講演「夢をあきらめない」植松電機専務・植松努氏(2011/7/2 in名古屋)
これから、昨日名古屋で行われた、植松電機専務・植松努氏の講演を連続ツイートします。会場にて取ったメモを、120字前後に区切り、整理したもので、植松氏の発言そのままではない(要旨は変えていないつもり)ことをご了承ください。
2011-07-03 17:02:06植松氏『機会をいただけてうれしく思う。日本はちょっと変だと思う。工業系の大学では実習をやめている。工業教育を行っているみなさんが要である。小学校のPTA会長と中学校の学校評議員をやっている。是非高校まで制覇したいと思う。
2011-07-03 17:03:10植松氏『おぼれるものは藁をつかむというが、つかんだ藁をわらしべ長者にしていきたい。夢をあきらめない。思うは招くということを母親に習った。夢があれば何でもできるというテーマで講演をしている。
2011-07-03 17:03:50植松氏『学校でも講演をしているが、子供たちから、「またきれいごとか、と思ったが、聞いてみたら違った」という感想をたくさんもらう。なぜ子供たちは夢という文字を見て、きれいごとだと思うのか。
2011-07-03 17:04:22植松氏『言ったきりやらないからきれいごと。やればきれいになる。夢ってなんだろう。勉強は何の為にするか。子供の頃、勉強しないといい会社に行けなくて大変だと言われた。いい会社の意味が分からなかった。
2011-07-03 17:04:47植松氏『努力せず得られる安定がいい会社か。いい会社が夢か。お金をもらうことは夢か。お金で何を買っているか。安心と自信と自由を買っているのではないか。不安の解消のためにお金を払うのが夢か。
2011-07-03 17:05:18植松氏『不安の根源と戦うために学ぶ。不安をあおる側になるか。勉強も資格も学歴も仕事も趣味もお金も夢を叶えるための手段。お金を払えば誰かにしてもらえる。自分で作るということはないのか。夢がなければ意味がない。
2011-07-03 17:05:57植松氏『北海道にいろいろな人が来る。この人も来た(ロケット実験中の写真)。でも二年半くらい来られない。この人です(堀江貴文氏の写真。会場笑い)。彼は(ロケットを)買えないから作りにきた。思ったより働いた。ねじも締めるし雪かきもした。
2011-07-03 17:06:52植松氏『売っていないものはいくらお金があっても買えない。あきらめなければ夢は叶う。これは真実である。なのになぜ叶わないか。「とは言うけど、現実にはねえ」と思ってしまうから。僕たちはいつ、あきらめかたを知ってしまったのか。
2011-07-03 17:07:21植松氏『毛利さんにあこがれた。北海道生まれ。共通点がある。僕は先生に「宇宙開発はよほど頭が良くないと」と言われた。「頑張れないのは普通だ」という言い訳をしなければいけない。「自分なんて」と「どーせ無理」悲しい言い訳。この言葉が増えすぎた。
2011-07-03 17:07:58植松氏『スペースシャトルがあと数日で廃止される。古くて危ないから。でもアメリカは次を間に合わせることができなかった。古川さんが乗ったロケットとガガーリンが乗ったロケットは同じ。ここに注目して欲しい(ソユーズの先端とロシアの宇宙服に○印)
2011-07-03 17:09:04植松氏『これを中国がコピーした。日本は人間を宇宙に送れないのに中国は送っている。中国が新幹線を作った。アメリカで特許を取ろうとしている。ドイツのものと似すぎている。こんなのもあった(チャイナガンダムとお台場ガンダムの写真)
2011-07-03 17:10:51植松氏『MRJは日本の企業に買ってもらえない。日本の企業はブラジルの飛行機をどんどん買っている。なぜ外国のものを買うのか。進化がないと簡単に安いものに負ける。頑張れない人が増えている。ミニマム・マキシマム。
2011-07-03 17:12:15植松氏『ミニマムを引き延ばしてマキシマムにしてしまう。頑張れないと奪うようになる。頑張れないと、奪う国になる。今の日本では頑張ると浮いてしまう。何マジになってんの、と言われる。
2011-07-03 17:12:50植松氏『日本は丸焼けから再スタートした。戦後の日本は1を10や100にして復興した。自動車も、ゲーム機も、日本が初めに作ったものではない。大量生産は大切だが、0から作り出すことが必要。「高い×少し」と「安い×沢山」がある。
2011-07-03 17:13:20植松氏『従業員数や給料で会社の善し悪しを決めた。大学は企業に評価されるための一次試験になってしまった。高校は大学のための一次試験、中学は・・・本当の学問の意味がずれたのでは。
2011-07-03 17:13:55植松氏『ものを売るには不安をあおればいい。わざと壊せばいい。科学が発達すればするほどものの寿命が短くなる。タクシーは60万kmでも平気で走るのに、自家用車は「10万kmを超えたからそろそろ買い換え」と言われる。
2011-07-03 17:14:15植松氏『「安い×沢山」の企業が消費を作り出してきた。人件費が高いから日本人が働けない。プリウスとマーチ。両方ともタイで作っている。同じものを作るなら外国で作った方が安い。日本から仕事がなくなる。変わらなければならない。
2011-07-03 17:14:40植松氏『0から1を作らなければいけない。「よりよく」の追求に生き残る可能性がある。研究開発できる人を必要としている。やったことがないことをやりたがる、あきらめない、工夫する人。「だったらこうしてみたら」と言う人。
2011-07-03 17:15:10植松氏『そんな前向きな人はいないと言われる。大学で講義もしているが、一生懸命話を切いてくれるのは外人ばかり。外人を雇った方が前向きと言われる。本当はみんな前向きだった。ちっちゃいころはそうだった。
2011-07-03 17:15:39植松氏『ボタンがあったら押してみたい。レバーがあったら引いてみたい。誰かが「あきらめかた」を教えている。おとなしくて聞き分けの良い、都合のいい人間を作っている。それならロボットでいい。「素直でまじめ」ではロボットに勝てない。
2011-07-03 17:15:59