艦隊これくしょんと『恩讐の克服』

王子 〜ネオン街の貴公子〜 @immoral__prince

一期の時の、特に限定海域イベントにおいて顕著だったテーマの一つに「鎮魂」ってのがあると思うのだけど、一期最後のイベント辺りから二期にかけて描かれてるものに「恩讐の克服」ってのがあると感じるんだよねえ

王子 〜ネオン街の貴公子〜 @immoral__prince

これは、連合国の艦を実装し始めた時から、いずれはやらなきゃならなかったことで、当初のC2機関のシナリオにはなかった要素だとは思うけど、明確な転換点はガンビア・ベイを実装したところじゃないかと感じるんだ

王子 〜ネオン街の貴公子〜 @immoral__prince

栗田艦隊に沈められたガンビア・ベイ、かつて命のやりとりをお互いしあった者同士が同じ仲間として、目標を共有し合うというのは、過去のわだかまりを何らかの形で昇華するための「恩讐の克服」ってのは絶対に必用なんだ

王子 〜ネオン街の貴公子〜 @immoral__prince

ガンビーだけじゃない、同じくサマール沖で決死の突撃かまして熊野の艦首を吹っ飛ばしたジョンストン、熊野はそれが原因で必死に帰還しようとするも、ジョンストンと同じくフィリピンの海に沈むことになったわけで、本来は不倶戴天の敵のはずなんだよね…

王子 〜ネオン街の貴公子〜 @immoral__prince

その辺の「恩讐の克服」が明確に示されたイベントが、年末年始イベにおけるアトランタの実装でさ、セリフの端々に暁や夕立に対して過去の恩讐を匂わせるものがありつつも、そこは何らかの形で過去のわだかまりの解消がなされた雰囲気があり、節分では豆を投げあってる

王子 〜ネオン街の貴公子〜 @immoral__prince

ABDA艦隊に居た艦の実装もそういう意味だと思うんだ、そういう過去の恩讐克服をせずにはこの先のコンテンツ展開はできないって判断なんだろう、それがコンプ誌上でも言及されてた「やりたいことは一期でほぼやりきった」という意味、二期は新たなテーマが付与されてるってことじゃないかと感じてる次第

王子 〜ネオン街の貴公子〜 @immoral__prince

恩讐克服という視点でイベントのシナリオを見ていくと、一見散漫なようにも思える史実テーマの組み合わせが、実は整合性をもって見えてくるんじゃないかってね、そう気づいて18年夏以降の限定海域イベントを振り返って「なるほど」と思ったのだ

王子 〜ネオン街の貴公子〜 @immoral__prince

だから今までは「エンタープライズは実装しない、いやできねえだろ」と思ってたけど、そんなことはないんだろうな、多分

王子 〜ネオン街の貴公子〜 @immoral__prince

異論はあるだろうけど、個人的に、艦これイベント一期の時の大きなテーマの一つが旧帝国海軍目線での「鎮魂」だと思っているが、二期は「怨讐の克服」「融和」っていう要素が大きく関わっていると感じてるんだよね

王子 〜ネオン街の貴公子〜 @immoral__prince

ただ艦これ最初期の頃は、明らかに深海棲艦が帝国海軍の敵である米艦をモチーフにしてた側面が強く、艦娘の手で旧海軍が果たせなかった作戦を、深海棲艦化した仇敵を倒すことで完遂し、無念を晴らすって感じのシナリオが多かったけど、そこに「こちら側」の要素を投影したのが空母おばさんじゃないかと

王子 〜ネオン街の貴公子〜 @immoral__prince

空母おばさんは米空母の要素もあれば、ミッドウェーで無念のうちに沈んだ加賀や赤城の要素も取り込んだ反則なキャラなんだけど、それの初出が14夏イベ、たぶんアニメ艦これの構想なんかもそこにミックスされて空母おばさんのキャラ付けがデザインされたんだろうな

王子 〜ネオン街の貴公子〜 @immoral__prince

劇場版でも「かつて沈んだ艦としての記憶をもつ艦娘」としての加賀さんの設定があったけど、空母棲姫はホーネットでもありワスプでもあり、加賀や赤城でもあって、その無念をもって登場してきた…そういう設定の姫級ってのはあれが最初じゃないかな

王子 〜ネオン街の貴公子〜 @immoral__prince

その後、同じような「かつての帝国海軍としての思念を備えた深海棲艦」ってのは、悪那珂野や悪雨や悪翔鶴など出てきたけど、かつて沈んだ艦そのものが深海化したが、倒すことによって浄化され、艦娘として生まれ変わるって設定が初めて出てきたのがたぶん15秋の萩風なのかなあ

王子 〜ネオン街の貴公子〜 @immoral__prince

そうした怨霊鎮魂的流れは二期に入っても受け継いでは居るんだけど、二期に入って明確に異なる要素は、かつての敵である連合国側の視点での正義という要素がそこに加わっているんだよね…たぶんアイオワを実装した段階で、旧帝国海軍的なものをこちら側の正義としたシナリオに限界が来たんだと思う

王子 〜ネオン街の貴公子〜 @immoral__prince

かつては敵同士であったけど、時代を超えて電子の海で再開を果たしたが、けじめとして何らかのわだかまりを払拭する儀礼はどうしても必要、それをイベントで徐々に恩讐の克服を提督および艦娘にさせているのが第二期なんじゃないかってね

王子 〜ネオン街の貴公子〜 @immoral__prince

イベントによっては、テーマが何なのかわかりにくかったり、複数の海戦モチーフが組み込まれていていたりで見えずらいところはあるんだけど、成功してるかはわからないがそこを丁寧にやろうとしてるのが第二期なんだと勝手に思ってる

🔞尿兵団の悠 新刊:おしっこれくしょん 駆逐艦編 八 @lcl_purified

「恩讐の克服」というときに自前の海軍力で戦った側はともかく、ただ双方に蹂躙され戦場と化した側の出番はない＞RT

司馬漬け @shima_ko

これはまあもっともだなあ、と思う一方で「扱ってしまうと扱わなくてはならない」というパラドックスがあるから、下手に扱えないのもわかるんですよね。 twitter.com/lunatic_lcl/st…

司馬漬け @shima_ko

それこそファンとかが草の根的に「ゲームでは触れてないけど、この戦場ではこんなことがあったんだよね」と言っていけるのも艦これの良いところかなとは勝手に思ってますし。

司馬漬け @shima_ko

鎮魂の話で全方位にそうした精神が必要なのは大事で、徴用された多くの民間船の末路とかもそうですよね。戦う力もなにもないまま利用されて大勢の人と海に沈んでいったわけで。

🔞尿兵団の悠 新刊:おしっこれくしょん 駆逐艦編 八 @lcl_purified

@shima_ko 何度か触れましたけど、海外提督の中には蹂躙された地域にお住まいの人もいて、先祖が日本軍に殺傷された人もいるんですよね