パパ・タラフマラ解散発表
野田秀樹に歌舞伎書かせるとか、勘三郎のやることをすべて評価できるわけではないけれど、こういうときに本当に芝居が好きなんだなということがわかると、とにかく何でもいいから出てくれと思ってしまう。
2011-06-24 10:46:48パパタラフマラの解散。残念だとか単純な言葉で言いようのない複雑な思いがある。現在の日本社会における表現活動が、誰の目にも等しく「わかる」という思考停止と感性停止状態の陥穽に落ち込み、そういうものに媚びた輩が跋扈し、脳や心や身体を深いところから揺さぶるものが、どんどん消されてゆく。
2011-06-24 12:35:43そういう無念さを前向きに転換し祈りに昇華させて、桜のように散りながらも、余韻と残影によって世の中の記憶として生き続けるのだという強い意志と簡単には挫けない底知れぬエネルギーによって、小池さんとパパタラフマラは、解散という名の大いなるパフォーミング・アーツを、これから仕掛けていく。
2011-06-24 12:40:46なんと。"@mitsuiaguri: え。 RT @kazesaeki: そういう無念さを前向きに転換し祈りに昇華させて、桜のように散りながらも、…世の中の記憶として生き続けるのだという強い意志と…エネルギーによって、小池さんとパパタラフマラは、解散という名の大いなるパフォーミン
2011-06-24 14:47:03今の時代、表現という名のもとに自分の庭をせっせと手入れするだけで、そこに神懸かりなものが何も降りてこない退屈なものが溢れている。神懸ったもの、という言い方自体が非現実だと排除されるが、神懸っていなくて時間潰しにしかならないパフォーマンスを、わざわざ見る必要がどこにある。
2011-06-24 12:47:20「わかる」とか「役に立つ」とか「意味がある」など近代主義のせせこましい価値の範疇でしか物事を見れない連中や、内容を細かく分析して批評するというお勉強の優等生に、あまり受け入れられなかったパパタラフマラ。神懸ったものに触れて、魂を揺さぶられ、力を得るという特別な場が一つ消える。
2011-06-24 12:58:57人生を変えてくれたのはパパタラフマラ。通勤電車で中野を通り「人を感動させる仕事をしている人がいるのに…」と。会社にけりを入れて、あの時飛び出してよかった。どうにか涙と笑顔があふれる仕事の片隅に今います。
2011-06-24 12:52:1230年間の活動の重みはきちんと受け止めなければ。ぽっと出の劇団が解散するのとは違う。これは私の勝手な感想だが、パパタラって正しく二流だったんだよな。一流ではなく、しかし決して三流ではない。私も含めて一流しかもてはやさない日本の演劇好きは罪が重い。
2011-06-24 13:15:56もっと罪が重いのは助成金の流れ。「一流」あるいはそのとき話題になっている集団・劇団に複数の助成金が流れ込み、一流半、二流の集団にはなかなか回らない。合衆国の助成金システムにも欠陥はあるだろうがそこだけはきちんとしていると信じている。でなければあれほど多くの二流劇団が残るわけない。
2011-06-24 13:24:31そして二軍があるから一軍が充実するように一流を育てるのであれば二流・二流半を大事にしなければならない。だが演劇好きも批評家もマスコミも時を得た一流のみもてはやすから焼畑農業になる。野田秀樹の才能が枯渇したのも仕事が集中したせい。他の集団にその分機会と助成金を与えるべきだった。
2011-06-24 13:31:02それに比べると落語好きはフェアだ。一部をのぞけば過去の名人だけにこだわることはない。文楽・圓生の名演に適わないからといって現役の噺家を応援することをやめるようなことはしない。もちろん、談志ソロだとあっという間に切符が売り切れるとか、一流好みがないわけじゃないんだけど。
2011-06-24 13:35:19役者に限られるけど歌舞伎も同じか。要するに、伝統芸能の観客のほうが余裕があるんだな。一流と二流の差を厳密に考えなくても伝統芸能は今後も生きのびると高を括っている。私も含め現代演劇の観客がすぐにランク付けしたがるのは、そうしていかないと現代演劇そのものが滅びるという焦りがあるから。
2011-06-24 13:39:32Heart Of Gold〜百年の孤独 パパタラフマラの舞台に参加できたことは自分にとって誇りである。あらゆる創作活動にその種は芽生え以前までの経験と可能性を飛躍させてくれた。
2011-06-24 14:21:552006年くらいから今年まで、7,8作品の音楽で関わっていたパパタラフマラが解散。解散記者会見は18時からUstで。 中川俊郎さんや葛西薫さんも。ustream.tv/channel/pappat…
2011-06-24 15:00:28@pappatara解散!!色々な想いが巡ります。 本当に本当にありがとうございました。人生39年のうち、20年を、パパタラフマラの強い影響とパワーをいただいてやってまいりました。
2011-06-24 15:18:29どうしてパパタラフマラが解散なの?あんなにエスタブリッシュメントに築いたカンパニーなのに。駄目だよ!解散だけはさせちゃいけない。どうしてなのかな?先ずは助成金制度が問題?東京において海外で通用できないカンパニーを何故助成?重要なこと今まで築いたなコミュニティを失ってはいけない。
2011-06-24 15:22:00パパ・タラフマラ解散か。これは驚いた。何本も観てはいないけど、日比野先生の「正しく二流」という評言に納得。そして、自分もまた、そうした二流の層の厚みの重要性というものを歯牙にもかけてこなかったものの一人。
2011-06-24 15:39:55まあ、もっといわゆる娯楽的というかポピュラーな表現であるならば、二流の重要性という問題も認知を得やすいのだろうけれど、パパタラが属していたであろうような、いわゆる「先鋭的」なスタイルの表現に対しては、どうしても一流志向となってしまう、というのはある。
2011-06-24 15:45:07