米山隆一新潟県知事辞任劇舞台裏など(鷲尾英一郎著「鷲尾血風録」より)

鷲尾英一郎の著書「鷲尾血風録」で詳細に描かれる米山隆一新潟県知事辞任劇の舞台裏などについて連続ツイートしたものをまとめました。米山落選時代の出来事や森裕子、黒岩宇洋関連の話題も追ってツイートし追加します。
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徳本 @tokumoto0

この日4月17日は午後に新潟県庁で知事の記者会見が予定されていたが、米山の方針がなかなか決まらない中、昼過ぎに社民党・渡辺幹事長が鷲尾に電話をかけてくる。 「米山さん、再出馬を考えていると、この記者会見で話すらしい」 驚き、それはないと思うと話す鷲尾。

2020-07-18 17:35:36
徳本 @tokumoto0

「いや、そんなことを考えているみたいだよ」 「考えていたとしても、この記者会見で言うということはないでしょう」」 渡辺とそんなやり取りをしながら米山の記者会見を聞いていた鷲尾の辛辣な感想が以下。

2020-07-18 17:36:12
徳本 @tokumoto0

>涙を見せながら質問に答えるシーンもあったけれども、正直なところ、何を言ってるのかよくわからない会見だった。何が起こったのかも明らかにされず、辞任表明もなかった。たとえ米山知事が再出馬したくても、これでは困難になってしまうのでは、と懸念がつのるばかりだった。

2020-07-18 17:36:40
徳本 @tokumoto0

その日の夜、鷲尾は米山に電話で決断を迫る。辞める必要があるのかという声もあるが、それでも週刊誌が出る前に辞めるべきだと。しかし米山は 「いやあ、私自身まだ結論は出ていません。整理する時間がほしいんです」と悠長な回答。 ここで鷲尾は、今辞めないとどういうことになるかを切々と説く。

2020-07-18 17:37:10
徳本 @tokumoto0

週刊誌は一回だけでは終わらない、下手したら辞職まで何度もやられる、記事が出てからではその内容をベースにした辞任会見になると鷲尾は米山に説き、「その前にお辞めになったほうがいいんじゃないですか?」と迫る。ここまで言われてようやく米山は「…わかりました。明日記者会見します」と折れる。

2020-07-18 17:37:56
徳本 @tokumoto0

翌18日、米山は予定を1日繰り上げ記者会見を開く。これがよく画像を見かける、この世の地獄の様な会見である(前日のも十分悲惨だが)。ともあれそこで米山は辞職を表明。二転三転する進退の意向で散々周囲を振り回した上での辞職。鷲尾の「電光石火で、潔く辞任されたと思う」が皮肉にしか聞こえない。 pic.twitter.com/KTSY59svG8

2020-07-18 17:40:15
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徳本 @tokumoto0

なお、県知事選で米山を擁立した責任により森裕子は謹慎になったとのこと。ただし、鷲尾はこの事を「公には」と付け加えて説明しており、実際謹慎中のはずの森が次の県知事選で主導権争いに暗躍する様が描かれるのだがそれは後述。

2020-07-18 17:40:55
徳本 @tokumoto0

米山の知事辞職以降の出来事は、鷲尾らによる本格的な県知事選候補者選びが難航する様が描かれるのだが、ここで表舞台から消えた米山の驚愕の言動が明かされる。辞職後間もないゴールデンウィークの頃、米山は鷲尾にこんなことを話す。

2020-07-18 17:41:22
徳本 @tokumoto0

>「実は今、独自に世論調査をしています。結果次第で再出馬もありうると思ってますが、鷲尾さん、どう思いますか?」 散々無様な姿を晒して辞職し、支援政党からも見放されてなお米山は再出馬を諦めていなかったのだ。この人はどこまで頭がハッピーなのかと戦慄する思いである。

2020-07-18 17:42:04
徳本 @tokumoto0

ただ、鷲尾は米山の再出馬もありだと率直に語る。新潟選出の国会議員は候補者選びの日程調整すらままならず鷲尾に言わせればやる気がない。また、鷲尾の周囲には米山同情論が多く再出馬を推す人も多かったとのこと。米山の昨今の言動を見るに、甘い同情論がかえって彼を駄目にした気がするのだが…。

2020-07-18 17:42:39
徳本 @tokumoto0

以上が米山隆一の新潟県知事辞任劇舞台裏と後日談。次は、米山が出るはずだった2016年参院選に森裕子がゴネ得で出た事件など、知事選前の出来事を追って書きます。 「鷲尾血風録」の出版社サイトは以下。滅法面白いので強く一読推奨。金を出して読む価値は十分あります。 gentosha.co.jp/book/b12499.ht…

2020-07-18 17:45:29
徳本 @tokumoto0

米山隆一知事辞職までの激動の3日間を尋常でない高密度で描いた第1章に続く第2章。ここで鷲尾は、米山が05年に政治家を志してからの「挫折だらけと言ったほうが実態に近い」道程を語り始める。この辺でそろそろ「この本は鷲尾の自伝だよな…」という気がしないでもないが、面白いから構わない。

