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UFOの日、なので、セカイ系について語る。

おっくれってるぅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ 6月24日は、UFOの日、なので、セカイ系について語ってみました。なんで当時セカイ系が流行ったのか。今はやらないのか、あと、なろう系との違いについて。
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葦乃 @voidpriestcom

今日は、UFOの日、イリヤの日なので、セカイ系の話をする。 昔、セカイ系って物語群があったけれども、セカイ系の文学って、歴史的に見ても異様なものだったと思う。最近のラノベにもあんまりみられない。 #イリヤの空UFOの夏 #セカイ系 #UFOの日

2020-06-24 05:17:24
葦乃 @voidpriestcom

今、所謂なろう系っていわれている「オレつえー」だったり、「チートハーレム」だったり「ざまぁ」系って作品群。よく、『最近の若者は…』みたいな揶揄の対象になっているけれども、実は太古の英雄譚にもみられるような【よくある物語構成】と【よくあるテーマ】のお話だったり。

2020-06-24 05:17:25
葦乃 @voidpriestcom

(なぜ、そのよくある物語が『最近の若者は…』のになるかというと、近代文学と近代的自我の話になるので、ちょっと置いておいて)

2020-06-24 05:17:25
葦乃 @voidpriestcom

それと比べて、95~2005年位の間に流行った、『セカイ系』と称される物語は、それ以前の物語の歴史にはあまり存在しなかった物語類型だった。ちなみに95~2005っていうと、エヴァンゲリオンに始まり涼宮ハルヒの憂鬱の時代。

2020-06-24 05:17:26
葦乃 @voidpriestcom

セカイ系の主な作品として上げられるのは、エヴァンゲリオン、涼宮ハルヒの憂鬱、ブギーポップは笑わない、灰羽連盟、新海誠作品のすべて、村上春樹作品など。

2020-06-24 05:17:26
葦乃 @voidpriestcom

セカイ系の定義はwikipediaには ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB… こんなふうに書いてあるけれども、個人的には『閉じた世界の二者関係』の物語だと定義している。たぶんそんなにずれていないと思う。

2020-06-24 05:17:27
葦乃 @voidpriestcom

閉じた世界っていうのは、物理的にではなく、(時には象徴的に物語のなかに“壁”が出てきて物理的に閉じたりしているけれども)精神的なもの、これ以上どこかに行ける気がしない、発展が見込めずどん詰まってる、そういう世界。世界は見渡せるところまでしかない。そういう世界。

2020-06-24 05:17:27
葦乃 @voidpriestcom

そういう世界で、他人と向き合って、自分の『認識している世界の形』の認識、または再構築する、ということが、テーマになる作品群、がセカイ系だって思っている。

2020-06-24 05:17:28
葦乃 @voidpriestcom

その場合の他人との向き合い方が、集団vs自分、ではなく、自分とよく似た誰かvs自分、であり、そこが、当時『セカイ系は幼稚、未成熟』とされた所以でもある。

2020-06-24 05:17:28
葦乃 @voidpriestcom

で、もう一度言うけれども、そういうのがテーマの物語群って歴史的にあまりない。あまり”古くない”。ホルヘ・ルイス・ボルヘスあたりを含むことはできるけれども、潮流およびたくさんのフォロワーを生み出して、『系』となしたのは1995~2005の日本だけだと思う。

2020-06-24 05:17:29
葦乃 @voidpriestcom

そして、それ以後、その流れはなくなってしまった。じゃあ、その95~2005の間に何があったのかっていうと、日本の衰退の始まり、だったのだと思う。今からして思えば。

2020-06-24 05:17:29
葦乃 @voidpriestcom

90年代にバブルが崩壊し、それ以前の高度経済成長のような時代が終わりを迎え、それが、実感として肌にしみるまでのタイムラグの中で生まれたものだったのだと思う。

2020-06-24 05:17:30
葦乃 @voidpriestcom

45~90年代までは、成長の神話があった。頑張ればどこまでも行ける、気合でなんとかなる、勝てる!そういうの。スーパーロボット物のアニメがあり、社会はイケイケ、山は削られ川は死にビルは立ち並びで、努力が必ず報われる社会。自分の働きかけで世界が変わる、そう認識できる時代だった。

2020-06-24 05:17:30
葦乃 @voidpriestcom

それが、バブルの崩壊で、『世界の硬さ』が以上に硬くなった。上の世代の認識は、「世界は自分の努力でどうにでも変わる」と思っているのに、自分たちの目の前にある「世界」は固くてどうにもならない。そのギャップがセカイ系を生んだのだと思う。

2020-06-24 05:17:31
葦乃 @voidpriestcom

そして、2005年以後、セカイ系は、ムーブメントから消える。それはたぶん、1995年からの失われた10年が20年になり、30年になって、「世界は固くって人間を押しつぶすのが当たり前」になったからだと思う。

2020-06-24 05:17:31
葦乃 @voidpriestcom

そういう世界では、「セカイと自分」との葛藤は起こらない。世界が硬くて人間を押しつぶすのは当たりまえだから。全部不景気が悪いんや。

2020-06-24 05:17:32
葦乃 @voidpriestcom

そんなこんなで、セカイ系は発生し、衰退した、と思ってるんだけれども、実際のところはどうなんだろうね。 #イリヤの空UFOの夏 #セカイ系 #UFOの日

2020-06-24 05:17:32

コメント

しましま @jkgkikllh 2020年6月24日
世紀末特有の終末思想からくるものだから、次は100年後。
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バジル @dNPQyjwy2HfUdMX 2020年6月24日
90年代語るなら地下鉄サリン等のオウム系の一連事件は避けては語れないと思う あと神戸の震災、それらは平和な日常の足元が意外と不安定な事に気づき始めた事件だった
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kisara @kisara50 2020年6月24日
サルトルの影響じゃないの。人間は自由であり世界を滅ぼすも救うも自分で決めなければならない。これは機会でなく選択の問題なので実際にラノベ的なロジックで滅ぼし救う機会が無くても変わらない。この思想をラノベ化すると超能力や宇宙人が実際に世界を滅んだり救ったりする機会が訪れた、さぁ君はどう選択する?という話になる。これがセカイ系の正体。
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kisara @kisara50 2020年6月24日
毛沢東の影響。毛沢東主義では大公無私(個人より公共を優先する)で本来は政治を語る大説へのアンチな小説さえ公共=共産国家=世界革命の対象である人類セカイ全体を論じなければならない。ラノベが毛沢東主義に従うと当然セカイを論じなければならないがラノベなので超能力や宇宙人がセカイを滅ぼしたり救ったりする話になる。これがセカイ系の正体その2。右翼なら公共=国家でセカイ系でない従来の政治や軍事小説なんかがこれだね。
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kisara @kisara50 2020年6月24日
セカイ系って別に日本のあの時代特有じゃなくてサルトルの実存主義と毛沢東主義が流行ったころに超人ロックが出ててこれがモロにラノベ的な力で個人がセカイの命運を左右する話。80年代のアシモフのファウンデーション・シリーズの続編(未来史の統合でもあるが)でも人類全体を左右する選択する個人は居たしね。アシモフだと永遠の終わりもそうか。キリスト教だと人であり神であるキリストの自己犠牲による救済そのものであり教義の中心とさえ言えるかも。
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