編集可能

バタイユの図書貸出履歴とか30年代フランスにおけるヘーゲル受容とかTLまとめ

メモ用に。補足等あればお願いします。問題があれば削除します。
4
眼鏡パンダ @sacreconomie

バタイユの国立図書館での貸し出し履歴を眺めていると面白い。イメージ通り多いのは、ニーチェ、キルケゴール、ドストエフスキー、ウィリアム・ブレイク、ロートレアモン、フレイザー、デュルケム、モース、マルセル・グラネ、フロイト、マルクス、エンゲルス辺りかな。

2011-06-28 05:26:03
眼鏡パンダ @sacreconomie

意外なところでは、ニールス・ボーア『原子理論と自然記述』やラッセル『ライプニッツの哲学』も、バタイユは読んでいたようだ。他にも、一時期、ノヴァーリスにハマっていたり、アセファルと社会学研究会が解体した39年は暇だったらしく貸し出しが多かったりと、眺めているだけで時間が潰せる。

2011-06-28 05:41:58
Adam (Atsushi) Takahashi @adamtakahashi

@sskyt アセファルと社会学研究会が解体した39年は暇だったらしく貸し出しが多かったり > その読書記録は、とても興味深いですね。

2011-06-28 06:15:32
眼鏡パンダ @sacreconomie

@adamtakahashi 39年の貸出記録は、混乱しているように見えます。3月迄はファシズム批判の余韻でローゼンベルクを集中的に読んでいますが、その後、フレイザー、ユンガー、ニーチェときて、年末にはなぜかシェイクスピアを読んでいます。

2011-06-28 06:29:31
Adam (Atsushi) Takahashi @adamtakahashi

@sskyt 彼は、自分で本を所有するよりも、図書館を自分の書庫として使っていたのでしょうか?もし仮にそうなら、貸し出し記録は、彼の読書遍歴を示すだけでなく、思想遍歴も示しそうですが。既に研究はあるのでしょうか。

2011-06-28 06:45:23
眼鏡パンダ @sacreconomie

@adamtakahashi バタイユの蔵書研究は、どこかにあるのかもしれませんが、寡聞にして知りません。一方では、確かにニーチェ、ヘーゲル、フロイト、社会学年報等、貸し出し記録が思想遍歴そのままのようにも見えます。

2011-06-28 07:10:29
眼鏡パンダ @sacreconomie

@adamtakahashi しかし、キリスト教関係やサド等、もう一方の本質的だと思われる部分が、この貸し出し記録には残されていません。ですから、正直、何とも言えませんね……。バタイユ自身が当の国立図書館の職員でもあったことも関係しているかもしれません。

2011-06-28 07:15:52
眼鏡パンダ @sacreconomie

バタイユが国立図書館から借りたヘーゲルの著作は、『精神哲学』『大論理学』『哲学史講義』『イエスの生涯』『精神現象学』の5冊で、ファーストコンタクトは、1925年に借りたA. Véraによる仏訳『精神哲学』(1867-69)だったようだ(コジェーヴのヘーゲル講義は1933年から)。

2011-06-28 07:47:42
Adam (Atsushi) Takahashi @adamtakahashi

@sskyt 佐々木さんのご指摘を受けて&チェックしていて、初めて知ったのですが・・・(恥)、コイレやカンギレムも、仏におけるヘーゲル受容という点で、寄与している部分があるのですね。特に後者は回顧的な論文も書いていたり。http://t.co/zqQaxkN @Kn_D0 

2011-06-28 07:48:08
Adam (Atsushi) Takahashi @adamtakahashi

@sskyt キリスト教関係やサド等、もう一方の本質的だと思われる部分>それも奇妙ですよね。というか、その「ない」というのも、重要な指摘だと思いますが。哲学書は図書館で借りるだけで十分と思っていたけれど、サド関連は自分で所持していたということでしょうか(笑

2011-06-28 07:51:41
@Kn_D0

@adamtakahashi @sskyt 1930年代のフランスでのヘーゲル受容はかなり錯綜していて、一般に言われる筋以外のラインが結構あります。バシュラール&ゴンセト(+アムラン)とか、そことコイレの関係とか。アルチュセール初期とか。この辺のまとまった研究はまだないと思う。

2011-06-28 08:07:54
@Kn_D0

@adamtakahashi @sskyt 間違いましたがアルチュセールは40年代から50年代初期なので時期がずれますね。40年代といえば、カヴァイエスの弟子で、フッサールをヘーゲル化したと評されたタオがいますね。

