WAC・深田萌絵事件サマリー(1) - ファーウェイ工作疑惑事件・シャープ買収騒動

Youtuberの深田萌絵氏がWiLLや自著などで「巻き込まれた」と語っている事件について情報を整理しました。
2
はじめに

元株アイドルでYouTuberの深田萌絵氏がWiLLや自著などで「巻き込まれた」と語っている事件について、出版元のWAC自体がその全体像を把握していないのではないかと思われる節があるので、少し情報の整理を試みる。次のように分けて順次公開する予定。(公開日程は未定)

  1. ファーウェイ工作疑惑事件・シャープ買収騒動
  2. JSF事件および関連事件・IRS事件・パナソニック軍事レーダー技術流出疑惑騒動
  3. 新型コロナウイルス騒動

深田事件の核心と見られる「JSF事件」および「背乗りスパイ疑惑事件」についてはすでにまとめを作成してある。事件はまだこの先も続くのかもしれないが、むやみに新しい展開を追いかけるとこれらの核心から遠ざかってしまうようにも思うので、事件サマリーは3つのまとめで完結とする。

この事件ではすでに深田氏から殺人の疑いまでかけられている人物も出ているので、WACには「事実関係に誤りはなかったか」、「視聴読者に誤解を与えるような表現はなかったか」など、該当出版物について改めて一度調査を行うことを提案する。

まとめ JSF事件の虚像と実像 - 深田萌絵氏の発言に対する疑念 深田萌絵氏がブログやSNSなどで語っているJSF事件のうち、台湾で発生したとされるいくつかの事象について、これまでに挙がっている疑念を整理しました。 6232 pv 65 2 users 1
まとめ 深田萌絵氏の藤井一良氏に対する背乗りスパイ疑惑事件にWiLLはどう関わったか 深田萌絵氏の藤井一良氏に対する背乗りスパイ疑惑事件にWiLLはどう関わったのか、2019年6月11日のWiLL増刊号の動画公開後のツイートを中心にまとめました。 7751 pv 415 2 users

主要人物・組織

深田萌絵(本名:浅田麻衣子)
「深田萌絵チャンネル」を運営するYoutuber
Revatron株式会社代表取締役社長
WACが出版する『月刊WiLL』で執筆、同社運営の『WiLL増刊号』、『萌えちゃんねる』に出演
 
后健慈/Jason Ho
Revatron CTO(技術長)台湾系米国人
※ 当初深田氏はブログ等で「マイケル・コー」、「王源慈」と呼んでいた。
Revatron: Jason Ho 代表プロフィール
 
徐秀瑩
后健慈氏と共にMai Logic Inc、亞圖科技などを経営。
Company Directory: MAI LOGIC INC.
永旺未上市: 亞圖科技股份有限公司

WAC株式会社
『月刊WiLL』などを発行する日本の出版社
深田氏の著書『日本のIT産業が中国に盗まれている』、『「5G革命」の真実』を出版している


1. ファーウェイ工作疑惑事件

2012年、米連邦議会が中国通信機器大手のファーウェイとZTEに関する報告書を作成し、米国の安全保障上の脅威になると警告。

Business Journalによると、深田氏は2014年から「自分もファーウェイのスパイ事件に巻き込まれた」という話をいくつかのメディアに持ち込んだが、採用されなかった。2018年、ファーウェイのCFOが逮捕されたことを機に、WACから入稿済みの『日本のIT産業が中国に盗まれている』で事件ついて加筆してもよいという許可が出たという。


1-1. 背乗りスパイ疑惑事件
深田萌絵 @Fukadamoe

ファーウェイのスパイ工作を、 議員も 銀行も 金融庁も 総務省も 経産省も 警察も みんな知っている。 私が受けた被害をみんなで一生懸命もみ消したことも知っている。 日本のIT産業が中国に盗まれている | 深田 萌絵 |本 | 通販 | Amazon amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9…

2019-01-28 17:50:53

2011年、深田氏はRevatronで開発中のVatroni FPGAの共同開発と販売について大学時代の旧友・藤井一良氏が代表を務めるAlpha-IT Systemと業務提携の契約を交わした。だが、開発は何らかの理由で中止となり、設計資産と保証金の取扱いをめぐる企業間紛争に発展した。

  1. RevatronのCTO后健慈氏が藤井氏に対してオープンソースのソースコード(H.264のリファレンスコード)をダウンロードするよう指示。深田氏はそれについて「弊社の技術が盗まれた、流用された、無断でネット上に公開された」と主張しているようである。(《事件番号:平成26年ワ2779》で棄却されている)

