2020年7月20日

【横山光輝「三国志」講座301「霊に捧ぐ」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第301話「霊に捧ぐ」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。 ※今回の話は、大判・横山光輝「三国志」第16巻に収録されています。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座301「霊に捧ぐ」01】 呉軍は連戦連敗を続けていました。負傷兵もおびただしい数にのぼり、戦意の上がらぬことおびただしい状態。そんなおり、蜀軍に仇と狙われている傅士仁と糜芳は岸辺に陣取っていました。糜芳が陣の見回りをしているとひそひそ話が。

2020-07-20 14:42:12
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【横山光輝「三国志」講座301「霊に捧ぐ」02】 兵士たちは蜀軍の勢いが凄まじく呉が滅びるのは時間の問題と考えていました。もともと荊州兵で関羽に仕えていた者たちで構成されていた部隊。いっそのこと、呉に寝返った糜芳と傅士仁を殺して蜀の本陣に降れば手柄になる、と良からぬことを考えます。

2020-07-20 14:45:02
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【横山光輝「三国志」講座301「霊に捧ぐ」03】 兵士たちの心変わりに気付いた糜芳は傅士仁のもとへ飛んでいきます。前から飛んでくる矢より、背後から繰り出される槍の方が恐ろしいもの。糜芳は先に蜀に降ってしまおうと言います。しかし、そのままでは玄徳が許すはずはない、と傅士仁が言います。

2020-07-20 14:47:02
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【横山光輝「三国志」講座301「霊に捧ぐ」04】 そこで手土産としてここの総大将の首を持参すればいいと糜芳。そして玄徳の情けにすがろうと。敵からも味方からも狙われては生命がいくつあっても足りません。傅士仁はわかった、今夜やろう、と言います。

2020-07-20 14:50:06
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【横山光輝「三国志」講座301「霊に捧ぐ」05】 吉川三国志ではこの軍の総大将を馬忠の名前があげられていますが、横山三国志では名前は出されていません。この総大将、かわいそうに、寝ているところをいきなり斬られ、首を取られてしまいました。そして、見回りに行くと言って陣の外に出ます。

2020-07-20 14:52:44
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【横山光輝「三国志」講座301「霊に捧ぐ」06】 闇夜をかけて蜀の本陣へ向かう二人。首尾よく総大将の首を玄徳に献上したのですが、玄徳の怒りに火を注ぐ結果となりました。謀反の気持ちはなかったが、呂蒙に騙されて城門を開いてしまった結果やむを得ず降伏したと。

2020-07-20 14:54:40
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【横山光輝「三国志」講座301「霊に捧ぐ」07】 玄徳の出馬を聞いて、敵将の首を持参したので、何とか罪を許してほしいと傅士仁は言いますが、玄徳は詫びる気があるならもっと早く来るべきだ。うまく言いぬけて命を助かろうと思っているのだろう、と二人の意図を見抜きます。

2020-07-20 14:56:17
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【横山光輝「三国志」講座301「霊に捧ぐ」08】 ひとたび窮すれば関羽を裏切り、再び窮すれば呉を裏切って首を持ってくる、その心、その行為、犬畜生にも劣る、と断罪の言葉を重ねる玄徳。関興に二人の首を刎ねるように命じます。命乞いをする傅士仁たちを、関興は処刑場まで引き連れていきます。

2020-07-20 14:58:27
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【横山光輝「三国志」講座301「霊に捧ぐ」09】 最期くらい男らしくしろ、父・関羽もこのように首をはねられたのだ、という関興の言葉に、二人はさぞや後悔の念が湧き上がったことだと思いますが、もはや何も言うことが出来ません。

2020-07-20 15:00:46
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【横山光輝「三国志」講座301「霊に捧ぐ」10】 覚悟、と二人に向かって剣を振るった関興。処刑が終了したことと、亡き父の霊前に捧げる、と玄徳に報告します。それを見ていた張苞は一人涙を流します。関興は次々に父の仇を討っているのに、自分はまだ一人も討っていないから歯がゆいと玄徳に言います。

