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「75億分の1のマイノリティ」とは

これはインターネットの片隅に転がっているような考え方に過ぎません。しかしながら、皆様のご意見をお伺いしたく、まとめを作成いたしました。ご興味がある方は読んでみてください。
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Wolfgang Amadeus @nemo_ex_machina

さて、このTwitterというツールだが、好ましい点もあり嫌悪感しか感じない点もある。 前者について。全角140字というのはちょうど区切りをつけるのにいい分量だ。というかそれしか特筆事項がない。 後者について。Facebookのように管理者を立てているグループというのがない。混沌と無秩序そのものだ。

2020-06-06 04:16:59
Wolfgang Amadeus @nemo_ex_machina

だが人が社会的な動物であることは、実社会でもウェブサーバー上でも変わらない。違いは何か? ルールの性質、倫理、処罰の有無、規範を指導する機関の有無などだ。 当然、インターネットは自由性の高い空間なので、上記は現実よりも緩和される。

2020-06-06 04:22:24
Wolfgang Amadeus @nemo_ex_machina

結果、140字しか打てない、言い換えれば意志の疎通で誤解が起こりやすいTwitterでは何が起こるか? 言いたい放題の悪意のぶつけ合いが時として起こる。そしてスレッドの形成のされ方から自由活発な意見の交換ということもされない。議論・討論というものに向いていないツールと言えよう。

2020-06-06 04:26:47
Wolfgang Amadeus @nemo_ex_machina

今全世界で起こっていることから、皆様もご存知のはずだ。ヘイトは新たなヘイトしか呼ばない。「誤解」がきっかけで始まった憎悪感だったとしてもだ。 そこで前述のTwitterの性質を逆に考え、一方通行の情報発信というのを考えてみる。 人が対話をして理解する生き物である以上、これは不毛に見える。

2020-06-06 04:32:41
Wolfgang Amadeus @nemo_ex_machina

だが本当に不毛なのだろうか? そうとは限らない。 先ほど私はヘイトという単語を使ったが、憎悪に晒されて最も不当に貶められるのは誰だ? それは「弱者」に他ならない。反論・弁明の機会も与えられず、一方的に言葉の暴力に晒されることもままある。 では一体「弱者」とはどんな人たちなのか?

2020-06-06 04:39:49
Wolfgang Amadeus @nemo_ex_machina

それは多数派に打ちのめされる少数派のことか? あるいは力を持った者に暴力的要因によって従わざるをえなくなった立場のことか? 否。先のアカウントで #75億分の1のマイノリティ というタグを使ったが、これに他ならない。この環境下では我々一人一人が言葉の暴力に晒されうるのだ。

2020-06-06 04:44:19
Wolfgang Amadeus @nemo_ex_machina

#75億分の1のマイノリティ とは、端的に言えば「そもそも人間は社会的な生き物でありながら独立した個人であるため、集団意識に自己同一性を求めて他の集団に憎悪を燃やすことなどバカバカしいじゃないか。集団にいたとしても君は君であれ」という考え方だ。

2020-06-06 04:51:20
Wolfgang Amadeus @nemo_ex_machina

自己同一性は自己の中にしか本来ないはずだ。例えば、ある社会の成功者に敬意や憧れの念を抱いたとする。それ自体は素晴らしいことだ。だからといってそこで何も努力せず、その人物の像に近づくための目標も立てず、その人物を崇めていただけではそれはなんら自己同一性とは言えないのではないか?

2020-06-06 04:55:05
Wolfgang Amadeus @nemo_ex_machina

これを集団まで押し広げていくと、「ある集団に所属しているからといってそれで虎の威を借る狐のような意識でいたら自己を見失う」ということにつながる。そのような人物は実態としてはその集団外にいる人間と力量の点ではなんら変わりがない。自分を誤解しているに過ぎない。

2020-06-06 04:59:42
Wolfgang Amadeus @nemo_ex_machina

ここで一方通行の発信の話に戻る。 ここまでの話をまとめた上で補足を足す。 一、人間は誰でも弱者たり得る 二、故に社会的な立場ではなく「自分自身であること」に自己同一性を求めねばならない 三、だが人と人とは必ずしも理解しあえず、時としてそこから憎悪すら生まれる

2020-06-06 05:08:00
Wolfgang Amadeus @nemo_ex_machina

この三箇条より、一方的な発信は許容されうるものではなかろうか。 なぜなら無理に他者とその意見を理解しようとしてもしがたいものであるから。逆も然りで、他者に無理に理解して欲しいなどと望むべきでもない。それぞれ別個の人格、思考パターン、経験を持っているので、必ずしも共感は生まれない。

2020-06-06 05:12:54
Wolfgang Amadeus @nemo_ex_machina

「対話」で「相互の理解」が生まれないなら、せめて「憎悪」をお互いに抱かないことが大切ではなかろうか。 この地球上で自己が唯一無二で特別な存在であると同時に、すべての他者ともまた自己と同じように特別な存在であり、尊重され、敬意を持って接されるべきであろうから。

2020-06-06 05:19:02
Wolfgang Amadeus @nemo_ex_machina

#75億分の1のマイノリティ はそういう願いが込められているタグだ。君は何であってもいい。どんな心を持っていたとしても、他者を尊重する意思がある限りはそれは否定されるべきではない。そこに社会的な立場の強弱は関係ない。 今日書いておくことはこのくらいだろう。お読みいただきありがとう。

