シャドウランでヤミ発電所を攻撃する話

ヤネウラ @yanegann

シャドウランおもしれー。 毎回、自分が予想したよりも、展開が面白くなるのがすごい。

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今回のテーマは「ダンジョンアタック」。レドモントバーレーン地区のヤミ発電所を強襲し、発電機能を失わせるというのが今回の任務。 davesmapper.comでダンジョンをがっちり作成してもらい、そこをバイクに乗ったランナー2人が襲撃するといセッション。広いマップ内を走り回るの楽しい！ pic.twitter.com/kPa0BQvOUg

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つぐみ（女・人間） 扶養家族である妹を養っている見習いランナー。アデプトパワーを使いこなすようになって、見習いを脱却しつつある。スノホミッシュ在住。趣味は釣り。最近の一カ月はほとんど車の修理をして終わったため、修理に便利なガレージが必要かどうか、ちょっと悩んでいる。

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キラー（男・エルフ） エルフということで父に捨てられたランナー崩れ。しかしフィクサーなどのコネはきっちりとっていて良い感じだ。最近、シアトリアン柔術の使い手になった。強力なアサルトライフルの購入や、最高レベルの骨密度増強手術の予約をフィクサーに頼んでいるが、なかなかうまくいかない

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「依頼が来る前にダウンタイムの処理をしようか。つぐみはやりたいことある？」 「ほとんど車の修理で終わるんですが、武器収束具を買いたいですね。クラブの」 「どんな形のクラブが良いんだい？車の修理するからモンキーレンチとか？」 「モンキーレンチのマジックアイテムって想像しにくいですね」

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「まぁ、そうかな」 「十手が良いかな」 「捕物帳のあれ？」 「いや、身分証明書にしてる小型のやつじゃなくて、荒事の時に使うデカいやつの方です」 「ほうほう、なるほど。昔からあるものだからマジックアイテムもありそうだね」

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「コネの故買屋に頼んで探してもらいます」 「ああ、ぴったりだねぇ。じゃあ、判定しようか…成功だね。故買屋は十手を見つけてきたよ。カルマ払って結縁するといい」 「了解でーす。よし、結合しました」 「じゃあ、霊紋パターンが同期したね。十手の先まで、自分になったような感じだ」

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「これで精霊との戦いが少し楽になります」 「そうだねー、精霊強いからね。あと、わりとよく出てくる敵だし、対策するのは効果的だと思うよ。ところで、キラーはどうする？」 「今回は、前のシナリオで会ったゴーギャングと仲良くなって終わりですね」 「OK、じゃあ、シナリオを始めよう……」

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今回仕事を持ってきたのはキラーがコネを持つMr.ジョンソン。 Mr.ジョンソン初めて使うんですよねー。ルールブック読んでも剣呑なことしか書いていないんで、これまで避けていました（顔の見えないオンセで裏切りやるの難しいし）が、今回初チャレンジ。

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イーヴォ所属のMr.ジョンソン、ヤマダサンが持ってきた仕事は、荒廃したレドモントバーレーン地区で、ギャングたちに違法に電力を売っているヤミ発電所への襲撃。 ギャング排除のために、イーヴォの管轄地区で電力をカットしても、勝手に電気を売られ困っているので解決してほしいとのこと。 pic.twitter.com/gygEzl6Huj

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「依頼はそれで終わりですか？」 「終わりです。これ以上の細かい情報とかはありません。そちらで調べてください。9000新円余計に出しますから、このお金でデッカーを雇うと良いでしょう。もちろん、そちらの判断で雇わないことになっても構いません」 「なるほどー、フィクサーに紹介を頼むかなぁ」

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「なお、今回はボーナスとして、1人3000新円分のイーヴォ券をお渡しします。医療系やバイオ関係など、イーヴォの商品でしたら何にでも使用できます」 「3000イーヴォ券！藩札だ！これ！」

