「進化的に安定な戦略」という観点が、ほとんどの「反差別主義者」に欠落している

どんな提案をしたところで、それが「進化的に安定な戦略」でなければいずれ自然淘汰されてしまう
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リンク Wikipedia 進化的に安定な戦略 進化的に安定な戦略(しんかてきにあんていなせんりゃく、英: evolutionarily stable strategy、ESS)は、進化生物学およびゲーム理論の重要な概念で、ジョン・メイナード=スミスとジョージ・プライスによって1973年に提唱された。 これは、生物の母集団のとる、「侵略されない戦略」の概念を基礎としている。仮に突然変異で対立遺伝子が発生し、別の戦略を取って他の生物に働きかけようとしても、母集団を侵略することはできず、逆に自然淘汰で排除されてしまうような戦略である。メイナード=スミスらは 38 users 16
よっしー @yosshi758

「進化的に安定な戦略」とは、生物学上は混合戦略(ある個体が時と場合によって戦略を使い分けること)を指すが、今回のこのまとめでは単純に、「ある個体がその戦略を採用した時、他の戦略を採用した個体よりも子孫を残しやすくなる戦略」と考えていただきたい。

2020-06-14 08:32:57
よっしー @yosshi758

「差別とは何か」が論じられるのが社会学や心理学という文系の分野であるせいか、理系である生物学の進化論を持ち込むことが忌避されることも多く、次のように「オッカムの剃刀」の一言で片づけられてしまっている場合すらある。

2020-06-14 08:33:05
よっしー @yosshi758

note.com/kyslog/n/n9e94… >なお、女性のこういった傾向を先天的にビルトインされたものだとする説は散見される[例]。私はこの説には批判的で、(中略)背後の説明は無理にやらずともオッカムの剃刀で切り捨ててよいという立場をとっている[参考]。

2020-06-14 08:33:11
よっしー @yosshi758

しかし実際には、「何が原因でそうなっているのか」を考えることはとても重要である。 なぜなら、もしも原因が人間社会のルールにあるのならルールを変えれば良いが、人間が生まれながらに持っている本能が原因であるなら、それを無理に変えようとするのは大変な困難と苦痛を伴うからだ。

2020-06-14 08:33:18
よっしー @yosshi758

例えば、問題行動を起こす恐れのある認知症患者に対して、少し前までは手足をベッドに縛りつけて拘束することは「正しい」もしくは「しかたない」とされてきたが、患者に大きな苦痛を与えるばかりか病状そのものを悪化させることが分かり、近ごろは可能な限り本人の希望に沿う治療が試みられている。

2020-06-14 08:33:23
よっしー @yosshi758

また、生きるためだけなら点滴や胃ろうによって必要な栄養素を体内に入れれば良いので、食べ物を噛んで飲み込むことが難しい患者にはそういう処置がされてきたのだが、人間は「食欲」という本能があり、「食べたい」という根源的欲求を持っている。それをただただ我慢することは苦痛でしかない。

2020-06-14 08:33:28
よっしー @yosshi758

そうした患者のQOL(生活の質)を上げるため、咀嚼力や嚥下力の低い人でも食べやすい食事が普及し始めている。 「食べる」という行為は、体に必要な栄養素さえ手に入れば不要なわけではなく、まさに生きる喜びそのものなのだ。

2020-06-14 08:33:33
よっしー @yosshi758

ベッドから起きることや食事を食べるという、本能に根差した欲求を「我慢せよ」と言われてただただ我慢することが苦痛なように、男性が若い女性を魅力的に思うことを「我慢せよ」と強要されるのは苦痛だし、女性が上昇婚を望むことを「我慢せよ」と下降婚を強要されるのも同様に苦痛である。

2020-06-14 08:33:39
よっしー @yosshi758

男性が若い女性を結婚相手に選ぶ傾向が強いのは、「若い女性の方が元気な子孫を産める確率が高い」という事実による「進化的に安定な戦略」だし、女性が上昇婚を望むのは「収入が多い男性の方が子供により多くの投資をできる」という事実による「進化的に安定な戦略」なのである。

2020-06-14 08:33:44
よっしー @yosshi758

私は基本的に平等主義者ではあるが、それと同時に幸福主義であり、「行き過ぎた平等は幸福どころかむしろ苦痛をもたらす」という理由から、「真の男女平等」には反対の立場だ。

2020-06-14 08:33:49
よっしー @yosshi758

「反差別」を声高に唱える人たちは、そういった「なるべく多くの人が幸せになれるように」ということはあまり考えていないことが多い。 もし自分の提案が実現すると誰かが苦痛を感じたり不幸に陥ったりするとしても、「自業自得だ」とか「今まで得してた裏返し」などと切り捨ててしまう傾向にある。