  2. 深田氏は「后健慈氏が暗号化ソフトの入ったUSBメモリを藤井氏に手渡した」と主張しているが、それを立証するような証拠が提出されておらず、后健慈氏自身の供述すら提出されていないようである。(《事件番号:平成26年ワ2779》で棄却されている)

  3. 藤井氏は業務提携を結んだ際に預けた保証金1,000万円の返還を深田氏に求めているが、深田氏は「弁護士が替わった」、「ストーカーが怖くて裁判の準備ができなかった」などの理由で、2013年からその保証金返還をめぐる裁判を先延ばしにしているようである。

藤井氏は学徒動員で中国に渡ってそのまま終戦を迎えた旧日本兵の孫、つまり中国残留邦人三世で、中国交正常化後に海外残留邦人帰還事業によって就籍(日本国籍に戻った)した経緯があり、深田氏はその戸籍の特殊性に対して「戸籍を不正に取得した」、「防府市役所が中国に加担して死後婚姻を認めた」といった主張を繰り返している。

この事案は2020年7月現在も係争中だが、WiLLは2019年6月にYoutubeで『橋下徹さん、いかがでしょう?これが日本国籍乗っ取りの証拠です!』という動画を公開。動画のなかで深田氏は係争相手の藤井氏のものと思われる身分情報を無断で公にし、客観証拠を提示しないまま「ファーウェイの背乗りスパイ」と断じている。

動画は「戸籍の出生地記載から背乗りを見つけることができる」という情報が誤りであることが指摘されているほか、身分情報を公開された人物の匿名性が確保されておらず、簡単に特定できてしまうことなどから「重大な人権侵害の強い疑いがある」という意見が出ているが、WiLLは2020年7月現在も動画の公開を続けている。

なお、2019年2月、龍馬プロジェクトの神谷宗幣氏がチャンネル「CGS」で深田氏に「中国人に技術を盗まれた話」についてインタビューを行ったところ、クレームが寄せられたという。これに対して神谷氏は7月に「『深田萌絵は詐欺師なのか?』というテーマで再度インタビューを行ったので早めに配信する」とFacebookで告知しているが、2020年7月現在もその動画は配信されていない。

まとめ 深田萌絵氏の藤井一良氏に対する背乗りスパイ疑惑事件にWiLLはどう関わったか 深田萌絵氏の藤井一良氏に対する背乗りスパイ疑惑事件にWiLLはどう関わったのか、2019年6月11日のWiLL増刊号の動画公開後のツイートを中心にまとめました。 7751 pv 415 2 users
まとめ #深田萌絵(#浅田麻衣子)さんへの裁判レポート 事件番号 平成25年(ワ)31235 深田萌絵さんにファーウェイスパイ扱いされて人権侵害を受けている藤井一良さんが、深田萌絵(浅田麻衣子)を訴えている裁判のレポートです。 30650 pv 820 6 users 48

1-2. 副社長失踪疑惑事件
深田萌絵 @Fukadamoe

深田萌絵計画倒産説が出てますが副社長小林英里が会社印鑑を持って藤井一良側に逃げました。藤井一良が私の会社を倒産させる計画をしていたのです。計画倒産なら、私は金持ちになってるはずですが、そうではないですよね。

2016-02-15 13:29:28
藤井一良 @fujikazu7

私は小林英里さんに数回会ったことがありますが、とても上品で落ち着いた感じのとても誠実な方でした。 彼女が印鑑持ち逃げするとか絶対にありえないと思います。

2019-07-11 19:28:23

深田氏のブログから少し経緯を見てみる。

副社長が「契約書を作る」と言って会社の印鑑と通帳を持ち帰り、その翌日から風邪を理由に欠勤。深田氏がLINEで「仕事にならないので自宅まで印鑑と通帳を取りに行く」と伝えたところ、親友に持って行かせるとの返信があり、しばらくして親友が会社のPCと印鑑と通帳を持って現れた。深田氏は受領書にサインをした。(こちらの記事から)

それからまたしばらくして副社長の携帯から電話がかかってきた。電話に出ると副社長の母親で、「書類を渡したいので至急お会いしたい」という用件だった。深田氏が「一日中オフィスにいる」と伝えると、その日の夕方に副社長の母親が辞表を持って現れた。副社長は鬱病で衰弱していて歩くこともできず、医師からもそうした診断が出ているという。

