ゲテモノ・エロ・ホラー？

風間賢二 @k_kazama

「Zombie Bukkake」が意外と好評なのでうれしい。では、調子に乗って、もう一冊ヤバイ作品を紹介。Mark Mirabello「the Cannibal Within」だ。エロとグロとオカルティズムの世界をラヴクラフトのクトゥルー風にサド侯爵が創作したようなホラーらしい。

風間賢二 @k_kazama

ダークな、あまりにもダークなエログロ・ホラーと称される「The Cannibal Whithin」に対して早くも反応が！　しかし内容紹介はいますぐにはできない。現在、変なゾンビもの（しかも映画化の予定）の検討作業に入っているので。まずは仕事になるものから。そのタイトルは企業秘密。

風間賢二 @k_kazama

「Zombie Bukkake」はタイトルの勝利のお手本のような作品だが、ビザーロ系作家カールトン・メリックⅢのタイトルもすごい。「幽霊オマ×コ」、「かみそり鉄線陰毛」、「月経中ショッピングモール」、「ケツ毛バーガー」（これはぼくの意訳だが）など。どれも思わず手を出したくなる。

風間賢二 @k_kazama

カールトン・メリックⅢ「月経中ショッピングモール」のお問い合わせがあったので。十人のさまざまなキャラがモールに閉じ込められます。他の買い物客は出入り自由なのに、かれらだけが外にでられません。で、正体不明の殺人鬼につぎつきと殺されていくという、シュールで不条理なコメディ・ホラー。

風間賢二 @k_kazama

変態系作家カールトン・メリックⅢには、もちろんゾンビものもありますよ。「ゾンビとクソ」がそれ。「バトルロイヤル」＋「パタリアン」といった内容。

風間賢二 @k_kazama

カールトン・メリックⅢ「月経中ショッピングモール」のお問い合わせがあったので。十人のさまざまなキャラがモールに閉じ込められます。他の買い物客は出入り自由なのに、かれらだけが外にでられません。で、正体不明の殺人鬼につぎつきと殺されていくという、シュールで不条理なコメディ・ホラー。

風間賢二 @k_kazama

ゲテモノ・エロ・ホラーということで思い出したけど、アマランサ・ナイトの＜エロ暗き情念＞シリーズなんてどうだろう。作品は「吸血鬼ドラキュラ」、「フランケンシュタイン」、「ジキルとハイド」、「アッシャー家の崩壊」など。すべてそれらのポルノ版といったお上品な長編ですが。

風間賢二 @k_kazama

カールトン・メリックⅢの「幽霊オマ×コ」の原題は「The Haunted Vagina」。で、検索していたら、なんと映像化されている！　Hardcore Hentai Porn。ん？　Hentai?　もしやと思ったら、日本のエロアニメ。邦題は「奴隷戦士マヤ」。ぜんぜんちがうやん！

風間賢二 @k_kazama

で、「幽霊オマ×コ」の題名に恥じ入って誰も内容をたずねないので、こちらから話してあげることにする。彼女のアソコに骸骨じみたやつが巣くっている。なんとかせねばと彼氏がアソコに潜入。ところが出られなくなる。しかも謎の美女が住んでいた！子宮内で真実の愛を悟る感動作！なわけがない、アホ。

風間賢二 @k_kazama

@hamuzou_geo 「幽霊オマ×コ」は仮題ですから。Haunted Houseが幽霊屋敷なのでHaunted Vaginaをそうしただけです。「お化け女陰」でもいいw。正確には「取り憑かれた膣」。実際、膣内に変な生物が棲みついてますから。内容的には「異次元への女門」かなw。

風間賢二 @k_kazama

牧野さんを刺激するために、さらに「カミソリ鉄線陰毛」の紹介。荒廃した未来。全身オマ×コだらけのミュータント戦士と両性具有のセックス人形が主人公。ふたりはゾンビや強姦魔の群れ、オマ×コに脚の生えたバケモノ、物言うオマ×コ・ビルと戦いながら悲しい愛を育む。この作者、完全にイッてます。

風間賢二 @k_kazama

英国ではベストセラーを連発し、ジャンル内では国民作家並みの人気を博するのに、わが国では人気もセールスもはかばかしくない不遇な三人。ファンタジーのテリー・プラチェット、SFのダグラス・アダムス、そしてホラーのジェームズ・ハーバート。

