刀の歴史と居合の話

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大盛半チャーハン @Big_Half_F_Rice

@yaky_404 あー実在するのだと小烏丸(切っ先のみ両刃)みたいなのが限界じゃね? 一応諸刃は峰打ちで壊す心配がな上、片方が刃毀れしたり切れ味悪くなっても、反転させて使えるから長く戦える。とされたが、脆くなるから幅広で重く短くなるんだよね。

2011-06-23 10:49:02
[男爵]やっきぃ🍣 @yaky_404

@Tobacco_Lolita 連刃刀とか薄刃之太刀とか無限刃とか

2011-06-23 10:51:54
大盛半チャーハン @Big_Half_F_Rice

峰打ち、平打ちについて。刀を扱う上でやっちゃいけない行為の一つ。基本的に剣術・居合関係では手加減だとか不殺の意味ではなく、ミスとして使う。なんでかというと、日本刀は刃の方向からの衝撃には強く、それ以外の方向は弱い性質を持つため。「安心しろ、峰打ちだ」は刀的には全然安心できない。

2011-06-23 10:51:27
大盛半チャーハン @Big_Half_F_Rice

峰打ちは刀身の背に何かが当たること。平打ちは側面。特に乱戦中、平打ちすると刃折れを起こす原因になるので、漫画みたいに刀の腹で受け止めるとか怖くて普通出来ないです。銃に間違って強く当たっただけで折れることもあるんだよ!

2011-06-23 10:53:37
大盛半チャーハン @Big_Half_F_Rice

腹で刀を受けるのは、本当にどうしようもなくなった時、受けて折れたらリーチ短くなって負けて死ぬけど、受けないと死ぬって時だけ。よく考えろよ。刃側は幅がそのまま厚さになるから折れないのであって、あんな薄い側面で受けたら折れるだろ。

2011-06-23 10:56:52
大盛半チャーハン @Big_Half_F_Rice

峰打ちは刃側は焼きが入ってるし、厚みがなく、抵抗力を受けない上に切り進むけど、背は厚みがあるからその分だけ脆くなる。平打ちほどじゃないが、やはり曲がったり折れたりする原因なので避ける。ってか刀どころか相手の槍や鎧、軍刀なら銃にぶつけちゃうのも折れる原因になるから可能な限り避ける。

2011-06-23 11:01:02
大盛半チャーハン @Big_Half_F_Rice

ただ、乱戦中に当たっちゃう事故は少なからずあったらしい。つか、前後左右のうち二方向以上に敵がいて、何してくるかわからない状況で間違っても背に当てないってかなり難しい。どんな名刀でも、一回やって折れ曲がりを起こしたり、そのあと使ってる時にぶつけた所から折れるか曲がるとかよくあること

2011-06-23 11:05:02
大盛半チャーハン @Big_Half_F_Rice

あー名刀の話もしますか、歴史的に順番をたどる感じで

2011-06-23 11:06:14
大盛半チャーハン @Big_Half_F_Rice

刀の原型となったのは小烏丸とされているとかその辺の話もしないと通じないのか? まあ、そのへんじゃなくて、素材の話しよう。

2011-06-23 11:09:48
大盛半チャーハン @Big_Half_F_Rice

まず、初期の日本刀はちょっとわからないんで、古刀あたりから。実は古刀はダマスカス鋼みたいな素材でできてる。今じゃ技術が消えて再現できないし、凄いよく斬れて頑丈って性質を持ってる。

2011-06-23 11:13:48
大盛半チャーハン @Big_Half_F_Rice

古刀は製鉄技術が低いせいで不純物、それもチタンやニッケルが混ざっててしかも溶かしきるほどの高温もないので、合金化した硬い鉄が粒状になって存在する。一説には、あえてその状況を引き起こすため、混ぜ物を入れたとも言われる。だから、刀身の肌が荒くて、鈍く青っぽい輝きがある。

2011-06-23 11:17:55
大盛半チャーハン @Big_Half_F_Rice

この状態の鉄は柔らかい鉄と硬い鉄が混在しているので、二つを張り合わせる必要もなくよく斬れ頑丈だった。太刀が多いこともあって、太刀は荒い扱いに強いため、かなり実戦向きだったわけ。

2011-06-23 11:20:37
いりじうむ @irid_v2

太刀が古刀というわけではないんだよな

2011-06-23 11:19:15
大盛半チャーハン @Big_Half_F_Rice

@d_ichi84 中古刀とか末古刀とかの分類もあるけど、とりあえず、江戸時代より前で日本刀に近い形をしている刀。

2011-06-23 11:22:29
いりじうむ @irid_v2

幕末に古刀のブームが来たとこら辺まで語ってくれるのかしら。wktk

2011-06-23 11:22:04
大盛半チャーハン @Big_Half_F_Rice

戦国時代が終わり、平和というか槍などのメイン武器を奪われ、戦闘が少ない時代が訪れる。刀のみが日常的な使用を許され、武士の魂であるという概念はこの時代に誕生した。戦国時代では刀は接近戦用サブウェポン(現代でいうと拳銃以上突撃銃以下、サブマシンガンと同じかそれ以下)な位置だった。

2011-06-23 11:27:05
大盛半チャーハン @Big_Half_F_Rice

こうなってくると、まず、刀が短くなった。これは日常的に持ち運びしやすいように。柄も邪魔なので短く。ってなると太刀より打刀が主流へ。実は打刀は、手荒く扱い連戦すると柄が壊れるという問題を抱えていたが、そんな状況戦争じゃないと起きないから改善もされず無視された。

2011-06-23 11:31:12
大盛半チャーハン @Big_Half_F_Rice

居合が誕生したのもこの時代。居合向きにさらに短くした刀も出てきた。居合は刀を抜く前に襲われた時に、刀を抜き→構える→攻撃の構える手順を抜かすための技。つまり平和な時代の護身用には最適だったわけだ。全力で構えて斬らなくても、相手は鎧着てないから斬れるし。

2011-06-23 11:33:41
大盛半チャーハン @Big_Half_F_Rice

んで、素材の話。有名な玉鋼はこの時代(より少し前)に誕生した。質が高いけど、その分不純物がなくて柔らかい鉄の中に硬い鉄の粒がある状態は作れないが、量産に向いていた。火縄銃の生産のために良質な鉄が必要だったのもある。

2011-06-23 11:37:35
大盛半チャーハン @Big_Half_F_Rice

さらにあまり知られていないが、鉄の貿易により、海外から安価で良質な鉄が輸入されて、それに対抗する必要があったというのもある。鉋流しはどうしても大規模になる割に得られるものが少ないし、消えて行った。

2011-06-23 11:39:43
大盛半チャーハン @Big_Half_F_Rice

じゃあ、良質=不純物が少ない=刀に向かない鉄になってしまったらどうしたか、柔らかい鉄と硬い鉄を張り合わせて刃だけ硬い鉄使えばいいんじゃね!? このへんからは日本人の技術者魂の片鱗がうかがえるが、そうやって四方詰めが誕生したわけだ。

2011-06-23 11:42:59
大盛半チャーハン @Big_Half_F_Rice

で、マクリや甲伏(かぶとぶせ)などの柔らかい鉄と硬い鉄を張り合わせた板を半分に折ることで、内側を柔らかい鉄、外側を硬い鉄にするだけの簡易制作法も生まれたんだが、欠点があった。

2011-06-23 11:45:23
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