- uchida_kawasaki
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コロナ巡る研究データ、有力医学2誌が懸念表明-マラリア薬も対象 bloomberg.co.jp/news/articles/… ランセットとNEJMが過去に掲載した研究について懸念示す。いずれの研究もサージスフィア社のデータベースに頼っており、診療記録の出所である医療機関と分析手法などについて透明性強化を求めた。
2020-06-03 11:25:11<Surgisphere社のデータベースと関連論文について> 「データベースの質について大きな懸念が提起されている」 「著者らにデータの信頼性を示す証拠を提出するよう依頼した。 読者の利益のための暫定措置として、我々は論文の結論の信頼性に関する懸念を公開した」 (NEJM編集長 Eric Rubin)
2020-06-04 20:57:42●Surgisphere社のデータベースの信頼性に関して、LancetおよびMEJMから懸念表明がなされました →リンクを張っておきます。 ---- Lancet thelancet.com/journals/lanpu… NEJM nejm.org/doi/full/10.10… --------
2020-06-04 21:01:44→以下は上記に関する記事の概要です。 かなり厳しい展開になっています。 2つとも論文撤回の可能性が出てきました。 Concerns Build Over Surgisphere’s COVID-19 Dataset the-scientist.com/news-opinion/c…
2020-06-04 21:01:44----- ・その会社が何千人ものコロナウイルス患者に関するデータをどこから入手したのか研究者らが疑問視している点について、LancetとNEJMが懸念を表明している。 ・Lancet論文とそのデータに関する批判の広がりに基づき、WHOはHCQに関する"Soliarity試験"の再開を発表した。 -----
2020-06-04 21:01:44----- ・2つの研究の妥当性に疑問が出てきている。イリノイ州にあるデータ管理会社Surgisphereの保証にも関わらず、何百人もの研究者がLancetとNEJMへの公開書簡に署名し、懸念を表明している。 両ジャーナルも論文の信頼性について懸念を表明した。
2020-06-04 21:01:45・NEJMの編集長Eric Rubin氏は「データベースの質について大きな懸念が提起されている」、「著者らにデータの信頼性を示す証拠を提出するよう依頼した。読者の利益のための暫定措置として、我々は論文の結論の信頼性に関する懸念を公開した」と述べた。
2020-06-04 21:01:45・Lancet編集部は以下のように述べている。「Surgisphereとは関係のない著者らから委託され、データの出所と妥当性に関する独立した監査が現在進行中であり、間もなく結果が出るだろう。深刻な科学的疑問が呈されている事を我々が認識している事を読者に伝えるため、今回の懸念の表明を行った。
2020-06-04 21:01:45詳細情報が分かり次第、速やかに公開する予定である。」 ・COVID-19患者におけるイベルメクチンの効果を示唆したプレプリント論文もSurgisphereのデータを使用している。 ・科学者らはSurgisphere社が短期間で非常に詳細な患者データを収集できた事に疑問を持っている。
2020-06-04 21:01:46SurgisphereのCEOは、データの提供元の病院名は、事前に取り決められたプライバシー契約を引用して公表を拒否している。 ある科学者は、州内でパンデミックによる打撃を受けた複数の医療機関に、データベースに参加したかどうかを問い合わせたが、参加施設は見つけられなかった。
2020-06-04 21:01:46・Lancet論文では、オーストラリアのデータ数の矛盾が指摘されたが、データ処理上のエラーと発表され修正された。科学者らは、4/14現在でアフリカで15,738例だった症例のうち4402例のデータをSurgisphere社が入手できたとはとても考えにくいと公開書簡の中で疑問を呈している。
2020-06-04 21:01:46・NEJMに寄せられた公開書簡では、「論文内では3/15までのトルコの346人のデータが報告されているが、トルコでは実際には3/9に1例目が、2例目が3/16、3/18までに191例を確認しているのみだ」と述べられている。 -------
2020-06-04 21:01:46→Surgisphereが関連している論文はプレプリントを含めると3つ。 1) HCQおよびCQは無効であり、有害である可能性を示唆した96032例の解析報告 Hydroxychloroquine or chloroquine with or without a macrolide for treatment of COVID-19: a multinational registry analysis thelancet.com/journals/lance…
2020-06-04 21:01:472) ACEiやARBの使用は予後と関連していないとした8910例の解析報告 Cardiovascular Disease, Drug Therapy, and Mortality in Covid-19 nejm.org/doi/full/10.10…
2020-06-04 21:01:47プレプリントについては、常用量のイベルメクチンが死亡率を80%も減少させたという大規模なpropensity-score mathed studyがありますが、これかもしれません。 現時点でアクセスすると「not found」と表示されました。 3) Usefulness of Ivermectin in COVID-19 Illness papers.ssrn.com/sol3/papers.cf…
2020-06-04 21:01:47新型コロナをめぐる観察研究論文をランセットとNEJMが相次いで撤回。いずれも米国のデータ分析企業が関わっていた。久々に大型の研究不正疑惑です。この企業は一般メディアにも取り上げられたイベルメクチンの「効果」を強調した査読なし論文にも関与している模様 statnews.com/2020/06/04/lan…
2020-06-05 08:47:33コロナ関連論文をめぐる一連の研究不正疑惑は、ガーディアンの報道が大きかった。同紙によれば、疑惑の論文のデータ解析に関わった米企業の従業員にはSF作家やアダルトモデルらしき人物の名前もあったという。この記事はイベルメクチンの査読なし論文の疑義について theguardian.com/world/2020/jun…
2020-06-05 10:09:20久しぶりに研究不正疑惑の記事を書きました。残念です 最大の焦点は謎の米企業です。 ただ公営性と注目度の高いコロナ関連論文の掲載を急ぐ科学誌側の問題も無視できません。政治が絡んだ熾烈な競争が続く治療薬、ワクチン開発にも共通する教訓があるはずです。取材を続けます mainichi.jp/articles/20200…
2020-06-05 12:46:55