2020年6月9日

茂木健一郎(@kenichiromogi)さんの連続ツイート第2575回「将棋のタイトル戦に見る、気が散る現代における集中の大切さ」

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茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート2575回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。

2020-06-09 07:19:04
茂木健一郎 @kenichiromogi

将棋の持っている素晴らしいメッセージの一つは、「集中力」の深さと継続だろう。昨日、abameで藤井聡太七段と渡辺明三冠の対局を見ていて、改めて思った。といってもずっと見ていたわけではなくて、ポイントを見て、最後の局面は1時間くらい見ていた。

2020-06-09 07:21:01
茂木健一郎 @kenichiromogi

こちらはポイントで一部分を見ているだけだけれども、藤井七段と渡辺三冠はずっと集中して将棋をしている。棋聖戦は一日で終わるけれども、2日にわたるタイトル戦もあって、その場合はさらに長い集中が続く。これは、現代においてすばらしいメッセージだと思う。

2020-06-09 07:22:49
茂木健一郎 @kenichiromogi

およそ、あらゆる職業の中で、囲碁、将棋の棋士ほど長く深い集中を見せるものは現代においてないのではないか。現代人の時間は細切れになっている。仕事や勉強をしていても、メールがきたり、ネットを見たり、注意力の持続が短い。棋士たちのように十時間もそれ以上も、一つのことに集中するのは稀だ。

2020-06-09 07:24:03
茂木健一郎 @kenichiromogi

囲碁とか将棋の棋士であきれる(笑)のは、対局が終わったあとも、感想戦に熱中することで、結局、ずっとそのことばかり考えている。素人ならば、対局が終わったら、ああ、終わった、じゃあごはんでも食べようか、となるけれども、プロは、そこからが長い。粘り強く、あれこれとさらに検討する。

2020-06-09 07:25:34
茂木健一郎 @kenichiromogi

対局中にも集中が続き、終わったからと言ってそれでさよならではなくて、さらに集中を続ける。このような集中の粘り強さは将棋や囲碁の棋士の持っているすばらしい文化であり、必ずしもプロにならない子どもたちも、将棋や囲碁を学ぶことによって、他のことにも応用可能な粘り強い集中力をつけられる。

2020-06-09 07:26:49
茂木健一郎 @kenichiromogi

さすがにタイトル戦をずっと見ているのはつらいという人には、日曜のお昼にやっているNHKの囲碁の時間、将棋の時間のNHK杯を見ると良い。私は子どもの頃から見ているけれども、棋士たちのぶつかりあいを横から見ているだけで、大きなインスピレーションがあるはずだ。気が散る現代で、少しでも集中を。

2020-06-09 07:28:25
茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート2575回「将棋のタイトル戦に見る、気が散る現代における集中の大切さ」をテーマに6つのツイートをお届けしました。

2020-06-09 07:29:40
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