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というわけで、企業の不利になるかもしれないことの明言を避け、細かい調査をランナーにやらせ、「いえ、我々は何も知りませんでした」という立場をとれるようにしておく人たちというアプローチで、Mr.ジョンソンを表現してみました。 企業の人っぽい感じになって、良かったです。

ヤネウラ @yanegann

うちのゲームだと、フィクサーは人員の調達や情報の調査までやってから、ランナーに仕事を依頼する人たちなので、差別化ができたのも良かったですね フィクサーは情報を知ることで強さを得るんですけど、Mr.ジョンソンは「いえ、知りませんでした」と言えることで利益を得る人として分けてみました

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馴染みのフィクサーにデッカーの手配を頼むPCたち。 「手が空いているのつれてきたぞ」 「おお、光が見えます。あなた方の目的地、ヤミ発電所の地図が見えてきました」 「こういうスピリチュアル系のデッカーいるよね」

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「おお、光が私に啓示を与えてくれます。発電所入り口は警備が厳重。12名ものギャングが守っています。銃座もあります」 「厳重だなぁ」 「私が銃座を撹乱しつつ、遠隔操作でゲートを開けますから、そこに車両で突入して不意をうつとよいでしょう。なお、これは調査代金の一部として扱いましょう」

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不意打ちした場合、対応の判定に失敗すると、その敵はイニシアチブが10減少する。今回の敵だと、約半数が失敗する。そこを叩くわけだ。 プロ意識が低いので12名の1/4、つまり3名を倒せれば、入り口警備の集団は瓦解するわけだ

ヤネウラ @yanegann

「料金は、基本3000、事前調査3000、戦闘時の手助け一回で3000ですよ」 「OK、じゃあ、その契約で」 (フィクサーに支払う代金は、ジョンソンが払っているものとしてセッションでは割愛。数字が細かくなると、ややこしくなるので)

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「おお、新たな啓示です。このヤミ発電所には大気の精霊と召喚術者がいます……」 「手強いな」 「おっと……この発電施設は……大気の精霊に電気を作らせてみたいですね……」

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「企業ならこれくらいの情報、すでに調べがついているはずです、つまり……」 「これはダミー案件か！　イーヴォの真意はこっちっぽいな」 「ソンタク！　おそらくそれが大事でしょう」

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「精霊の解放を、企業が明言して依頼できないからジョンソンが出てきたってことか、なっとくー」 「イーヴォは自由精霊が大株主ですから社内的政治的になにかあるのかもしれません」 「精霊の権利問題は確かになんか危なそう」

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「一応、ここがコンソールで、ここを破壊すれば発電は止まりますが……」 「発電施設の炉そのものを破壊した方が受けはいいかもなぁ。考えておかないと……」

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ちなみに今回の任務はイーヴォのシマでの任務であるため、アサルトライフルや爆発物を使うのは非推奨。 ヤマダサンからは「うちの保安部隊とかちあっても、こちらはあなたがたを守りませんのでご注意を」とのこと。 シャドウワーク、死して屍拾うものなしてある。

ヤネウラ @yanegann

打ち合わせも終わりミッション開始。デッカーが入り口を開け、つぐみとキラーがバイクで突入。 敵は人間ギャングが12（H）、エルフのギャングが12（E）、F4の大気の精霊が1（気）、召還者が1（召）。プロ意識1～2なので、グループのうち1/4名を倒せばグループ全員諦めます。同色同文字がグループです pic.twitter.com/MnE3pRUQri

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バイク突入で、入り口前の人間ギャング12名の半数が不意を打たれイニシアチブー10、手番が来るまで防御不可に ランナーは順調に攻撃を完遂、一気に12名を無力化。デッカーは計画通り奥の2部屋の扉を開けます 多くの敵は様子見。動かず危険地帯を作って待ちます。迎撃に行くと追いつけなくなるからね pic.twitter.com/AdDdJgfcZP

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