風間賢二 @k_kazama

プラチェットは言葉遊びがネック、ハーバートはキングに勝てない、アダムスは、なんで受けないのだろう？　「銀河ヒッチハイク・ガイド」を初めて読んだとき、ヴォネガット「タイタンの妖女」を超えてる！なんて思ったけどね。モンティ・パイソン系のお笑い(マニアはいるけど)がダメということかな？

風間賢二 @k_kazama

アダムスの「ダーク・ジェントリー」はめちゃくちゃ愉快なタイムトラベル・ミステリなのにいまだに出版されていない。実はその傑作SFミステリの翻訳原稿はある一流の翻訳者の手によって、すでに20年ぐらい前にあがっている。英国でTVドラマ化されたこの機会に河出文庫で刊行すればいいのになー。

風間賢二 @k_kazama

今日の英国コメディの生みの親と称され、この人がいなければモンティ・パイソンもあそこまでカルトにならなかったと称えられたコメディアンにして喜劇作家のスパイク・マリガン。かれの唯一の小説「Puckoon」は超絶お笑いメタフィクションの傑作。故浅倉久志さんが訳したがっていたなー。

風間賢二 @k_kazama

ダグラス・アダムスの「ダーク・ジェントリー」はその昔、大手出版社が版権を取得して刊行を予定していたのに、しかも翻訳原稿が出来たのに、なぜか出版を中止してしまったんだよなー。もったいない。かのリチャード・ドーキンスはその作品を一読してアダムスの熱烈なファンになったほどの傑作なのに。

風間賢二 @k_kazama

@noirtaki 未読です。米アマゾンの評価が低かったもので。もうなんでもありですね。評判がいいのは「宇宙戦争とゾンビ」や「ハックルベリイ・フィンとゾンビ」あたりですね。とはいえ、アリスものですから気にはなっています。それと、「オズの魔法使いとゾンビ」も。

風間賢二 @k_kazama

わが国でゲイ・ミステリやゲイ・フィクションばかり騒がれるのはなぜ?海外では同じぐらいレズものがあるのに。サラ・シュールマン「ドロレスじゃないと。」も話題にならなかったし。おかまタレントは人気があるけど、おなべタレントっている?　そうした背景に根強い性差別を感じるのはぼくだけか?

風間賢二 @k_kazama

現代の奇書といえば、ロバート・K・マートン「On the Shoulders of Giants」だ。「私はさらに遠くを見るために巨人の肩に乗る」というニュートンの著名な言葉を、ボルヘスがキャロル的遊戯精神を発揮して「トリストラム・シャンディ」の語り口で考察したような知の万華鏡。

風間賢二 @k_kazama

「On the Shoulders of Giants」って、ようするにポストモダン版「憂鬱の解剖」なんだ。ダニエレブスキー「紙葉の家」を学術書にしたような感じ。著者は機能主義社会学者の第一人者。なぜわが国の学者たちはこのような遊び心に満ちたメニッペアン的学術書を書けないのか?

風間賢二 @k_kazama

去勢ホラーというのがある。いや、ここはハッキリと「チ×コ食いちぎりホラー」と言うべきか。なんでこんなことをつぶやいたかと言うと、米国で評価の高かった「Teeth」(2008)を鑑賞したから。ヴァギナ・デンタータ(歯の生えた膣)伝説をもとにしたブラック・コメディ・ホラーだ。続く。

風間賢二 @k_kazama

膣に歯があり、挿入された逸物を食べてしまう悩みを抱く純真無垢(?)な女の子を描いた「Teeth」だが、その手の奇想ホラー映画はすでにけっこうあって、たとえばもっと直截なタイトル「キラープッシー」(2003)がある。わが国にも「寄生虫　キラープッシー」(2004)がある。続く。

風間賢二 @k_kazama

「寄生虫　キラープッシー」はタイトルを裏切らない内容。つまり、ポルノ度8、ホラー度2のオッパイ星人必見のバカエロホラー。しかし、すべては、「キラーバージン」(1998)の前にはひれ伏さざるを得ない。リンチとクロネンバーグをよくぞここまで最低・お下劣にしてくれました的な逸品。続く。

風間賢二 @k_kazama

マ×コ型寄生エイリアンの恐怖(?)を描いた「キラーバージン」も実は、最低最悪超B級「キラーコンドーム」(1996)に対抗して作られた作品だ。で、事実は小説よりも奇なりの例で、昨年「キラーコンドーム」が実用化された。レイプ対策用品。商品名はレイベックス。興味のある人は検索してみて。