韓国SF、デュナ「追憶虫」に続き、キム・ソンジュン「未来は長く続く」、チョン・セラン『地球でハナだけ』など続々邦訳予定!(2020年6月28日)

起点をどこに置くべきかは分かりませんが、日本の読書界には今、ケン・リュウ『紙の動物園』(邦訳2015年4月)、郝景芳(ハオ・ジンファン)、陳楸帆(チェン・チウファン)ほか『折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー』(邦訳2018年2月)、劉慈欣『三体』(邦訳2019年7月)などにより、空前の「中華SFブーム」が到来しています。 一方で韓国SFも、英訳や中国語訳が進むなど近年注目を集めるようになってきており、日本語への翻訳も少しずつ増えてきています。このまとめでは必ずしも網羅はできていませんが、最近邦訳された/あるいは邦訳される予定の韓国SFの情報をまとめました。 続きを読む
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デュナ「追憶虫」

小説版 韓国・フェミニズム・日本

チョ・ナムジュ,松田青子,デュナ,西加奈子,ハン・ガン,イ・ラン,小山田浩子,高山羽根子,パク・ミンギュ,パク・ソルメ,深緑野分,星野智幸,斎藤真理子,小山内園子,すんみ

Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

韓国SF、デュナ「追憶虫」 (斎藤真理子訳、『小説版 韓国・フェミニズム・日本』所収、河出書房新社、2020年5月) シベリアの地中深くに埋まっていた古代宇宙人の船から何種もの地球外微生物が漏れ出し、蔓延してしまった世界。この短編では記憶を媒介する追憶虫がちょっとした混乱を巻き起こす。 pic.twitter.com/onZxib2sYs

2020-06-28 19:20:10
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Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

韓国SF、デュナ「追憶虫」(原題 추억충)。二十数ページの作品なのでこれ以上の粗筋には踏み込みませんが、良い作品でした。もし同じ世界を舞台にした作品がほかにも書かれているのであれば、ぜひ読んでみたいです。作者のデュナは覆面SF作家で、現在は「韓国SF作家連帯」の2代目の代表を務めている。

2020-06-28 19:27:28
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

デュナ「追憶虫」の初出は『科学東亜』2016年6月号で、現在はデュナのSF短編集『舅婦戦(きゅうふせん)』(2019年7月) aladin.co.kr/shop/wproduct.… に収録。 表題作「舅婦戦」(구부전)はタイトルが謎ですが、李氏朝鮮時代を舞台に朝鮮哲学とヴァンパイアが絡み合う短編らしくてこれも非常に気になる。

2020-06-28 19:42:06
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

デュナのSF短編「舅婦戦」のもう少し詳しい粗筋を見つけましたが、 李氏朝鮮時代のある一家にもとに吸血鬼が出現、それにより主人公の少女が舅と対決することになり…… となっていてますます分からない。初出がミステリ雑誌『ミステリア』4号(2015年12月)なのも謎。 aladin.co.kr/shop/wproduct.…

2020-06-28 20:01:30
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

デュナの吸血鬼物の短編「舅婦戦」は『ミステリア』 honyakumystery.jp/5474 が初出ですが、本来はジャンル小説誌『ファンタスティーク』(2010年休刊)のために構想した作品だったとか。『ファンタスティーク』については『ミステリマガジン』2008年10月号に編集部インタビューが掲載されています。

2020-06-28 20:13:21

キム・ソンジュン「未来は長く続く」

(すでに邦訳のある「火星の子」の続編)
斎藤真理子 @marikarikari

内容紹介に出ていませんが、『文藝』2020年秋季号のシスターフッド特集にキム・ソンジュンさんの書きおろし短編「未来は長く続く」が出ます。 『ヒョンナムオッパへ』所収の「火星の子」の続編です。「火星の子」読んでくださった方よろしく。書きおろしだよー。 twitter.com/Kawade_bungei/…

2020-06-05 12:53:53
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

【RT】韓国SF情報。 韓国SF短編、キム・ソンジュン「火星の子」(2019年、白水社『ヒョンナムオッパへ』に収録)の続編、「未来は長く続く」が7月7日発売予定の『文藝』2020年秋季号に訳載されるとのこと。翻訳は引き続き斎藤真理子氏。 ※『ヒョンナムオッパへ』の最後の「へ」は平仮名。助詞。 pic.twitter.com/XRxxfcHZIC

