裁量的財政政策とビルトインスタビライザー、およびジョブギャランティー
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@motidukinoyoru @shavetail ・目的は 公共的目標の達成であり、「積極財政」を自己目的化すべきでない。 「実物生産キャパシティの限界まで歳出増や減税すべき。かつ、その内容はどうでもいい」という考えには不同意。 ・また、インフレを目標にすべきでない ・まして、バブルを目標にすべきでない ですね。 (表券主義以外では)
2020-05-31 16:46:40こりゃ、症状が重いですよ。 納得する気満々だし、MMTの解説書としては望月本を推す人ですから。ただ、これを読んだ、あれを読めは筋悪だと言っているだけですね。先に何を言いたいのか、なぜそう考えるのかが先でしょう。必要であれば補強に文献を持ってくればよく、文献全体を読ませる必要はないです twitter.com/motidukinoyoru…
2020-05-31 16:53:10@shavetail 納得する気がないのに、「相手を納得させないのが悪い」で責任転嫁して議論を無限後退させるのは流石に行儀が悪いのではないでしょうか……。 実際、私は叩き台となる記事は提出したのに、具体的な議論内容ではないところで議論が停滞してしまっていますよね。 中身について具体的に検討されましたか?
2020-05-31 15:30:49@shavetail twitter.com/shavetail/stat… を見る限り、「納得する気満々」とはどう好意的に見ても捉えられないですね。 茶化す気満々の間違いではないでしょうか。
2020-05-31 16:55:23ちらっとみました。 えーっと。 ・MMTer的にも、修正ニューケインジアン的にも ・"北欧モデル” ・Mitchell, Wray and Wattsの… ・ローレンス・サマーズは… →眺めた全てのツイートで、私のいうMナントカTer風味が出てますが。 twitter.com/motidukinoyoru…
2020-05-31 15:15:56@motidukinoyoru いえ。私が「MMT訓詁学」とよんでいるスタイルに望月さんがかなり嵌って危険だと思っているだけですよ。米豪(デフレではない国)と日本では施策も当然変わってくるでしょうし、反循環的政策の定量的検討(その規模の財政政策をメインに考えてよいかどうか)も必要でしょうし。
2020-05-31 16:58:51@shavetail 端的にまとめて差し上げると ・デフレ/インフレに拘泥するのは、「実物キャパシティをもとにpolicy spaceを見定める」というMMTの主眼から乖離している。 ・無税国家可能論を主張しながらMMTの名を借りるのは自己矛盾。 ・バブル待望論は、バブルを構造的に批判するMMT的理解から乖離するもの。
2020-05-31 16:59:38@shavetail ここらへんの論点は、当然日本にもピッタリ当てはまるものと考えています。 twitter.com/motidukinoyoru…
2020-05-31 17:01:12@motidukinoyoru @shavetail 望月さまのまとめを、私は デフレとインフレを実物的供給能力と潜在的需要能力との差で生まれると思っているという点。無税国家可能論については、慎重に慎重な検討が必要だと思っている点。バブル待望論は、ミンスキーが最も恐れている点であり、これも慎重な議論が必要だと思う点。 と理解します。
2020-05-31 17:06:38@motidukinoyoru @shavetail この辺りの議論、明石順平が新著 amzn.to/2ZUlbKC でやったMMTへの論難(?)に当て嵌まる気が・・・・・明石の"批判"してる"MMT"がそれこそそうだったり。
2020-05-31 17:11:12@mtcedar1972 @shavetail 本当にこれが悩みのタネで、MMTではない(どころか、反MMT的ですらある)主張が『MMT』として喧伝されて、それに対して批判が集まり、その結果、むしろ批判側に整合するはずのMMTが藁人形的・巻き込まれ事故的に非難されてしまうという。 これには頭を抱えています。 twitter.com/mtcedar1972/st…
2020-05-31 17:14:16@mtcedar1972 @shavetail 徳永潤二氏 "Monetizing Public Debt in Japan: An Empirical Critique of Modern Money Theory" を批判する note.com/motidukinoyoru… これとか、露骨にその問題に通じます。 リフレ亜種のような”偽装MMT”が瑕疵だらけの言論を展開した結果、MMTが謂れなき非難を喰らうというあまりにも悲惨な事態…。
2020-05-31 17:17:07@bktmskman @motidukinoyoru >デフレとインフレを実物的供給能力と潜在的需要能力との差で生まれると思っている 確かにインフレ率はそれほど良い指標とはいえないとは思います。その前提で、では何を指標に政策を考えるかがひとつありますね。 >無税国家論 これはMMTと池戸氏を含む一般との租税の認識の差が大きく、 続
