なぜ、小中学校で臨機応変な「個別対応」とか「障害への配慮」とかが進まないのか?ということを、学校に蔓延る「集団主義的要素」と「責任不明の構造」から読み解く

不登校、いじめ…その他ヤバい問題満載の学校の硬直性はいったいどこから発生してきているのだろう? 多数派と少数派の対立にならない議論をするために、その構造をみていきたい。
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狸穴猫/松村りか @mamiananeko

発達がらみの自助会やってると、学校の問題は避けて通れない。   いじめ、それに伴う不登校の話はゴロゴロというくらい転がってるし、学校で培ってしまった「対人恐怖」「対人不信」が抜けずに、苦労する人も多い。   かなりの年数を経てもなお、影響が残っていることもザラ。

2020-06-23 20:19:09
狸穴猫/松村りか @mamiananeko

発達障害児の親御さんの話をきくこともあるが、学校側の抵抗で、イヤマフやIpad等の支援ツールを使えないとかいう話もくさるほどある。 もちろん、まっとうに対応してくれるケースもあるんだが、そこいらでトラブるケースが山のよう。

2020-06-23 20:25:00
狸穴猫/松村りか @mamiananeko

障害への理解がどうとかという以前に、一部の教師の認識の問題があるような気がずっとしていた。

2020-06-23 20:40:31
狸穴猫/松村りか @mamiananeko

どうもね~、何においても個別対応にとーっても抵抗がある学校教員がいるっぽいんだよね。 表向き「みんな一緒」を推すわけではないんだが、他の児童から出てくる「ずるい」を肯定しちゃうというか…。

2020-06-23 21:43:17
狸穴猫/松村りか @mamiananeko

一部通級とか、学校に行きづらくなって別室登校とか、割と最近はよくきく話であり、その選択肢ができたことは良いことだと思うんだが、教員側が他児童の「ずるい」を肯定してしまうというケースもあるようだ。 twitter.com/adhdsavethepla…

2020-06-23 21:50:05
てんねんDr. @adhdsavetheplan

教室に居られず別室に通う児が数人 他児から「あの子達ずるい、羨ましい」 という声があり、これから少し厳しめの対応になるとのこと そこに通っている児曰く 「ふつうに教室に通えているその子達のほうが羨ましいのに...」 この子のような気持ちを分かってあげられる教師が増えますように

2020-06-21 08:19:58
狸穴猫/松村りか @mamiananeko

前ツイの事例でいえば、児童の発した「ずるい」を利用しているだけだろう。 とにもかくにも個別対応は好ましくないという信念があるように思うんだな。 「羨ましい」まで出るとなりゃ、別室登校でない児童が「集団の一員であること」を押しつけられてるかも。 とまあ、そんな気すらしてくる。

2020-06-23 21:56:41
狸穴猫/松村りか @mamiananeko

「別室登校児童によりそってあげたい」 「ずるいを言い出す児童にもよりそってあげたい」 どっちの意見も気持ちはよくわかるんだが、それだと「教員頼み」の二項対立化する。   なのでやっぱり「個別化を嫌う教員」に焦点をあてなきゃいけない気がするんだな。

2020-06-23 22:13:12
狸穴猫/松村りか @mamiananeko

んでも「友情」とか「絆」とかいうものをベースに考えても「個別化を嫌う」にはたどり着かない。 個別化を嫌う思想ってなんかあったっけな~?   と脳内サーチしたら…あるじゃん!   最近自分で持ち出してた「反省会ネタ」でおなじみの「集団主義教育」がそれだ。

2020-06-23 22:42:29
狸穴猫/松村りか @mamiananeko

全生研方式の集団主義教育は、 「集団のちから」を重視するが 「友情やヒューマンリレーションズ」 を否定する。 「集団のちから」が上がるとその集団の成員に「能力や人格」の全面的発達がもたらされるとする。 マジかよ!の屁理屈ではあるが、 とりあえずそこを前提に考えてみる。

2020-06-23 22:52:28
狸穴猫/松村りか @mamiananeko

この、マジかよ理論に乗っかると 教育の個別化、すなわち『「個々人の能力に」応じての教育』というのは、『「集団のちから」をベースにした「集団的な発達」』の阻害要因ということになってしまう。 そうなると「個別対応」なんてあってはいけないのだ…ということになる。 (やめてくれ!)