2020-07-22 11:13:45
徳本 @tokumoto0

05年と09年、米山は自民党から新潟5区で出馬するがともに落選。米山はその後ブログ等で、時代遅れな制度の作り直しは自民党ではできないので党を出た云々語ってるのだが、鷲尾は「09年の衆議院選挙でも田中真紀子さんに破れ、米山さんは自民党から追い出された形になっていた」とあっさり書いてしまう

2020-07-22 11:15:33
徳本 @tokumoto0

2011年、そんな状況で弁護士として活動を始めた頃の米山に鷲尾は出会う。鷲尾は考え方や目指す社会像で相通ずるものを感じ、米山の意気や度胸に惹きつけられる。鷲尾が熱く、果てるともなく語る米山の政治への情熱、見識の高さ、向上心を読み流していくと話は2012年の衆議院選挙へ。

2020-07-22 11:16:19
徳本 @tokumoto0

この選挙で米山は日本維新の会から新潟5区に出馬するが、またしても落選。翌2013年の参院選にも維新公認で出馬するがさらに落選。これでもめげずに米山は2015年のうちから翌2016年の参議院選挙に維新から出ると宣言し、地元での活動をいち早く活発化させる。

2020-07-22 11:16:55
徳本 @tokumoto0

この頃から民主党と維新の党の合流協議が水面下で始まっており、選挙の公示まで約半年となった2016年の年明け頃には、当時民主党新潟県連代表だった菊田真紀子と鷲尾の間では「候補者は米山さんでいいでしょう」という合意ができていた。

2020-07-22 11:17:29
徳本 @tokumoto0

鷲尾は米山にも「もう少しで、われわれと一緒に仕事ができますね。お互いが合流する党の候補になれば当選する確率はかなり高くなりますね」と話していた。ところがそれから間もなく、突然、菊田が参議院選挙の候補者に名乗りを上げる。

2020-07-22 11:18:02
徳本 @tokumoto0

これは党本部の意向によるもので、米山には諦めてもらうしかなくなり、鷲尾が「本当に申し訳ない」と電話すると米山は 「菊田さんが出るんだったら仕方ありません。参議院は諦めます。そのかわり自分もどこか選挙区を与えられなければ割に合いません」

2020-07-22 11:18:44
徳本 @tokumoto0

これには民主党本部も納得し、民主党と維新の党の合流後に米山を新潟5区の総支部長にする事を提案。この交換条件のもと、米山は泣く泣く引き下がった。これでとにもかくにも候補者調整がついたかに見えた。ところが、ここで事態をより滅茶苦茶に引っ掻き回す人物が現れる。 #森ゆうこ

2020-07-22 11:20:15
徳本 @tokumoto0

まとめの続きを書きます。ここからしばらくは米山隆一ではなく森裕子の話がメインになります。「鷲尾血風録」は「森裕子と黒岩宇洋がいかにクズかを白日のものとに晒す!!」が裏テーマではないかと思えるほど二人の所業が何度も詳細に書かれています。鷲尾渾身の告発をご覧下さい。

2020-07-23 11:36:41
徳本 @tokumoto0

2016年、民主党と維新の党合流後の参議院新潟選挙区の候補者は米山隆一の予定だったが、民主党本部の意向を受けた菊田真紀子が突如出馬表明。米山が泣く泣く引き下がったところで、今度は落選中の森裕子が「自分が出る」と言い出す。ここで鷲尾は、森のこの行動がいかに非常識であるかを縷々説く。

2020-07-23 11:37:26
徳本 @tokumoto0

話は2014年衆院選にさかのぼる。解散直前まで新潟5区の民主党総支部だった田中真紀子が突如出馬しないと言い出す。次の候補者に対する活動費(総支部交付金)をずっと受け取っていたくせに直前に出ないと言い出す、真紀子らしいセコい金持ちの行動が興味深いが、ここで森裕子が名乗りを上げる。

2020-07-23 11:38:00
徳本 @tokumoto0

森は民主党の政権与党時代、内部で対立した挙句、小沢らと離党。国民の生活が第一→日本未来の党→生活の党と目まぐるしく政党を移り、前年の2013年に民主党は森(当時生活の党)と戦っている。信用もなく政策も一致しない森を推薦することに反発が相次ぐ。

2020-07-23 11:38:52
徳本 @tokumoto0

「党を分裂させた人を推薦するってどういうことだ!」 「いちばん苦しい時に砂をかけるようにして出ていった。許せない!」 との声が次々に上がるのだが、候補者擁立に悩んでいた民主党は結局森の推薦を決定。しかし森はあえなく落選。

2020-07-23 11:39:12
徳本 @tokumoto0

そんな経緯がありながら、森は2年後の2016年に横から割って入って参院選出馬を表明。2014年衆院選で民主党は森を推薦したのだから、今度は森が民主党の菊田に譲る番だろうと鷲尾。

2020-07-23 11:40:18
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