2011-06-28 08:11:08
眼鏡パンダ @sacreconomie

@adamtakahashi もう一度、記録を精査してみましたが、サドは一冊だけ(それも1939年になってから)なので、ドキュマン時代(29-30年)から言及しているバタイユは、恐らく所有していたのでしょうね。ただ、この時代、そもそもサドは図書館に入っていなかったという可能性も。

2011-06-28 08:15:53
Adam (Atsushi) Takahashi @adamtakahashi

@Kn_D0 @sskyt 前述の論文で示されているところで、三十年代以前に書いているレヴィ=ブリュールと Delbos は、ジルソンの先生だと思います。そこにコイレも絡んでくるみたいになっていると、「コジェーヴ以前」におけるヘーゲルというのは、色々意味があるのかないのか。

2011-06-28 08:24:30
眼鏡パンダ @sacreconomie

@Kn_D0 @adamtakahashi ヘーゲル受容で言えば、1931年にRevue de métaphysique et de moraleにハルトマンのヘーゲル論の仏訳が、また、Revue philosophiqueにヴァール、コイレらのヘーゲル論が掲載されていました。

2011-06-28 08:24:57
Adam (Atsushi) Takahashi @adamtakahashi

@sskyt ご教示ありがとうございます。感謝です。なるほど、そうですか、サドはそもそも図書館になかったのですね・・・。

2011-06-28 08:26:22
眼鏡パンダ @sacreconomie

@adamtakahashi @Kn_D0 ちなみに、ハルトマンのヘーゲル論の仏訳は、これのpp.285-316です。ご参考まで。 http://bit.ly/jtbgwx

2011-06-28 08:32:42
Adam (Atsushi) Takahashi @adamtakahashi

@sskyt @Kn_D0 コイレは、科学史家になる前は(?)、ヤコブ・ベーメ研究ですから、書いていても分かるのですよね。そう考えると、コイレもジルソンも隠れヘーゲリアンみたいなものだったのか・・・。そこまで考えたことありませんでした。

2011-06-28 08:33:28
Adam (Atsushi) Takahashi @adamtakahashi

@sskyt @Kn_D0 ご教示ありがとうございました。佐々木さんのバタイユ図書借り出し記録についてのTWが、とても興味深かったので。意外な点に気付かせていただきました。そろそろ寝ます。

2011-06-28 08:35:40
@Kn_D0

@adamtakahashi @sskyt 問題はヘーゲル受容というのが、かならずしも、ヘーゲリアンになるということを意味しないということです。哲学は創造的曲解が基本ですから、本人はヘーゲルに影響を受けたと思っていても、思想的実質は元とは根本的にずれてたりしますから。

2011-06-28 08:37:00
眼鏡パンダ @sacreconomie

@adamtakahashi @Kn_D0 こちらこそ、改めて精査したり、考える機会を頂きまして、ありがとうございます。おやすみなさい。

2011-06-28 08:37:26
Adam (Atsushi) Takahashi @adamtakahashi

@Kn_D0 もちろんそうです。ただ、近藤さんには(というか、僕にも・・・)どうでも良いとおもうけれど(笑)、レヴィ=ブリュールも、ジルソンがついたころというのは、まだ社会学者ではなくて、十八世紀ドイツ哲学史家みたいな人だったと。指導教授が二人ともヘーゲル研究者だった、と。

2011-06-28 08:48:30
@Kn_D0

@adamtakahashi それほどどうでもよくはないですよ(笑)。ブリュールはブランシュヴィックがかなり引用してて(もちろん人類学関連ですが)、彼の人類学で果たした役割と哲学とのかかわりって結構興味深い。

2011-06-28 09:50:02
眼鏡パンダ @sacreconomie

さっきのpdf、中身見てみたら、Véraの仏訳『論理学』は、『大論理学』ではなく、エンチュクロペディーの『論理学』でした。考えて見れば、『精神哲学』訳してるわけだから、対応するのは『小論理学』だわな。とすると、バタイユが貸し出していたのも、『大論理学』ではなくてこっちですね。

2011-06-29 02:53:22
眼鏡パンダ @sacreconomie

昨日ちょっと名前が出たAugusto Véraによる仏訳『論理学』(1859)1)http://goo.gl/Ml4p0、2)http://goo.gl/Iv1ze 。また、同じくVéraによる『ヘーゲル哲学入門』(1864) http://goo.gl/N7v03

2011-06-29 02:54:05
残りを読む(14)

コメント

コメントがまだありません。感想を最初に伝えてみませんか?