茂木健一郎(@kenichiromogi)さんの連続ツイート第2571回「天安門事件は部屋の中の象として今も生きている」

まとめました。
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茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート2571回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。

2020-06-04 07:28:56
茂木健一郎 @kenichiromogi

天安門事件のとき、私はNHKの生中継で見ていたけれども、たいへんな事態だった。あのような惨劇は決して忘れてはいけないし、なかったことにするというのは、とんでもないことである。

2020-06-04 07:29:41
茂木健一郎 @kenichiromogi

天安門事件の前、中国でも民主化の動きがあって、学生たちを中心とする運動、要求に対して、指導部の中にも同調する雰囲気があった。あのとき、中国がどちらに行くのかは、ほんとうにわからなかった。結局、民主化、自由化を進める側よりも、強権で体制維持をする側が勝ってしまった。

2020-06-04 07:31:22
茂木健一郎 @kenichiromogi

あの時、中国が、もし、民主化の方に行っていたら、どうなっていたろう。普遍的な価値が大切にされる、もうひとつの国になっていたろうか。天安門を力で弾圧する側が勝ってしまったために、中国は、世界の中でも、化石のように全体主義的な価値観が支配する、特殊な国、エリアになってしまった。

2020-06-04 07:32:31
茂木健一郎 @kenichiromogi

天安門事件の弾圧の後、中国の急速な経済発展があったから、実際的な視点から、中国の体制が異質なもの、普遍的な価値からは遠いものであることをひとびとは忘れていた、というか忘れたことにしていたと思うけれども、「部屋の中の象」のように、天安門事件とその記憶は残り続けている。

2020-06-04 07:34:41
茂木健一郎 @kenichiromogi

今の中国の指導部は、天安門事件の弾圧の上に成り立っている。中国の経済や社会の発展はすばらしいことだけれども、「部屋の中の象」である天安門事件の記憶、及びその抑圧は、権力中枢にとっては限りない後ろめたさだろう。だからこそ、ムキになる。人間は後ろめたいことは徹底して否定するものだ。

2020-06-04 07:36:28
茂木健一郎 @kenichiromogi

これからも、中国が発展し、また、日本もともに平和的に繁栄していきたいと思うけれども、台湾や香港のことを考えても、中国が、天安門事件という「部屋の中の象」を抑圧しようとすればするほど、対外的には持続不可能な自己正当化、強権に出るように思う。その意味で、天安門事件は今も生きている。

2020-06-04 07:37:47
茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート2571回「天安門事件は部屋の中の象として今も生きている」をテーマに6つのツイートをお届けしました。

2020-06-04 07:38:35

コメント

ふぁむ氏 @phantom0730 2020年6月4日
民主化が成っていたらのIF、今の一党独裁を支持する気は全くないのだが恐らく「中国」という国自体が無かったのではないかと思う。現在の朝鮮半島のようにか、あるいはもっと多くの国に分裂して、その中で争っていたんじゃないかなと
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瑞樹 @mizuki_windlow 2020年6月4日
中国が分裂するときは軍閥単位での分裂で、軍閥単位で独立すれば最悪「核兵器を持つ小中国が中国大陸にいくつもあらわれ、そいつらが殺し合いをはじめる」という最悪のシナリオも十分考えられるんだよねぇ~さて、そのシナリオが待っているかも知れないのに中国共産党の崩壊を望みますか?って問題だよね……私はいやだな。中国共産党には自国内の民主化運動形に足を引っ張られながら、民主化運動家を弾圧しながら、中国人民10億人と作った核兵器を管理し続けて貰いたい。
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