2020-06-14 08:33:54
よっしー @yosshi758

そういう自利的な提案をしているだけでは、世間一般の賛同を得られずに実現可能性も低いばかりか、持続可能性も無いため、無意味である。

2020-06-14 08:34:02
よっしー @yosshi758

例えば、「男女平等の実現のため、企業は女性を積極的に採用すべき」と主張しているフェミニストは多い。 だがもしも企業が女性を積極的に採用することで利益率が上がるなら、要求なんかされなくとも勝手にそうするはずである。

2020-06-14 08:34:09
よっしー @yosshi758

企業が女性の採用に消極的なのは、女性を積極的に採用すると(産休や育休などにより)利益率が下がるからだ。 もし女性を積極的に採用する企業が現れたとしても、その企業が他社との競争に負けて潰れてしまったら何の意味も無い。

2020-06-14 08:34:15
よっしー @yosshi758

その問題に対し、フェミニストは「全ての企業に同時に女性の積極採用を義務づければいい」と言うが、そうすると今度は他国の企業に負けてしまう。 かといって「世界政府」のような強力な統治の実現は無理だろう。 結局、「女性の積極採用」は(今のところは)「進化的に安定な戦略」ではないのである。

2020-06-14 08:34:35
よっしー @yosshi758

(社会学者が進化論に疎いせいか)ほとんど誰も指摘しないのだが、差別の根本的な原因は実はこれなのだ。 「差別行動は人間社会に特有のもの」という思い込みも実は間違いで、多くの生物が本能的に差別をする。

2020-06-14 08:34:41
よっしー @yosshi758

例えば、近ごろ「上昇婚」という言葉が盛んに叫ばれるようになったが、メスが選択的に「下降婚」をする生物はいない。 どの動物のメスも、通常は強くて魅力的なオスとの子孫を残すことを望む。 上昇婚が人間社会のみならず自然界でも広く一般に「進化的に安定な戦略」だからこそである。

2020-06-14 08:34:47
よっしー @yosshi758

鳥のオスが一生懸命に求愛ダンスを踊るのも、元気なオスの方が広くてエサの多い安全な縄張りを持っている確率が高いためだ。 それだけ良い縄張りを持っているということは、すなわち縄張り争いで勝てるだけの強いオスである確率も同時に高くなる。

2020-06-14 08:34:54
よっしー @yosshi758

それと同様に人間の男性も、筋骨隆々で健康的な人がモテる傾向が強い。反対に「病弱な男性が好み」というのはほぼ聞いたことさえないだろう。 こういうことを言うと「我々は動物ではない!動物と一緒にするな!」などと拒絶反応を示す人もいるが、悲しいかな、所詮は人間も動物なのである。

2020-06-14 08:34:59
よっしー @yosshi758

人間が多くの動物が同様に性役割(性別によって役割が違うこと)を持っているのもまたそれと同じ理由である。 人間で言えば男性は家の外に出て獲物(=収入)を得ることに特化し、女性は子供を産み育てることに特化した方が種としての生存確率は上がるわけだ。

2020-06-14 08:35:05
よっしー @yosshi758

また、人間社会には「男性は女性を守らなくてはいけない」という規範とも言うべき風潮があるが、これも「進化的に安定な戦略」の一つだ。 人間の女性は妊娠期間が1年弱と長い上に、ほぼ1人ずつしか子供を産むことができない。つまり、もし資源が十分でも人口が大きく減れば急には人口を回復できない。

2020-06-14 08:35:10
よっしー @yosshi758

一方、男性は1人が数百人の女性を妊娠させることも可能である。よって、食料等の資源を確保できる程度に男性がいるなら、女性たちは危険な狩りなどに出かけずなるべく安全に過ごすことが「進化的に安定な戦略」となる。

2020-06-14 08:35:16
よっしー @yosshi758

もしも人間の女性が男性と同じように危険を冒して外に出るという戦略をとっていたら、我々ホモ・サピエンスはトバ事変を乗り越えらえれなかっただろう。

2020-06-14 08:35:22
リンク Wikipedia トバ・カタストロフ理論 トバ・カタストロフ理論(トバ・カタストロフりろん、Toba catastrophe theory)とは、今から7万年前から7万5千年前に、インドネシア、スマトラ島にあるトバ火山が大噴火を起こして気候の寒冷化を引き起こし、その後の人類の進化に大きな影響を与えたという学説である。地質学・古人類学の分野では、火山の噴火とその後の気候変動を指してトバ事変(Toba event)と呼ぶ。 人類の進化における、ボトルネック効果の例を示す学説として言及されることが多い。この学説は1998年にイリノイ大学のStanley 16
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コメント

くま @Do4z9IPfoZEDnxQ 2020年6月15日
進化心理学が人間に根本的な本能を 問いかけているが人間側が 進化心理にどう向き合うのか 問われている時代だ
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