#ペットエイトくん

レン @rain560509

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レン @rain560509

『あーあ、結局また捨てられてもうた。』 あの時、絶対に捨てたりしないから、もう要らないでしょ。なんて言うてたくせに、結局コレに入れて捨てられた。 分かってても、捨てられたあとはショックやし寂しいねんで？ でも、もう慣れっこ。次の飼い主を待つねん。 #ペットエイトくん #エイトで妄想

レン @rain560509

数時間前… 『そうなん？ユウくんは女子高生に拾われたん？すげー。え、おん分かった。おん、聞いてみる、待ってて。』 仲間と電話してて、ご飯行こって誘われた。 〔どうしたの？〕 『マルがな、ご飯行こって言うてるねん。』 〔分かった、行ってきていいよ！〕 #ペットエイトくん #エイトで妄想

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『ありがとう。』 〔遅くなるでしょ？ゆっくりしてきなさいよ。〕 夕方、貰ったお小遣いを握りしめて出掛けた。 『最近な、様子が変やねん。』 〔え、そうなん？捨てられそうなん？〕 『分からんけど、そうかもしれん。』 〔とりあえず、今日はよ帰ってあげたら？〕 #ペットエイトくん #エイトで妄想

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『おん、そうするわ。』 ご飯食べながら、マルに話を聞いてもらって、早めに解散した。 『はよ帰って、お願いいっぱい聞いてあげよ！』 そんな事を考えながら、飼い主様の元へと急いで帰った。 『ただいま〜。』 部屋に帰ると、知らん男物の靴が置いてあった。 #ペットエイトくん #エイトで妄想

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誰か来てるん？何も聞いてへんけど。 今まで誰か来ることなかったし初めてやなぁなんて思いながらリビングに向かい、ドアを開けようとしたら中から声が聞こえてきた。 〔あっ、やぁだ、それぇ、ダメっ…ひゃああっ、〕 一度も聞いたことがない艶っぽい声と肌の音。 #ペットエイトくん #エイトで妄想

レン @rain560509

何が行われているのかは容易に想像できた。 僕は彼氏とかの類とちゃう。 せやから、別にこんなんはなんて事ない出来事や。 でも家に呼んだって事は…。 『あー、ゆっくりしてこいって、そう言うことか〜。』 2人は僕の事には気が付かずに、その行為は続いていた。 #ペットエイトくん #エイトで妄想

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その後、男の人が帰ったあとに隠れていた場所から出た。 〔え、いたの？…いつ、から？〕 『えっと、さっき？』 〔…ずっと居たんだ。〕 『ごめん、知らんかったから。』 〔まぁ、いいわ。これで分かるでしょ？〕 『え、何？』 〔やめて。そうゆうの要らないから。〕 #ペットエイトくん #エイトで妄想

レン @rain560509

数時間後… 『あーあ、結局また捨てられてもうた。』 唯一の救いは、あの時ゴミに出されそうになったこの部屋を頼み込んで残しといたことや。 部屋言うても、屋根とかないで？他の人から見たらただのダンボールやし。 でも俺には、この公園では大事な部屋やねん。 #ペットエイトくん #エイトで妄想

レン @rain560509

要らないでしょって言うた本人が、大事な物取っておいて良かったよね。なんて都合ええこと言うて、またこの公園に捨てられた。 『せめて、お昼に捨てて欲しかったな〜。』 そんなこと言うてもどうしようもないねんけどな。 今夜はここで居るしかないし、もう寝よ。 #ペットエイトくん #エイトで妄想

レン @rain560509

グループLINEに“本拠地に戻りました。”とそれだけ送信し、眠りにつくことにした。 「あー、もう何なの！信じられない！」 そう思ったけど、酔っ払った人が大きな声で叫びながら入ってきた。 「あ、誰か居るぅ〜。先客だぁ〜。」 その人は僕の前に座り込んだ。 #ペットエイトくん #エイトで妄想

レン @rain560509

「何してるの？お家に帰らないとダメだよ〜。」 『いや、今はここが家やねん。』 「きゃはは、コレが家なの？」 『そう、僕の大事なお部屋。』 酔っ払いさんは、陽気に話しかけてきた。 「いーねぇ、私もうすぐ家なくなるんだ〜。あははっ。」 『え、そうなん？』 #ペットエイトくん #エイトで妄想

レン @rain560509

「ねぇ、君はなんでここに住んでんの〜？」 『何でって、飼い主に捨てられたから。』 「かいぬしぃ？やぁだ、ペットじゃあるまいし〜。」 『そうやで。僕、ペットやもん。せやから、ここで次の飼い主探してんねん。』 「状態きっつ〜。それで、何で捨てられたの？」 #ペットエイトくん #エイトで妄想

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『彼氏が出来て捨てられてん。』 「ふーん、彼女に二股かけられて家を追い出されたってわけかぁ〜。」 『いや、彼女ちゃうし。』 「でも一緒に住んでたんでしょお？」 『まぁ。』 「じゃあ、彼女じゃーん。」 いや、違うねんけどなぁ。 そうとう酔うてはるな。 #ペットエイトくん #エイトで妄想

レン @rain560509

『彼女やなくて、飼い主な。』 「どっちでもいい。あんたも仲間かぁ〜。」 『は？どうゆう事？』 「私もねぇ、部屋から出てきたの。婚約者が結婚して住むはずの新居に女連れ込んでたんだよ？信じられる？もうサイテーだよね〜。」 あぁ、だからこんなに飲んだんや。 #ペットエイトくん #エイトで妄想

レン @rain560509

『それは、災難やね。』 「災難どころじゃないよ〜。今の部屋、退去手続きしちゃったし。」 『でもさ、婚約者の浮気なんやから、慰謝料とか請求してもっと広い部屋住んだらええやん。』 「あ、そっかー。」 『そうそう、それでペット飼わへん？』 絶対この人や。 #ペットエイトくん #エイトで妄想

レン @rain560509

「ペットかぁ〜。よし、飼おうかなぁ。」 『決まりな。』 「じゃあペットくん、名前は？」 『この前まではエイトで〜その前はジョンで〜、』 「あっはっは、ジョンって顔じゃないよね〜。」 『付けてよ、名前。』 「ん〜じゃあね、ショータ。」 『ん、ありがとう。』 #ペットエイトくん #エイトで妄想

レン @rain560509

やっぱり。直感でこの人って気ぃしてん。 新しい飼い主様みっけ。 「とりあえず、今のお家に帰ろっか。すぐペット可のお部屋探すからね。」 『はーい。』 「そのお部屋は持ってきていいよ。」 『ほんま？ありがとう。』 「新居に置くショータのお部屋にしようね。」 #ペットエイトくん #エイトで妄想