【横山光輝「三国志」講座303「持久戦」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第303話「持久戦」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。 ※今回の話は、大判・横山光輝「三国志」第16巻に収録されています。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座303「持久戦」01】 第303話です。陸遜の狙い通りの展開となります。酷暑の戦場において、呉軍は挑発にも乗らず守りを固めています。玄徳の見立てでも、強引にいけば被害は大きいという判断。しかも、連日の暑さで病人が出始めています。

2020-07-22 15:43:15
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【横山光輝「三国志」講座303「持久戦」02】 水は遠くまで求めなければ手に入らず、士気も上がりません。一応、どこか涼しい山陰か、水のある谷間に陣を移動してはどうか、という意見が出ます。玄徳はやむをえぬと言い、陣の移動を命じます。

2020-07-22 15:44:20
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【横山光輝「三国志」講座303「持久戦」03】 馬良が、一度にこれだけの陣を引いては陸遜の追撃を受けると意見します。玄徳は老兵を殿軍に残し、いつわり負けを装い、精鋭を伏せておくという作戦を立てます。部下たちは名案と乗り気ですが、馬良は一度諸葛孔明に相談してはどうかと言います。

2020-07-22 15:45:51
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【横山光輝「三国志」講座303「持久戦」04】 ちょうど孔明は漢中まで出てきて、諸所の要害の守りを固めている所だと言う馬良に対し、遠征に出ていちいち孔明に問い合わせをしていては戦が出来ないと言う玄徳。だが、孔明が漢中にいるなら、戦況を伝えるのもよかろう、と馬良に行ってこいと言います。

2020-07-22 15:48:03
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【横山光輝「三国志」講座303「持久戦」05】 ここで参謀役となっていた馬良を孔明のところに行かせるという判断をした玄徳。最近、自分に反対意見をすることが多い馬良をうるさく思ったか、無意識に遠ざけてしまいました。玄徳は他の将兵に陣の移動作業を命じます。

2020-07-22 15:50:44
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【横山光輝「三国志」講座303「持久戦」06】 この蜀軍の動きは呉軍の知るところとなります。韓当は蜀の陣替えを確認すると、すぐに陸遜に報告に行きます。すぐに追撃命令を、という韓当の言葉を一旦制止し、自ら様子を見に行くという陸遜。蜀軍の鮮やかな撤退を目の当たりにします。

2020-07-22 15:52:56
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【横山光輝「三国志」講座303「持久戦」07】 残っているのは1万ばかりの兵。韓当は敵を討つ絶好の機会を逃さないうちに、とせめて残った1万だけでも討たせてくれと懇願しますが、陸遜は三日待てと言います。

2020-07-22 15:56:05
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【横山光輝「三国志」講座303「持久戦」08】 三日も待ってたら誰もいなくなってしまう、と焦る韓当に、敵陣の様子を見てみろ、と陸遜。蜀軍の殿は老兵ばかり。通常の殿とは、敵を追撃を防ぐ重要な役割。それを老兵に任せるということは、近くに兵を伏せて、自分たちを待ち伏せてるのだろうと、陸遜。

2020-07-22 16:05:58
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【横山光輝「三国志」講座303「持久戦」09】 ともかく出陣はあいならぬ、と陸遜は行って本陣へ戻ります。韓当は不満を隠しません。実戦を知らぬ書生の理論。孫権はなぜあのような臆病者を大都督に任命したのか、という声も出ます。

2020-07-22 16:11:27
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【横山光輝「三国志」講座303「持久戦」10】 さて、蜀の殿軍。呉が出てこないので暇を持て余しています。これほど腰抜け揃いとは思わなかったぞ、と言いながら呉を挑発します。できれば呉軍を引きずり出して、伏兵で叩きたい所。

2020-07-22 16:12:39
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【横山光輝「三国志」講座303「持久戦」11】 蜀の老兵達の悪口雑言に耐えかねた韓当は、もう我慢ならぬと陸遜にかけあってくる、と本陣へ向かいます。さすがに命令違反をしてまで蜀軍に向かっていくという根性はなかったようです。

2020-07-22 16:14:02
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【横山光輝「三国志」講座303「持久戦」12】 韓当を迎えた陸遜。蜀軍が遠くへ退陣したらどうするのか、という韓当の言葉に、戦わずして国を守れたのは、それこそ結構なことだ、と答えます。今こそ玄徳を討つ絶好の機会なのに、と言われても、玄徳が正陣を敷いているうちは打ち破ることはできぬと。

2020-07-22 16:16:23
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【横山光輝「三国志」講座303「持久戦」13】 ここは炎暑と病人の続出を待ち、士気の衰えを待つのが最高の策、と陸遜はきっぱり。韓当は、なるほど、大都督は理論派でございますな、これからは戦わずに戦に勝とうというわけでございますな、と捨て台詞を吐いて戻っていきます。

2020-07-22 16:17:42
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【横山光輝「三国志」講座303「持久戦」14】 面白くもない、と不満顔の韓当。いやはや、陸遜の言うことはもっともなれど、実際に持久戦を行うには、逸る味方の不満も抑えなくてはなりません。歴戦の諸将に向かって新任の総司令官が行う作戦としては、随分と肝が座っているとみていいでしょう。

2020-07-22 16:20:43
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座303「持久戦」15】 味方にも隠忍自重を強要する陸遜の策は、果たして功を奏するのでしょうか。この続きはまた次回となります。 今回はここまで。

2020-07-22 16:21:28