2020-06-28 16:38:53
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T. Hashimoto @biotit

<RT わ、「火星の子」の続篇が早くも訳載されるの嬉しい。買わねば。 twitter.com/biotit/status/…

2020-06-28 16:46:01
T. Hashimoto @biotit

本アンソロジーは前半がリアリズム、その後にハードボイルド、デスゲームものと続き、被害・抑圧・暴力・死に満ちている。「火星の子」は毛色が違って、訳者解説でも「最後にこの物語に到着してほっとした人も多いのではないでしょうか」と書かれている。 hakusuisha.co.jp/smp/book/b4321…

2019-03-09 13:00:47
そんゆか @songyuka_

短編集「ヒョンナムオッパへ」読了!最後に収録されてる「火星の子」、鈴木いづみのSFものっぽいって聞いてたけど本当にそうだった!ハタチくらいの時に鈴木いづみにハマってて、やさぐれた感じのも好きだったけど、毒もあるけど可愛らしいデストピアっぽいSF小説好きだったんだよね。

2019-12-29 00:19:53
アイダカズキ @Shadowontheida

『ヒョンナムオッパへ 韓国フェミニズム小説集』読了。表題作は『82年生まれ、キム・ジヨン』と同じチョ・ナムジュによるものだが、思うところあってこちらを先に読んだ。 hakusuisha.co.jp/book/b432181.h…

2019-06-23 17:40:55
アイダカズキ @Shadowontheida

近未来都市を舞台に男女の役割を入れ替えたハードボイルド『異邦人』 セクハラ加害者の男性たちが奇怪な方法で復讐される『ハルピュイアと祭りの夜』 火星に到着した旧ソ連のクローン女性とライカ犬の亡霊が出会う『火星の子』

2019-06-23 17:53:52
アイダカズキ @Shadowontheida

以上、SF・ノワールも含めた様々な切り口による韓国フェミニズム小説の「今」に触れられる作品群ですので、『82年生まれ、キム・ジヨン』を読んだ方は本書も読んでみてはいかがでしょうか。僕も『82年生まれ~』を読みますので…(謎の交換条件)

2019-06-23 17:56:06
ヒョンナムオッパへ:韓国フェミニズム小説集

チョ・ナムジュ,チェ・ウニョン,キム・イソル,チェ・ジョンファ,ソン・ボミ,ク・ビョンモ,キム・ソンジュン,斎藤 真理子

韓国SF、翻訳出版情報いろいろ

Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

韓国SF作家連帯が2周年を迎え、2代目の代表にデュナ氏(写真中央……ウサギ?)が選ばれた。デュナ氏は性別、年齢、本名などを一切明かしていない覆面作家。代表になってもその姿勢を堅持されるのですね。初代代表は『となりのヨンヒさん』チョン・ソヨン氏でした。 news.v.daum.net/v/201912161118…

2019-12-16 16:47:18
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

韓国SF作家連帯の新代表として座っているこのウサギの名前はデュナベル。覆面作家のデュナ氏のアバターであり、デュナ+映画『死霊館』に出てくる恐怖の人形アナベル、で名付けられたとのこと。前代表のチョン・ソヨン氏に教えていただきました。 twitter.com/sy876/status/1… twitter.com/sy876/status/1…

2019-12-16 22:50:46
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

韓国SF。 2020年3月、チョン・セラン『保健室のアン・ウニョン先生』(斎藤真理子訳)が亜紀書房より刊行されました。チョン・セランさんはすでに何冊か邦訳がありますが、SFやミステリなどジャンル越境的に色々書く作家さんです。 twitter.com/ltikorea_japan…

2020-06-23 20:28:39
斎藤真理子 @marikarikari

『保健室のアン・ウニョン先生』から「チョン・セランの本」(亜紀書房)という新しいシリーズがスタートしますので、よろしくおねがいいたします。すんみさんの訳で『屋上で会いましょう』『地球でハナだけ』が予定されています! pic.twitter.com/AjqvdujIcK

2020-03-14 21:36:20
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Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

韓国SF。 クオンから7月末に出版されるユン・イヒョンの短編『ダニー』(佐藤美雪訳)もまた、SF(的想像力で書かれた)作品だとか。 twitter.com/cuon_cuon/stat…

2020-06-23 20:40:21
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