アンドレ・ノートン＜太陽の女王号＞シリーズを松本零士のイラスト中心に語る

kiko @kiko_sq

＜太陽の女王号＞シリーズ1巻カバー。 右は松本零士氏のイラスト集に収録されたタイトルの入っていないものです。 近づいた宇宙船を捉え、引き寄せて墜落させる宇宙のサルガッソー・惑星リンボー。 宇宙船の残骸の前に立つ主人公を描いた赤い表紙は中身にピッタリ。 ＃大宇宙の墓場 pic.twitter.com/IZspJsUem2

拡大

拡大

kiko @kiko_sq

髪が茶色だけどほんとは金髪だとか、そんな情報は4巻にならないと出てこないし、こんなにワイルドタイプじゃないけど、どこかのスミスさんに張り合ってカッコよく決めてるし、そこはもう松本零士氏と早川書房のGJ‼️

kiko @kiko_sq

「大宇宙の墓場」P19の挿絵。 外宇宙を目指す候補生たちと入港している宇宙船の求人をマッチングさせる判定機「サイコ」により、＜太陽の女王号＞があてがわれたシーン。 なんとなく主人公が暗いキャラに思われがちな図ですが、そんなことありません。ちょっとショックだっただけで。 #太陽の女王号 pic.twitter.com/lCoTaxis2q

拡大

拡大

kiko @kiko_sq

いじめっ子の同僚三人組の前で、できれば大企業の判定が欲しかったデイン。 フリートレーダーに判定されたことで、サンズにはさんざん傷つけられたけれど、すぐに気持ちを立て直す強さがあります。 不愉快さも忘れ意固地になることもなく、出航時にはすっかり船になじんじゃった新米君。いいね！

kiko @kiko_sq

というか、乗船してすぐに向かった船長室がすさまじすぎて、それまでの感情が吹っ飛んじゃった…？ 動物園はきらいですか？ｗｗｗ ＃太陽の女王号 ＃宇宙の墓場 ＃松本零士 ＃アンドレ・ノートン

kiko @kiko_sq

サイコの判定は正しかったか？というと… 結果オーライではありますが、あんなに時間かけないとデインの行き先が決まらなかったのは、たぶん行けるところが多すぎたせいです。 6巻読むと、大手の中では＜インターソーラー社＞より＜デネブ銀河＞が合ってそう。 デネブ。うん、デネブはいい。オカン🍭

kiko @kiko_sq

＜太陽の女王号＞1巻での初登場時、やたら端正だの完全無欠だのと容貌賛辞てんこ盛りのアリ・カミルに比べてラフな顔つきとデインに評されたリップ・シャノンですが、7巻にちゃんとhandsomeって書いてあるじゃありませんか！ キミの審美眼はおかしくないか、デイン・ソーソン❗️ pic.twitter.com/5pOGhwBa5S

拡大

kiko @kiko_sq

だから自分の顔も「魅力がない」という自己評価になっちゃうのよ。 Janie さん(私の恋敵のひとり)が言ってましたよ。デインはハンサムだって。 視力検査しなさい、デイン・ソーソン！😆 #太陽の女王号 #大宇宙の墓場 #アンドレ・ノートン pic.twitter.com/2RRMrjCVS4

拡大

拡大

kiko @kiko_sq

＜太陽の女王号＞シリーズの、天才エンジニアにして素晴らしい外貌と落ち着き払った態度のアリ・カミルと すらりとした男前で身だしなみもよく、 天使のような表情をしている＜ノースウエスト・スミス＞のヤロールを ミスターユニバースの宇宙大会で競わせてみたいよーな、どうでもいいよーな。

kiko @kiko_sq

「大宇宙の墓場」P43。惑星オークションのシーン。 星がまるまる一個売りに出されるという、ホームステッド法などがあったアメリカらしい発想です。 以前ちょろっと計算してみたんですが、＜女王号＞が競り落とした惑星リンボーは、40坪程度の東京の一戸建てよりお安かったです… ＃太陽の女王号 pic.twitter.com/NNiNiwOoPx