2020-06-23 23:07:28
狸穴猫/松村りか @mamiananeko

マジかよ理論ファン、すなわち集団主義教育を推す教組系の皆さんが外向けにやってきたのは学テ反対闘争 勤務評定闘争 高校全入運動 地域集中方式(高校入試) ゆとり教育推進(教科内容削減)   ですねえ…「差はつけたくない」というところで見事に一貫性がある。

2020-06-23 23:18:02
狸穴猫/松村りか @mamiananeko

教室にやってきたときの児童生徒に見られる「能力の差にみえるもの」は、表面的なものでしかなく、それを「集団の力」を引き出すことによって全面的発達につなげるのが教師の役割というスタンスなんですね。   これが「受験戦争に血道を上げる親への批判」の根拠でもある模様。

2020-06-23 23:36:46
狸穴猫/松村りか @mamiananeko

もとに戻りますと 「能力の差異」というものを無視する思想ではある模様。 それを認めることは「帝国主義的」ということのようです。 この前提にたてば… 「学校は保護者や地域から子供を守るもの」 という発想も「筋道だけは」理解できます(ほめてない)。 twitter.com/daihiko/status…

2020-06-23 23:53:22
中西大輔 @daihiko

学校というのは家庭から子どもたちを解放するところであったはずなのにオンライン授業で家庭の影響力が強くなるとこういったことが起こる。キャンパスがあって校門によって子どもたちが地域や家庭から守られているということが大事。地域や家庭が子どもたちを守るのではない。学校が守るのだ。

2020-05-31 17:50:37
狸穴猫/松村りか @mamiananeko

集団主義的な指導は、対面教育が基本です。「集団づくり」はやりにくいですから。   初等教育学校の「オンライン対応」への遅れというものも、もしかしたらそのあたりが関係するかもしれません。

2020-06-24 00:01:10
狸穴猫/松村りか @mamiananeko

さて、個別対応や別室登校などへの対応でみられる「個別化への抵抗現象」が、広くみられることから、ある程度こういった思想は、少なくとも学校現場にあると考えた方が妥当でしょう。 しかし、集団主義教育の主流であった全生研自体はいまはかなり縮小していますし、教職員の組合活動も下火です。

2020-06-24 00:03:40
狸穴猫/松村りか @mamiananeko

初期に全生研方式を現場で採用した方の多くは、すでに退職している方も多く…というご時世。   さて、今の現場が惰性で前任者の方法を踏襲しているだけで、そこまで同じ指向性が継続するものでしょうか? ちょっと疑問に思います。

2020-06-24 00:13:59
狸穴猫/松村りか @mamiananeko

となると、教員養成系の大学で、どういった教育がなされているのか? といったところに注目してみみたくなります。 「学級経営」「生活指導」はいったいどういったジャンルとして履修されているか? 「特別活動(論)」という名称であることが多いようです。

2020-06-24 00:45:57
狸穴猫/松村りか @mamiananeko

大学のものに絞るために「ac.jp」をいれてググります。 「特別活動 ac.jp」 「特別活動 班 ac.jp」 論文やら科目紹介やらシラバスやらがどどっと出てきます。   集団主義的な「学級集団づくり」がベースであるものも混じっているもよう。

2020-06-24 00:59:36
狸穴猫/松村りか @mamiananeko

ですが、グーグル利用では、ここから先は、少しスクリプトを書かないと分析できなさそうです。 専門家の皆様よろしく!とお願いしたいところです。

2020-06-24 01:01:33
狸穴猫/松村りか @mamiananeko

オマケですが、ツイッターで「特別活動論」を検索すると、学生さんの授業レポートのようなものがガサゴソ出てきました。 生活綴方や大西実践、自治集団等、全生研系のものも教授されている のが見て取れます。    関西某女子大の教職課程の模様です。 興味のある方は検索してみてくださいませ。

2020-06-24 01:11:29

さて、教員養成系の大学の問題が浮かび上がってきたところで、責任回避システムについて、なん(nankuru28)ちゃんが語ってくれていた。

学校の無責任システムというのも相当な問題である。

なん・抜け首・佐川 @nankuru28

「あの時のあれは、間違ってたと、ずーっと後になってからでも、分かったら、個人に対して謝る」 それは、とっても難しくて勇気が必要なことだし。 パフォーマンスでもあるのだろうけれど。 「学校としてそれをやる」のは、日本ではあんまり見ないかも。 twitter.com/afpbbcom/statu…

2020-06-24 01:13:36
AFPBB News @afpbbcom

英国の名門イートン校の校長は23日、1960年代に同校で人種差別を受けた黒人の卒業生を招き、直接謝罪すると発表した。 … afpbb.com/articles/-/328…

2020-06-24 01:02:01
なん・抜け首・佐川 @nankuru28

この謝罪は多分 「1972年に出版した回顧録でこの経験を詳述したオンエアマ氏の元には、イートン校から母校の訪問禁止を言い渡す公式書簡が届いていた。」 に対して、なんだろうな、とは思うのだけど。 他の差別に対しての謝罪とはまた別、なのだろうけれど。

2020-06-24 01:15:42
なん・抜け首・佐川 @nankuru28

そうね、たとえばさ。 「給食を完食させようと躍起になって罰を与えていた、あれは間違いであった。あの時の子供達、ごめんなさい。」 と、どっかの学校が謝罪する、とか、想像できないからな。 それをやったのは、先代で今の私たちではないから、と。

2020-06-24 01:20:57