副社長の母親がその場で辞表に受領印を押すよう求めたため、深田氏は「株主の了承が必要なので自分だけで決められない。株主には早めに伝える」と伝えた。深田氏が「病気が長引きそうなら私物を持ち帰っておいたらどうか」と提案し、副社長のデスクの引き出しを開けると、あるはずの化粧ポーチやハンドクリームが無く、ロッカーも空っぽだった。

帰宅後、深田氏は副社長の私物が残っていなかったことを不審に思い、オフィスに戻った。開発中のシステムのケースを調べると、数千万円の開発費を費やしたチップやHDDがなくなっていた。深田氏は副社長が持ち逃げにしたものと考え、警察に被害届を出した。この盗難被害が原因でRevatronは「倒産」することになった、ということらしい。

なお、一時は「副社長は拉致されたのかもしれない」と考え、国会議員に相談しようとしたという。議員の秘書から「関係機関に問い合わせるので少し時間が欲しい」と言われたが、深田氏はいても立ってもいられず、土日も電話で問い合わせた。電話はつながらなかったが、月曜に折返しの連絡があり、土日に電話をかけたことを咎められた。最後は「警察にでも行け!」と電話を切られたそうである。

「拉致に強い保守系」国会議員の氏名は明らかにされていない。

深田萌絵 @Fukadamoe

昔、元社員が失踪した時に、朝鮮系ヤクザに脅されていたので拉致担当議員の秘書に相談したら、すんごい恫喝されて泣いてしまったことあるよ。 「土日に電話してくるな!非常識だ!」 ってね。 社員や家族が失踪した身からしたら土日なんてない。 絶望的な時間だけが過ぎて曜日すら分からないんだ

2019-11-19 23:21:02
深田萌絵 @Fukadamoe

この拉致担当議員は真面目に拉致問題に取り組んでいたけど、秘書が左翼のスパイだったと後から聞いた。 メディアからのバッシングでその議員は落選した。 自民党議員の保守派のなかにもスパイ秘書がわんさかいても、それを取り締る法律もなく、マトモな議員が消えていく。 無知なので驚愕した。

2019-11-21 23:03:02

ある日、深田氏は副社長の親友が持ってきた印鑑が「偽物」だと気付いた。また深田氏に副社長を紹介した人物はニュースで失踪が報じられ、さらに奇妙なことに副社長の情報がネット上からすべて消えていた。副社長が以前所属していた企業のHPに彼女のことを紹介するページが残っていたが、全く別人の写真に入れ替わっていた。深田氏がPCに保存していた写真は顔の部分だけ切り取られていた

その後、深田氏は元副社長について「デュアルユース技術を中国人民解放軍に横流しした」、「IT業界に蔓延るチンピラと組んで、情報収集、横領、企業秘密の盗むなどの活動を続けている」、「寝返ってファーウェイの関連会社に移った」(中国人からそうした情報を得たという)と主張しているが、印鑑のことを含めていずれも立証されておらず、刑事事件になっている様子もうかがえない。

時価総額10億円弱だったというRevatronの衝撃的な「倒産」劇は奇妙なことに一般紙では報道されていない。さらに奇妙なことに国税庁などの公的資料からはRevatronが2010年から途切れることなく解散と設立を繰り返していることが確認できる。すでに判明しているRevatron4社が集めた資本金総額は1億2,669万円にものぼると見られている。なお、「倒産」後も株主との関係は良好だと深田氏は語っている

2020年7月現在、深田氏のWikipedia上に「2012年、レバトロンホールディングス合同会社を設立」とあるが、公的資料を見る限り同社の設立は2014年であり、この「2012年」がどこから出てきたものなのかは定かでない。

まとめ 深田萌絵(浅田麻衣子)さんの会社関係を検証しました スパイ話で保守論客の一員のような深田萌絵さん。 彼女が代表取締役をしている会社について、調べた事をまとめました。 関連リンク ■#深田萌絵(#浅田麻衣子)さんへの裁判レポート https://togetter.com/li/1434411 ■深田萌絵さん(=浅田麻衣子さん)への疑問の数々 https://togetter.com/li/1365307 ■深田萌絵(=浅田麻衣子)のとある日本人家族への誹謗中傷 (まとめpart2) https://togetter.com/li/1368230 17522 pv 249 3 users 9
残りを読む(88)

コメント

コメントがまだありません。感想を最初に伝えてみませんか?