酸化水素水入りのビンでも首から下げてるんですかね?
kartis56 @kartis56 2011年6月24日
いろいろ酷いけども、進化というものを都合良く考えすぎ。
Yuh_Fazioli @yuh_yuh 2011年6月24日
武田センセ、相変わらず面白すぎ。自分のよく知らないことを想像だけででっち上げて本にしてしまうのは、ほとんど創造的活動ですな。
未亜 @Sarasvati_horn 2011年6月24日
大学教授が書いたってだけで信用度は増すからね。でも、いざ読んでみたらナンジャコリャ本だとすぐ分かるけど。素人から見てもなかなかの失笑モノなんだもん。
@megajetsibusige 2011年6月24日
無理矢理好意的に解釈。「人間は強い。強いものが弱いものを滅ぼしてでも現在の快適な生活を維持するのは当然」「弱いもののために強いものの快適さが失われるのは自然の摂理に反する」「人間は快適さを追求する権利がある」だろうか。これなら賛成する人もいるかも知れない、個人的には身勝手だと思うけど。
hiroharu.minami @hiroharu_minami 2011年6月24日
内容がスカタンなのは別に構わないと思うんだけど、売上が気になりますね。 これが初版数万部とか売れてるのであれば、武田センセ(ないしは取り巻き)のビジネスセンスはちょっと凄いのかも。 あと、自分の客層にズバリストライクが投げられるセンセの筆力も。
原野スキマサ @su_ki_ma 2011年6月29日
武田氏の著書は『環境問題のウソ』もそうだったけど、事実を認めたくない者(企業や行政など)にとって都合のいい底本になる。だから売れるんだけど、その意味で武田氏の罪は深い。
クロイヨシツネ @YoshitsuneK 2015年7月3日
武田氏は考察の前提でまず間違っている事が多いから後は見るまでもない、"AはBである"と書いてあるのにAがBではない、またAがBである根拠は提示しないか根拠が間違っている事が少なからず。
あわら酸 @Awara_san 2015年7月3日
この手の本は書き手も読者も結論が先にあって、それが正しいことをいうだけの内容が多くて辟易する。その主義主張に同調できる人には読んで気持ちよくなる本なのだろうけれど
nekotama @nukotama001 2016年9月8日
人間に自然は必要ないだって、武田邦彦にだけ酸素を選択的に供給しない様にした方がいいと思う。
nekotama @nukotama001 2016年9月8日
昔、捕鯨問題がらみで武田氏の本を調べたけど、文章力がなく、データも出鱈目、突っ込めばいくらでも突っ込める。そのくせコピペみたいな類似内容の本をクローンみたいに出版してぼろ儲け。真面目に本を著述している人がバカらしくなるんじゃないかなあ。
@b100c 2017年11月17日
絶滅する原因をひとくくりにしちゃいかんと思うよ。トキが絶滅したのは真に害鳥だからだし、ミヤリイガイだって望むべくして駆逐された。こういうのを生物的多様性で保護されたらいったい何人の人が犠牲になるんだ?
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