華子@鴨されている葱は背負わぬ
@hanakocom
【起】目が覚めると密室の中にいた。壁も床も天井も白く、窓はない。脱出の手がかりになるようなものも扉も隙間すらも見あたらない。あるとすれば部屋を照らす電球と、正面の壁にあるたったひとつのボタン。よくよく見るとそのボタンには「おすな」という文字がある。体調良好だがいきなり詰んだ気分。
2011-06-28 00:09:21
江田・K【小説書き】
@koudakei
【承】押した。しばしの逡巡の後、押してやった。ぴんぽぉん、という間の抜けた音。そして壁に線がすう、と入り、ガチャリ。『ドア』が開いた。「はぁい、どなたー」と姿を現したのはなんと、茄子のきぐるみを着た男だった。「おすな」はどうやら左から読むらしかった。なすお。茄子男。ふむ……。
2011-06-28 00:13:46
Phan10M0-ファントモ-
@humi9
【転】はあはあそういう事か、などと思いながらナスの着ぐるみを張っ倒す。「ぐふっ」と呻いて茄子男が倒れた。さあとっとと出よう、と思った矢先にドアは消えていた。壁を調べてみたがドアの形跡すら無い。腹いせに茄子男の着ぐるみを奪いとって着込んでみた。当然ドアは開かない。虚しさだけが残る
2011-06-28 00:21:52
げーじ@ff14 ユニコーン鯖
@yanderemeirin
【結】少しした後、背後から、ぴんぽぉん、という間の抜けた音が。振り返ると『ドア』が出来ていた。これで出れると思い、ドアノブに手を掛け、開ける。ガチャリ。「はぁい、どなたー」するとそこには男が居た。問答無用で男に殴られ「ぐふっ」そのまま意識が飛んだ。
2011-06-28 00:31:24