【ぜひ購入して読んでください】岩波『科学 7月号』 浮かび上がる3.11後の安定ヨウ素剤をめぐる対応と県民健康調査の出発点――福島県立医科大学の非公開議事録から……麻田真衣(2020.7.7作成)

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✄------------ 7/2(木) ------------✄

岩波『科学』 @IwanamiKagaku

新型コロナウイルス感染症に関する政府の専門家助言組織の改編。 本誌6月号:特集「新型コロナウイルス感染症と科学的助言」 iwanami.co.jp/kagaku/KaMo202…

岩波『科学』 @IwanamiKagaku

ダーウィンの言葉を引用したかのような装いで憲法の変更を求めた自民党の4コマ漫画に批判。 日本人間行動進化学会からの声明： hbesj.org/wp/wp-content/… 進化に関する本の紹介など： iwanami.co.jp/news/n35601.ht…

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来年からの大学入学共通テストへの根本的な疑問。 南風原朝和氏のウェブ公開文書「2021年度大学入学共通テストにおいて「学業の遅れ」に対応するために第二日程を設定することについての走り書き」 app.box.com/s/ap9mttnu13sp… 参考：4月号特集「大学入試のあり方」を問い直す iwanami.co.jp/kagaku/KaMo202…

岩波『科学』 @IwanamiKagaku

本誌バックナンバーはウェブ上ではたとえば 7net.omni7.jp/backnumber/150… e-hon.ne.jp/bec/SA/ListZas… で販売されています。最新号7月号特集は「複合災害：原子力災害編」です。（販売サイトの記載とは異なり申し訳ありません） iwanami.co.jp/book/b516717.h…

岩波『科学』 @IwanamiKagaku

『科学』7月号iwanami.co.jp/kagaku/top.html 特集　複合災害：原子力災害編 パンデミックと原子力防災――無効の原子力防災計画から目を背け，運転を続ける原子力発電所……佐藤　暁 浮かび上がる3.11後の安定ヨウ素剤をめぐる対応と県民健康調査の出発点――福島県立医科大学の非公開議事録から……麻田真衣

岩波『科学』 @IwanamiKagaku

政府は「確率論」で東電福島原発事故の責任を逃れられるのか――裁判で主張された言い訳を検証する……添田孝史 〈コラム〉東京電力原発事故の情報公開 海側観測井で汚染最高値を記録する中でなし崩しの海洋放出の恐れ……木野龍逸

岩波『科学』 @IwanamiKagaku

甲状腺検査の集計外症例について：英語論文と鈴木眞一氏の手術データ……平沼百合 巻頭エッセイ　コロナ禍と原発の複合災害……本間照光 ［新型コロナウイルス感染症］ 3.11以後の科学リテラシー<91>……牧野淳一郎 経済活動正常化へ国の威信賭けたワクチン開発競争……小澤祥司

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✄------------ 7/4(土) ------------✄

レイジ @sinwanohate

科学7月号「浮かび上がる3.11後のヨウ素剤をめぐる対応と県民健康調査の出発点」麻田真衣 福島県立医科大災害対策本部の事故当日からの議事録に書かれた、ヨウ素剤の市民配布が止められた経緯、県民健康調査の真の目的。学者は我々が知らないところでこんなこと言ってる💢最初から裁判”勝訴”が目的💢 pic.twitter.com/GwxwyTQm61

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レイジ @sinwanohate

当初ヨウ素剤の市民配布が検討されていたが、3月18日に山下俊一が福島に来てから議論が消滅した、と。大学職員にはヨウ素剤を配る一方、「市民に向けては、山下・高村氏に心配ない旨話していただく」(3/20！）。政府が頼りにする学者ってみんなこんなのだろう。

レイジ @sinwanohate

山下氏は広島原爆の健康調査の経験から「「調査・研究」という言葉は禁句」と発言した、と。言葉が禁句！鎧は隠せと。彼らは市民にはそう言いつつ、データの信頼性や再現性の欠けた、歪んだ恣意的な解釈の英語論文をせっせと発表し続けいている、と同号の平沼百合さんの指摘。

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✄------------ 7/5(日) ------------✄

レイジ @sinwanohate

それにしても議事録の大切さ。非公開議事録を見つけてきた記者の功績。徹底的な秘密主義。非公開をいいことに好きなこと言ったんだろうね。コロナの専門家会議は議事録がないから、このような教訓を得られない。責任を追及されるのが嫌なら、自分の言動に責任を取れないなら、専門家なんて名乗るな！

レイジ @sinwanohate

専門家を名乗る学者って、どうしてこう、どの場面でも命軽視、体制一番なんだろうね。まあ政治からして、基本的人権は法律の範囲内って言っている世の中だからなあ。人権を大切にする世の中に根本を変えなきゃ。今日の都議選の結果がその1歩になるといいなあ。投票お願いします！

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✄------------ 7/7(火) ------------✄

添田孝史 @sayawudon

岩波『科学』7月号 麻田真衣「浮かび上がる3.11後の安定ヨウ素剤をめぐる対応と県民健康調査の出発点」は、大変重要な記事だ。 福島県立医大の対策本部議事録は、これまで非公開とされていた。それを入手した著者による記事。福島医大の初動や、県民健康調査の性格づけについての議論がよくわかる。

添田孝史 @sayawudon

爆発4日後の3月16日段階では、「甲状腺がんは怖いが、製剤を全県民に配るのは不可能」「爆発後、長期間外にいる場合、ヨード製剤を濃霧必要があるが、そのシステムはまだできていない。製剤がない薬局に口配布することを県で考えている」「20歳未満は絶対に服用するように」としている。

添田孝史 @sayawudon

その6時間後 「子どもに対する放射性ヨウ素の吸収を防ぐため、100マイクロシーベルトを予防的のレベルとした。子どもを守るため、対応マニュアルを作り、県内の薬局全部に配布したい。各薬局に相談するよう、テレビのテロップに流す予定」。

添田孝史 @sayawudon

3月17日午前9時の議事録 「県災対本部につめている大戸先生より、子供のヨード配布を県が50万錠用意し、中通り、浜通りの人にしかるべき時に配布し必要な時に飲める体制づくりをする」 このころまで、医大と県がヨウ素剤配布の用意を急ピッチで進めていたことがわかる。

添田孝史 @sayawudon

ところが3月18日午後6時に、山下俊一・長崎大教授が福島医大で「今回の震災における子供と母親の安心・安全のために」と題して講演し、山下氏がヨウ素剤配布に否定的な見解を示してから、医大や県のシステム作りについての記述は途絶えてしまう。3月18日は、まだ初期被曝の実態がわかっていない段階だ

添田孝史 @sayawudon

その時点で、早くも「安心・安全」PRに方針転換してしまうのである。 「緊急時に全県民に配布しなければならないが、緊急時の対応は考えていない。国から指示がないと、県は動かない」（3月24日）

添田孝史 @sayawudon

一方、3月19日午前9時の議事録には「看護部以外の所属職員子供に対するヨードの配布を会議終了後、所属に配布」という記述もある。職員向けと、県民向けで、子どもの安全確保策をかえていたのだ。

添田孝史 @sayawudon

県民健康調査のデザイン作成過程についても、議論が記録されている。広島・長崎のABCC・放映研の調査・研究、セミパラチンスクやチェルノブイリの経験を持つ山下氏が、どのように関与したのか解き明かす、貴重な資料だ。

添田孝史 @sayawudon

県立医大の議事録は、以下のリンクからDLできる。 その１ iwanami.co.jp/kagaku/gijirok… その２ iwanami.co.jp/kagaku/gijirok…