「#水滸キャラのココがスキ」まとめ①

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赤い虬鬚で血ばしったまるい眼の酒屋のオヤジというのはかなりおそろしい。そのオヤジと人肉酒屋のうわさをしあう宋江らも神経がにぶい。 【事典 李立の項】

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一人で皇帝の部屋に忍び込むの。そこで〈中略〉反逆者の名簿を見つけて、宋江の名前だけ切り取っちゃうのよね。「宋江殿は反逆者なんかじゃないんだよ」って訴えたかったのかもしれないけど、これじゃ梁山泊の者が忍び込んだことがバレバレよ。大胆というか、おちゃめというか……。 【女子 柴進の項】

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登場したときは、張清がつよすぎるせいでカゲがうすくなり、あとはずっと集団に埋没してよくわからない。ただ死に方だけはちがう。〈中略〉死に方がわかるうち、殺されたのでもなく自殺したのでもなく、病気で死んだのでもなく、自然死でもないのは丁得孫ただひとりである。 【事典 丁得孫の項】

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楊戩は水滸伝の四人の奸臣のなかではカゲがうすい。〈中略〉ちなみに民間の信仰あつい二郎神、古い由来のあるものだが、これがなぜか楊戩ということになっている。いいだしっぺは明末の小説『封神演義』らしいが、なぜそうなったのかよくわかっていない。 【事典 楊戩の項】

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黄信さんのあだ名は「青州にある三つの山賊の根城をすべて鎮圧してやるぞ」という意味です。あだ名じゃなくて決意表明ですよね、これ。〈中略〉だいたいこの方、騎馬軍の頭になってからもしょっちゅう敵に捕まったり怪我したりするんです。実はかなりビッグマウスな人なんですよ。 【女子 黄信の項】

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裁判所の仕事をしていただけに見た目は上品で色白だった。だいたい山賊のくせに事務能力に優れているというのが奇妙だが、元の職業を考えれば納得できる。この能力のおかげで、梁山泊にはまともな軍隊が編成されるようになった。〈中略〉組織をまとめ上げた影の功労者である。 【ﾌﾟﾛﾌ 裴宣の項】

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韋駄天の戴宗が〈中略〉一足さきに医者を梁山泊へ連れて行った。 梁山泊にあこがれる王定六父子は、張順のあとを追い、いっしょに山にはいることになった。 安道全は女にはだらしないが、医術の腕はたしかで、彼の診察と処方によって、宋江のからだは十日とたたぬうちに全快した。 【ものがたり】

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劉唐が死んだときの宋江の評。「梁山泊にのぼってから多年辛苦をなめて、ついぞ楽しいめをすることもなく、大小百余のたたかいにのぞんでつねにあやうい橋をわたりながら、いちども鋭気をくじかれたこともなかったのに、きょうここに相果てようとは」。 【事典 劉唐の項】

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梁山泊の造船部長である。 花石綱に縁のある水滸伝の人物は徽宗・孟康・楊志・方臘である。孟康ははこぶ船をつくっていてにげた人。楊志ははこぶのに失敗して逃げた人。方臘は花石綱にたいする反感を利用して皇帝になろうとした人。 【事典 孟康の項】

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頭領たち「劉猊がすぐやって来るは必定、山上へ戻るのは、まだ早計だろう」 物見の者「斉の太子（劉猊）の使者が見えました」 李応「何しに来たのだろう」 朱武「説得に来たにきまっているが、ともかくも来意をただし、口にまかせて承諾を与えるのだ。怒ったりしてはいかん」 【鳥居後伝26】

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水滸伝世界前半をざわめかせたトリックスター、魯智深と武松は、梁山泊軍団が形成され〈中略〉組織として上り坂にさしかかる過程では、ほとんど物語世界に登場しません。彼らはぎりぎりのところまで、共感を覚えつつも晁蓋や宋江と別行動をとり、自立した勢力でありつづけるのです。 【五大】

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楊林：方臘討伐戦後、東京に凱旋し朝廷から官爵を与えられたがこれを辞退して飲馬川に帰り、のどかな暮らしを送る 凌振：方臘討伐戦後、東京に凱旋し官爵を授けられ、砲手の腕前を買われて火薬局の役人となる 【ﾌﾟﾛﾌ 「108星それぞれの最期」より】

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天目将軍の彭玘を生け捕りにしたのは、紅一点の扈三娘である。第四陣をうけたまわった彼女は、紅錦套索という投げ縄を使った。ふつうの縄ではない。二十四の鉄の鈎がそれについている。彼女はそれを彭玘にむかって投げつけた。 【ものがたり】

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追いかけて、手紙をとりかえるにも、相手は神行太保といわれるマラソンの神様で、とうてい追いつかない。 「なあに、あの知府は馬鹿息子だから、そんなことには気づかないでしょう」 と慰め顔に言う者がいたが、呉用は首を振って、 「蔡九は気づかなくても、そばに黄文炳がいる」 【ものがたり】

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こちらは林冲。毎日のように、花和尚の魯智深と飲んでいる。花模様のいれずみ美々しいところから、智深は花和尚の異名をとっているのだが、いれずみだけではなく、その心根も花のように美しい。花和尚と飲んでいると、林冲も不愉快なことはすぐに忘れてしまうのだった。 【ものがたり】