ブックカバーチャレンジ

4
shinshinohara @ShinShinohara

ブックカバーチャレンジ40 大野更紗「困ってるひと」 闘病記というのは総じて、読んでてつらい。自分もその苦痛を味わっている気がして、気が重くなる。そのため、ページをめくるのが億劫になり、読み進めることができなくなることも。ところがこれは抱腹絶倒。笑いが止まらない。 pic.twitter.com/pHBvw2sHsf

2020-07-22 20:52:53
拡大
shinshinohara @ShinShinohara

ブックカバーチャレンジ39 トルストイ「イワンのばか」 ロシアの文豪、トルストイといえば、「戦争と平和」や「アンナ・カレーニナ」などの大作があるが、いまひとつ印象に残っていない。しかしこの、童話ともいえる短い物語にはずいぶん考えさせられた。 pic.twitter.com/khjRngmUy6

2020-07-04 22:02:23
拡大
shinshinohara @ShinShinohara

ブックカバーチャレンジ38 勝海舟「氷川清話」 江戸が火の海になる。血の雨が降る。そんな予感が決定的な中、西郷隆盛と江戸城で対峙したのが勝海舟。坂本龍馬の師匠でもあり、幕府の人間としては身分が低かったのに、もはや幕府には勝以外に交渉できる人材はいなかった。 pic.twitter.com/2hs1zeNPDR

2020-07-04 19:43:35
拡大
shinshinohara @ShinShinohara

ブックカバーチャレンジ37 司馬遼太郎「竜馬がゆく」 身分が全ての江戸時代を生きながら、藩という組織を脱した徒手空拳の人間に何ができるか。坂本龍馬は、その中でも希有な働きをした人間として描かれる。いや、組織ができないことを、龍馬だからこそ補完できたのかもしれない。それはそれとして。 pic.twitter.com/B1n3Ci0Jqw

2020-07-04 17:57:51
拡大
shinshinohara @ShinShinohara

ブックカバーチャレンジ36 「孫子」 最近は子供向け孫子とかが出ているらしい。それらを読んではいないが「いいのかな?」と思う。孫子は戦争を是とはしていない。「兵は詭道なり」(戦争はいかに敵を欺くかの道であり、平時に行うべき道ではない)と述べているからだ。 pic.twitter.com/aei94eQdHO

2020-07-02 19:04:40
拡大
shinshinohara @ShinShinohara

ブックカバーチャレンジ35 ジャレド・ダイアモンド「文明崩壊」 人間、「すごい本」は一冊書ければ十分。しかしダイアモンド氏の思索は一冊ではとどまらない。「銃・病原菌・鉄」で文明の発展史を描いたあと、本書では文明が滅ぶ原因を考察する。 pic.twitter.com/fiVhFsKTgd

2020-06-27 18:21:51
拡大
shinshinohara @ShinShinohara

ブックカバーチャレンジ34 ジャレド・ダイアモンド「銃・病原菌・鉄」 大学生協にずっと平積みになっているのは気づいていた。しかし当時はまだ文庫化されておらず、貧乏学生だった私はスルーしていた。 ただ、もっと早くに読んでいたら良かった、と思う。 pic.twitter.com/FdLvSwIBUV

2020-06-27 16:52:57
拡大
shinshinohara @ShinShinohara

ブックカバーチャレンジ33 コレット・ダウリング「シンデレラコンプレックス」 「素敵な王子様と結婚して、末永く幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし」 結婚前の恋愛や苦労話はドラマチックに語られるけど、結婚後については思考停止。人生は結婚してからの方が長いのに、どうして? pic.twitter.com/vAWPzfcbOT

2020-06-26 06:22:39
拡大
shinshinohara @ShinShinohara

ブックカバーチャレンジ32 「大学」 中国には四書五経と呼ばれる古典がある。本書はその筆頭。さぞかし難しい内容かと思われがちだが、ものすごく薄っぺらい。しかもその内容はたった17文字でまとめられると言われる、シンプルなもの。 pic.twitter.com/drN500tUKr

2020-06-20 17:44:16
拡大
shinshinohara @ShinShinohara

ブックカバーチャレンジ31 「北村透谷選集」 大学受験対策で擬古文の練習にと読んだ本。文章が「~ざるを得ず」とかだから、現代文に慣れた現代人には読みづらいが、明治人に人気のあった作家だけあって、慣れると美文、端的に要点を伝える素晴らしい文章。 それはそれとして、大変印象に残る話が。 pic.twitter.com/VO510J9j3v

2020-06-20 11:00:24
拡大
shinshinohara @ShinShinohara

ブックカバーチャレンジ30 洪自誠「菜根譚」 中国明末の著作。中国では相次ぐ戦乱で失われたが、日本では読み継がれた本。 かめばかむほど滋養がある菜(料理)のようなお話、というタイトルのように、日常を生きる私たちの指針になるアドバイス集。 pic.twitter.com/EJmI7JZaTF

2020-06-19 07:07:06
拡大
shinshinohara @ShinShinohara

ブックカバーチャレンジ29 高橋和巳「邪宗門」 経験も読書量も少ないうちは読むべきではない、と父から言われた本。 読んでなるほど。人間の邪悪な面をこれでもかとえぐり出す。人間に、社会に絶望し、嫌気が差しかねない。これを読んでも「ではどうすればよいか」がないなら読むべきでない。 pic.twitter.com/fkJicrZ7Et