2020-07-20 15:03:21
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【横山光輝「三国志」講座301「霊に捧ぐ」11】 玄徳は張苞にあせるなと言います。呉の建業に迫る日も近いから、必ずや張飛の仇をこの手ですすぐ機会があると。 はい、とうなだれながらも張苞は返事をします。

2020-07-20 15:05:13
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【横山光輝「三国志」講座301「霊に捧ぐ」12】 その頃、呉は敗戦に次ぐ敗戦の報で騒然となっていました。糜芳と傅士仁が蜀に降り、首をはねられたという話が伝わるとさらに騒然となります。蜀・玄徳の呉に対する決意が思った以上に強固なものであることがわかったからでしょう。

2020-07-20 15:07:47
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【横山光輝「三国志」講座301「霊に捧ぐ」13】 領民たちは呉が滅亡するのは時間の問題と噂し合います。そんな情勢を打開しようと孫権は左右に良い知恵はないかと尋ねます。玄徳が憎んでいるのは、関羽の死に直接関わった呂蒙、潘璋、糜芳、傅士仁はすでに死んでおります。

2020-07-20 15:09:53
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【横山光輝「三国志」講座301「霊に捧ぐ」14】 残っているのは、張飛を裏切った范彊、張達の二人。この両人を召捕り、張飛の首とともに送り返し、さらに荊州を返し、孫夫人も送って和睦を求めてはどうか、という意見が出ます。つまり昔の状態に戻すということです。その案を孫権は採用します。

2020-07-20 15:11:41
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【横山光輝「三国志」講座301「霊に捧ぐ」15】 呉から、張飛の塩漬けの首が届けられた玄徳。范彊、張達も送ってこられました。張飛の首を見た玄徳はしばし落涙。張苞は、范彊らを自分の手で、と言うと、玄徳は仇を討つがよい、と言います。涙をこらえながら幕舎を出る張苞。

2020-07-20 15:13:51
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【横山光輝「三国志」講座301「霊に捧ぐ」16】 檻車に入れられている范彊、張達を降ろさせる張苞。父の無念を晴らし、霊を慰めると言って二人を処刑します。 こうして、関興、張苞いずれも仇を討つことができました。

2020-07-20 15:16:24
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【横山光輝「三国志」講座301「霊に捧ぐ」17】 馬良が、呉が荊州を返し、孫夫人を返して、末永くよしみを結びたいと言っていることを玄徳に言います。しかし、玄徳はそれはならぬ、と言います。まず呉を滅ぼしてから魏を取るとあくまで呉の討伐を主張します。

2020-07-20 15:18:07
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【横山光輝「三国志」講座301「霊に捧ぐ」18】 馬良は、仇はすべて命をとり、恨みは晴らした。討つならば魏が先だと、呉と講和すべきと暗に主張します。下のt区は、仇討ちだけで桃園の誓いが終わったわけではない、今一度漢室を盛り立てることが張飛、関羽との誓いだったと。

2020-07-20 15:20:29
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【横山光輝「三国志」講座301「霊に捧ぐ」19】 自分一人だけ生き残ったからには、自分一人で天下を統一し、戦のない楽土を作る、それが桃園の誓いを果たしたことになる、と玄徳。馬良ははい、と答えるしかありませんでした。

2020-07-20 15:21:47
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【横山光輝「三国志」講座301「霊に捧ぐ」20】 馬良は、以前の玄徳に比べ、この頃は少し強気すぎる、と感じます。戦は勝ちすぎてはならぬ、勝ちすぎると恨みが残る、ほどほどに勝って従わせるのが最上なのだが…、と今後の行く末に不安を持ちます。

2020-07-20 15:23:30
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座301「霊に捧ぐ」21】 玄徳としてみれば、荊州を返すと言っても、呉を滅ぼせば自然と荊州は手に入れられます。また、孫夫人は自分を捨てて実家に返った女、ということで、かつてのような愛情は持てなくなっていたのかもしれません。玄徳が頑なになるのも無理はないかと。

2020-07-20 15:26:01
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【横山光輝「三国志」講座301「霊に捧ぐ」22】 果たして馬良の不安は的中するのか。この続きはまた次回となります。 今回はここまで。

2020-07-20 15:26:54

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