拡大

拡大

kiko @kiko_sq

40坪より狭いトコにどうやって宇宙船を着陸させるんだとか思ったり…😂😂😂

kiko @kiko_sq

この場面で、惑星ふたつを競り落とした貿易界のプリンス・コフォート氏が、まさかまさかのジェリコ船長と義兄弟になるというビックリ展開！（6巻） 開拓時代を思わせるようなクラシックな銃が、辺境の惑星の雰囲気をよく出している挿絵です。 ＃太陽の女王号　 ＃松本零士　 ＃大宇宙の墓場

kiko @kiko_sq

左：「大宇宙の墓場」P59。謎というよりもはや怪しい考古学者サルザー・リッチ博士が＜女王＞号のチャーターを申し込んできたシーン。 奥の人物はウィルコックスさん。ここにいるはずのデインはどこへ？ 右：P77。惑星リンボーの廃墟。白黒なのでわかりませんが、色はキッツイ原色💦 ＃太陽の女王号 pic.twitter.com/Aj7tdQuFUq

拡大

拡大

kiko @kiko_sq

考古学者のくせして鍛えぬかれた戦士のような筋肉と身のこなし。非合法な『剣闘士』だなんて、なぜ見抜けたデイン？ ＜女王号＞シリーズにはプロポーションのカッコいい脇役が多いです。 3巻に出てくる狩猟惑星のアサキさんとか。 ＃松本零士 ＃アンドレ・ノートン

kiko @kiko_sq

惑星リンボーにも登場する「先史文明人」（ Forerunners）というのは、 他のノートン作品にも出てきます。例えば「ゼロ・ストーン」。世界観が共通なんですね。 ” Forerunner”　というそのままのタイトルの作品もあります。

kiko @kiko_sq

左：「大宇宙の墓場」P89。惑星リンボーの偵察シーン。松本氏の描く飛翔艇を見て下さい。文の方も岩や草、色の描写がきっちり。 右：P103。何者かに焼き殺されたリンボーの球体生物。通称「豆細工」は英語でdomned　bogies。悪霊とかお化けとか言われちゃってますね… ＃太陽の女王号 ＃松本零士 pic.twitter.com/x0MFMERPr8

拡大

拡大

kiko @kiko_sq

「大宇宙の墓場」口絵。 豆細工は松本氏のお気に召したのか、早川の編集部のおススメなのかカラーで登場しています。 内臓が透けて見えるこんなトンデモナイ生き物を、1955年代に女性が考え出しているんですよね。 ＃アンドレ・ノートン pic.twitter.com/f9LbiW71Ts

拡大

kiko @kiko_sq

リンボーの最初の偵察で組むことになったタウとアリのふたりは、当時のデインにとって苦手だったようですが、続刊ではタウと行動することが多く、アリについてもお互いに仲間思いであることがわかり、クルー同士の関係はきわめて良好です。

kiko @kiko_sq

というか、成長するにつれアリの方がデインにやり込められるようになって苦手意識もちだしたかもです。😙

kiko @kiko_sq

左：「大宇宙の墓場」P123。濃霧で視界の悪い中を＜女王＞号帰還する飛羽艇。操縦者は巨漢のカール・コスティ。タウ医師よりはるかにうまい(笑。 右：P141。戦闘を予想し、熱線銃を取り出すジェリコ船長。エンジニアのストッツが1挺ずつ点検するシーンもあり、なかなか細かい描写。 ＃太陽の女王号 pic.twitter.com/QVYkiQxJsB

拡大

拡大

kiko @kiko_sq

＜女王＞号「に」帰還する飛「翔」艇です。ミスってます😅

kiko @kiko_sq

アリが操縦がうまいのは納得できますが、カールおじさんは意外でした。タウせんせいの操縦が下手なとこは4巻まで進歩ナシ。😞

kiko @kiko_sq

ジェリコ船長の顔に傷があるのは、松本テイストだからでなく、原作通りです。 巷では老船長扱いされていますが、実はわりと若い…らしいです。短気でおっかないはずのこの人が…この人が女の人とkissしちゃうとは‼️

kiko @kiko_sq

しかも仕事の合間にさらっとやってのけてるー！ ウブなのが約1名いるのはじゅうじゅう承知してるくせになんてことを。 ↑　↑　↑　意外とクルーのことをよくつかんでます。さすが船長！