2020-06-14 18:01:12
拡大
shinshinohara @ShinShinohara

ブックカバーチャレンジ28 明橋大二「子育てハッピーアドバイス」 塾で子供を指導するようになって、様々な子育て本や教育書を読んだが、理屈っぽかったり、自慢げだったり、説教臭かったりと、どうも馴染めるものが見当たらなかった。明橋先生のこの本は、初めてしっくり来た本。 pic.twitter.com/QRkKjM4RZf

2020-06-14 07:49:21
拡大
shinshinohara @ShinShinohara

ブックカバーチャレンジ27 サガン「悲しみよこんにちは」 男兄弟の中で育ち、母もさっぱりした気性の人のため、女性という存在がよく分からず育った私。この本は私に衝撃を与えた。極端な事例だろうが、こんなにもすごい存在がありうるのが女性なのか、と。 pic.twitter.com/bdGrajkMtu

2020-06-14 06:59:19
拡大
shinshinohara @ShinShinohara

ブックカバーチャレンジ26 学研まんが伝記シリーズ 親がとある宗教団体の人たちとケンカ、クラスにたまたまその宗教団体の子どもがガキ大将でいて、私は完全シカトの対象に。まったく友達と遊んでもらえない時期がしばらくあった。 そんなとき、唯一の慰めが、本屋にあったこのシリーズ。 pic.twitter.com/GVFIhZO0bd

2020-06-13 14:52:50
拡大
shinshinohara @ShinShinohara

ブックカバーチャレンジ25 「世界の歴史」中公文庫、全16巻 教科書の無機質な事実の羅列と違い、物語のように歴史を通読できるよう工夫されている。歴史は、過去があるから次の展開が起きるのだということがよく分かる。 pic.twitter.com/7KL47DullR

2020-06-13 13:45:30
拡大
shinshinohara @ShinShinohara

ブックカバーチャレンジ24 オイゲン・ヘルゲル「日本の弓道」 ゆっくり矢で的を射るのに「狙うな」という。強い弓を引くのに「力を入れるな」という。なんとも矛盾した、西洋人の合理主義的精神からすれば非合理も甚だしいことを師匠から命じられ、戸惑う著者。

2020-06-12 18:24:13
shinshinohara @ShinShinohara

ブックカバーチャレンジ23 横山光輝「三国志」 マンガばっかり読んでいた私が、文字の本に戻ることになったきっかけとなった本。といっても、これもマンガだけど。 父が買ってきたのは、21巻までだったと思う。孔明が出てきて俄然面白くなり始めたところ。次の巻が待ち遠しかった。 pic.twitter.com/KC2JChHsfA

2020-06-09 07:16:43
拡大
shinshinohara @ShinShinohara

ブックカバーチャレンジ22 カレル・ヴァン・ウォルフレン「人間を幸福にしない日本というシステム」 90年半ばを境に、日本は変わった。官僚は天上人のように特別な存在で、官僚組織は下々の人間には何も手出しできない、カフカの「城」のような存在だった。 pic.twitter.com/dFmT8pim6q

2020-06-08 19:12:07
拡大
shinshinohara @ShinShinohara

ブックカバーチャレンジ21 デイビッド・ハルバースタム「ベスト&ブライテスト」 この本を読んでいなければ、果たしてプラトンやデカルトの呪縛から解き放たれていたかどうか。 ケネディ大統領は、当時の「最良で最も聡明な」スタッフを集め、政権運営に臨んだ。ところが。 pic.twitter.com/cBErvSzTpH

2020-06-08 18:19:04
拡大
shinshinohara @ShinShinohara

部分カバーチャレンジ20 山本周五郎「さぶ」 賢さを自認する人は、愚者を侮ることが多い。私は幼い頃から愚鈍とみなされ続けたので、自分が侮られているようで居心地が悪い。それを伝えると「篠原さんは違う」と否定されるが、私は指導者に恵まれたに過ぎない。また、愚鈍で何が悪い、とも思う。 pic.twitter.com/2WV5u0Ifqz

2020-06-06 21:35:15
拡大
shinshinohara @ShinShinohara

ブックカバーチャレンジ19 山本周五郎「青べか物語」 私が小説にもたくさんの付箋をつけてるのを見ると「小説にまで?!」と驚かれることが多い。私は、どんな本でも参考になると思ったら、付箋をつける習慣がある。山本周五郎作品には特にそれが多い。 pic.twitter.com/iVGyg6ZQvP

2020-06-06 15:56:36
拡大
shinshinohara @ShinShinohara

ブックカバーチャレンジ18 山本周五郎「柳橋物語」 浪人してた頃、NHKで中国残留日本人婦人の特集を観た。多くの女性は苦難の日々を思い出し、涙にくれた。 ところが一人だけ、底抜けに明るく、いつも笑っている女性がいた。人生を腹の底から楽しんでるような。 pic.twitter.com/bDV8mdN0N4

2020-06-06 15:16:42
拡大
shinshinohara @ShinShinohara

ブックカバーチャレンジ17 プラトン「国家」 世界史に大変な影響を与えた本。「国家って、デザインしていいんだ」というとんでもないアイデアを後生の人々に教えることになったからだ。 アテネのライバル都市、スパルタにはリュクールゴス伝説がある。リュクールゴスとは。 pic.twitter.com/eE91BETS8M

2020-06-02 07:26:55
拡大
shinshinohara @ShinShinohara

ブックカバーチャレンジ16 山本周五郎「日本婦道記」 山本周五郎は、困難に立ち向かう時、時々読み返す。 中でも「笄堀」は、どうすればよいのか動揺している時に読む。主人公は、自分が激しく動揺していることを認め、自分の弱さをさらけ出し、直視しようとする。 pic.twitter.com/Bo8fRi4YMY

2020-06-01 22:26:10
拡大