『「いじめ」当事者に握手させて解決したことにする』の気持ち悪さは「フェアネス:公正性」の問題?、「集団づくり」という謎の指導方法にその根っこを探る
- mamiananeko
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全く別のネタで議論されていた「フェアネス:公正性」に関するツイートから「あ、これ学校のヤバイ仲直り握手じゃん」と思いついたところから、その根っこの掘り起こしをしつつ連ツイしてみた。
フェアネス感覚がない人は「私はあなたを殴りたいと思っているし、あなたは私に殴られたくないと思っている。どちらも相手に対しての期待がかなわないのは同じ。だから、せめて互いに妥協しあって、私も軽く殴るから、あなたも軽くは殴らせなさい」という主張をフェアだと思えるw
2020-06-19 11:04:25仲直りの握手をさせて、かえって居づらくなった…というのが、NHKで報道されていた。
握手させていじめを解決したことにする構図はまさにこれ。 「私(教師)はあなたがA君の謝罪を心からを受け入れるべきだと思ってるしあなたは絶対受け入れたくないと思ってる、どちらも期待がかなわないのだから、型だけでもいいからA君に謝罪を表明させ、君は受け入れたことにしておきなさい」 twitter.com/mentane/status…
2020-06-21 02:53:54同じパターンを時折耳にするということを考えると、やっぱり何らかの出所があるような気がするんだよね。 めんたねさんの言う「アウトソーシング」だわね。 twitter.com/mentane/status…
2020-06-21 03:01:16だいたい党派性に基づいてステレオタイプな敵、味方意識で活動している人たちはフェアネス感覚がないです。自前のフェアネスがないから、党派内のステレオタイプにフェアネスをアウトソーシングしている。そういう人と話してもあまり実りのある対話にならない。
2020-06-19 13:45:591960~70年台頃というのは「文部省が推奨する教育」vs「教組が推奨する集団主義的教育」という構図があったんだよね。 制度づくりという面では文科省が優位に立っていたが、現場の方法論としては教組方式が優勢になっていった時代。
2020-06-21 02:17:14「もともとフェアネス感覚がない」という仮定に立てば「いじめをないことにしようとする」「家庭や社会のせいにする」というのも一貫してはいる。
2020-06-21 03:13:01労組の派手な闘争が下火になった頃から、教組の組織率は徐々に下がったが、指導方法自体は現在に至るまで生き延びてきているように思うんだよな。
2020-06-21 02:28:091975年に23歳で教員になった人が60才で定年退職するのは…2012年。 意外に最近だ。 そして、1975年くらいに学級運営で主流だったのは教組方式だよね。
2020-06-21 02:35:48指導の技術が全くアップデートされないということはないだろうが、「集団作りが重要」という基本方針をアップデートしない人もそれなりにいると考えた方が妥当だろう。
2020-06-21 02:38:19全生研の学級集団づくり入門第二版を読み返してみる
「フェアネス感覚の有無」すなわち「公正性」という観点から、「全生研式の学級集団作り」関連の書籍をバラバラと読み直してみた。 見事に「公正性」という観点が欠落している。 「実践」と称する部分に出てくる「教師の態度」もアンフェアそのものである。
2020-06-21 14:29:13どうやら 「集団のちから」を引き出す過程において「公正感覚に依拠した調和」というのは「(社会主義的な)民主的人格の発達に寄与しない」ので「唾棄されるべきもの」…といった様相である。 やれやれ…
2020-06-21 14:39:27小学生くらいに「全生研方式の学級づくり指導」をまともに食らったら、必然的にフェアネス感覚は育ちにくくなって当然だな、こりゃ。 家庭や地域がフェアネス感覚のある場であるケースでも阻害要因となるし、毒親育ちでこんなの食らったら、フェアネス感覚の獲得はさらに困難となる。 ううーみゅ
2020-06-21 15:03:11あの時代にずっと組合に背を向けて教職の途を歩いてきた教員諸氏はマジすごいと思う。 何名かそういう方を知ってはいるが、指導への気合が違うんだよな
2020-06-21 15:08:31…と、ちょっと脇道にそれてしまったのでもとに戻そう。 学級集団づくり入門第二版では 「問題のない学級:一見おとなしく、教師に対しても協調的な学級」 というのは 「自らの危機を認識する力量に欠けているorその力量を発揮する機会を見いだせていない」 とされる。
2020-06-21 15:20:58つまり、教師はその掘り起しをせにゃいかん…ってなことになってるわけだ。 私などは大きなお世話であると思ってしまうのだが、 ない問題を掘り起こすのが教育的指導であれば、 いじめが発生してもそりゃできる限り放置するわなあ…というところでこれまたなかなかの一貫性(ほめてない)。
2020-06-21 15:26:43さて、ここで「全生研方式」での教員の達成感に目を向けてみる。 「問題が起こりやすい班編成」→ちゃんと指導している 「問題が起こる」→指導の目標達成 「糾弾合戦起きた」→集団の力を教えることができた 「決議に従うクラスになった」→自治的集団を作れた 達成感を獲得しやすいシステムだ。
2020-06-21 15:46:46つまるところ、フェアであることさえ捨ててしまえれば、 「(社会主義的)民主教育」という大義名分までついた「楽して達成感得られるシステム」 なんだわね。 1971年にはそのマニュアルも整備されたってなところ。 米ソ冷戦の時代の新卒教員にこれにハマった人が多数出ても不思議ない。
2020-06-21 16:16:53ちと具体的にする 意味のない班競争をさせ、ビリ班を糾弾したり、(教師の後だしの)態度等への評価によって、班や個人の扱いに有利不利を生じさせることが、「集団の力を育み、人権を尊重する人格をつくる」正しい指導であるとされてきたわけだ。
2020-06-21 14:48:30達成感を獲得しやすいシステムの上に、「係活動」と称して、管理業務を児童生徒に、責任ごと丸投げしやすいシステムでもある。 「体育館に集まらせる役を〇班にやってもらう」 「忘れ物防止の対策を班長会でかんがえさせて分担させる」 とかね。
2020-06-21 16:08:53達成感を獲得しやすいシステムの上に、「係活動」と称して、管理業務を児童生徒に、責任ごと丸投げしやすいシステムでもある。 「体育館に集まらせる役を〇班にやってもらう」 「忘れ物防止の対策を班長会でかんがえさせて分担させる」 とかね。
2020-06-21 16:08:53昭和28年~昭和57年の間、小学校の教員は昭和34年~38年一時に減少に転じた以外は増加し続けた。延べ採用数は不明だが、約18万人ほど増えている。 出典は下記のp6 mext.go.jp/b_menu/shingi/…
2020-06-21 16:53:20