2020-05-31 18:47:45@shavetail @motidukinoyoru 池戸氏は、わたしの記憶がただしければ、バブル崩壊の根本を規制しておけば、多少のバブルはむしろ歓迎である、と読み取れる主張をしていたと思います。 しかしながら、これは、バブルを少し楽観視した主張かなとわたしは思っています。
2020-05-31 18:54:25@bktmskman @motidukinoyoru 現行の金融システムを前提とするなら、ミンスキーの懸念は私もMMTerと共有するものです。ただ、例えば100%準備銀行論者のような、バブルは一切起こさないシステムを考えたと主張する人の論拠を追うと、しばしば非現実てきだったりしています。私のMMTへの懸念は「本当に反循環的な支出で 続
2020-05-31 18:56:47@bktmskman @motidukinoyoru バブルって抑えられるの?」という点ですね。 だから、反循環的な政策の定量的な前提にも関心がありますが、MMTer(日米豪)からそこを深堀りしたという話は、不勉強な私までには伝わってきていません。
2020-05-31 18:58:14@shavetail @bktmskman 取り急ぎ。 反循環的な財政制度は、景気変動に対して”対応”するために講じられるものであって、「反循環的政策でバブルを抑えられるかどうか」というのは問い自体が変です。 また、バブルをどうコントロールするかと同じかそれ以上に、バブルがなければ不況に陥るような経済構造自体の問題も重要。
2020-05-31 19:02:09@motidukinoyoru @bktmskman というか、バブルはMMTの政策により抑えられるものという認識なのでしょうか。バブルについて誰よりも早く認識し、警鐘を鳴らせるというのはあたっているだろうと思いますが。
2020-05-31 19:03:49@motidukinoyoru @bktmskman 例えばサブプライムバブルについてその抑制を考えるならば、米国で担保付債務証券(CDO)の発行を事前に禁止するなどが必要だったかも知れませんが、MMTの理解とそうした実務との間には若干距離がありそうに思うんですよね。
2020-05-31 19:11:19@shavetail @bktmskman プルーデンス政策として具体的にどういう施策を取るのかというのは、ある種現場的かつ応用的な話で、もちろんMMTerは得てしてどういうプロセスで危機が生じたかを解説はするけれども、プルーデンス政策論がMMTかっていうとそれは違う気はする。 twitter.com/shavetail/stat…
2020-05-31 20:31:00@motidukinoyoru @shavetail 質問です。プルーデンス政策論がMMTかと言われると違う気がする、とのことですが、どのあたりが違うのかを教えてくださると、嬉しいです。
2020-05-31 20:33:36@bktmskman @shavetail 大枠で言えばもちろん、不安定な民間負債の持続困難な膨張を防ぐという意味で、債務ヒエラルキー的な整理は出来るんですが、具体的にどういう金融商品や商法を、どういう基準で規制するか、自己資本比率規制やレバレッジ規制の基準や保有資産のTierはどう決めるのか、というのは、極めて実務的な話で。
2020-05-31 20:37:10@bktmskman @shavetail もちろん、MMT的な債務ピラミッド/ヒエラルキー論的理解が根底にある中でプルーデンスが組まれていかなくてはならないけれども、現場レベルの技術論のことまで『MMT』と呼ぶのは、概念範囲として不適切に思われる、くらいの意味です。 twitter.com/motidukinoyoru…
2020-05-31 20:39:11@motidukinoyoru @shavetail なるほど。現場の技術論まで、MMTと呼ぶのは不適合ではないか、ということですね。 しかし私の印象では、レイの分析はむしろ現実の制度や技術を徹底把握することで、でてきた貨幣理論であるという感じがするので、技術論を全て排斥するのは良くないと思います。
2020-05-31 20:41:46@bktmskman @shavetail もちろん、具体的なプルーデンスの「技術」についても知見を深めていく「度量」はあるに越したことはないと思いますが、理論的概観(下記:拙著より引用)すら共有がままならない現況で、どれだけそちらにリソースを向けるのか、という気はします。 pic.twitter.com/bb3QKObxIy
2020-05-31 20:46:44@motidukinoyoru @shavetail なぜに、理論的概観が広がらないのだとお考えですか?
2020-05-31 20:50:46@bktmskman @shavetail 単純に難しいとか、基本となるPK的知見がそもそも共有されてないとか、色々あるんですが、一つ大きな要因は、MMTについて、そのシンパも批判者も、「財政赤字は大丈夫」論として安易に解釈して広めてしまったせいで、重要なアイデアについて蔑ろにされやすい言論環境になっているのが問題ですね。
2020-05-31 20:54:53