2020-06-06 05:24:54
Wolfgang Amadeus @nemo_ex_machina

さて、少し昔話を。 ここに至った経緯のうち古いものを一つ思い出しておく。 才能があり、且つ心が繊細な人物というのは少し生きにくい世界であるという話を。これから話す人物についてはその名は明かせない。だが先の考えを私に起こさせたのは紛れもなくこの人物なのだ。

2020-06-06 05:50:55
Wolfgang Amadeus @nemo_ex_machina

かつてFacebook上に一つのグループがあった。活動内容はアメリカでの世相で起こったことへの皮肉をジョークにして言い合うというもの。皮肉とは言っても当初は政治色はなかった。 主催者は2000年代にあったインターネットミームの製作者であり、グループの主要メンバーの中にはZoë Quinnがいた。

2020-06-06 06:04:45
Wolfgang Amadeus @nemo_ex_machina

グループの会員数は常に出入りがあって100名ほど。主催者曰く「100人くらいが仲間内のやり取りとしては適切な数だ。それを越えると誰が何を言ったかわかりづらくなってしまう」 主催者がそのグループを作った目的は「インターネット上の弱者の居場所を作るため」だった。

2020-06-06 06:09:19
Wolfgang Amadeus @nemo_ex_machina

我々はアメリカで放送されているドラマや訴訟、果てはジープにまで笑いを求めた。楽しい時間ではあったが、ある時トラブルが起きた。 ロンドンでナチスの制服を着て歩いていた男が通行人から問答無用で殴られた、というニュースが話題になった時だ。

2020-06-06 06:14:09
Wolfgang Amadeus @nemo_ex_machina

まず誤解を生まないために弁明しておきたいが、私は全体主義には反対だ。1930年代から45年にかけてあった事柄は繰り返してならないが忘れてもならないことだとも考えている。 だがだからといっていきなり暴力を振るうようなことにも反対だ。拳で物事を解決するならそもそも言葉は要らない。

2020-06-06 06:17:42
Wolfgang Amadeus @nemo_ex_machina

グループは二派に分かれてしまった。 「これは問答無用で殴られても仕方がない」という意見と「暴力は間違っている」という意見に。 迷った結果私は後者の立場で意見を言った。我々にとって「歴史」であることであり、繰り返してはならないことだが暴力で対処するのは間違っていると思ったので。

2020-06-06 06:21:46
Wolfgang Amadeus @nemo_ex_machina

だがこれは「アメリカ合衆国に住む人間」にとっては全く「過去の歴史」ではなかった。「殴られても仕方がない」と主張していた人たちの意見を詳しく聞くと、実際にネオナチに大変に危険な目に遭わされた人たちもいたので。 私は非常にびっくりした。なんで自由の国アメリカにネオナチがいるのか、と。

2020-06-06 06:26:07
Wolfgang Amadeus @nemo_ex_machina

そこからいろいろな話が出た。 アメリカの社会というのは歪みを持っている。なにせい、所得格差が最大で1:6に及ぶ。経済だけではない。未だに南部の人たちの中には人種の差に強い偏見を残している人たちがいるなどという話も具体的な例が出て話された。

2020-06-06 06:30:09
Wolfgang Amadeus @nemo_ex_machina

世界で最も国力・軍事力が高く、様々な人種を内包し、人権を各国の中で最も擁護するスタンスの国ですらこうなのだ。 その後、グループは突如として消えた。メンバーの中にFBIの捜査を受けた者がいたため、という噂が流れてきたが、真相は全く定かではない。

2020-06-06 06:35:04
Wolfgang Amadeus @nemo_ex_machina

それからしばらくそのグループのことは忘れていた。 グループそのものより主催者が元気でやってるかの方が私にとっては遥かに大切だったので。この人とは過去に一度だけ直接に会っているが、とても良い人だった。未だに時々連絡は取っている。

2020-06-06 06:38:08
Wolfgang Amadeus @nemo_ex_machina

さて、昔はマスメディアが大きな力を持っていた。人に何かを知らせたり、考えを伝えたりする発信力は新聞やテレビ・ラジオの寡占状態だった。 21世紀の今、日本から地球の反対側のブラジルへ通信を送るとしてもさしたるラグもなく伝わるほど通信技術は発達し、個人が情報を発信できるようになった。

2020-06-06 06:43:58
Wolfgang Amadeus @nemo_ex_machina

だが、個人が情報を発信できるということは、その目的も責任も個人に委ねられるということに他ならない。 そして人間はともすれば自分の頭で考えることを面倒くさがる。他人の意見に乗ってしまうのだ。私にだってそういうことがある。 だが、自分の考えを持つということは安全装置なのだ。

2020-06-06 06:48:25
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コメント

nob_asahi @nob_asahi 2020年6月6日
あらゆる区分で多数派に所属する人って、確率的には75億分の1では済まない超マイノリティですよ。
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たかつき @taka4tsuki 2020年6月6日
ヘイトというよりはデマとかレッテル貼りに影響された風評被害が怖い。とはいえ風評が発生するということはその事柄への否定的な一派が発生したということなので集団に属す云々ということと本質的には変わらないかもしれない。
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