【横山光輝「三国志」講座308「五路五十万」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第308話「五路五十万」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。 ※今回の話は、大判・横山光輝「三国志」第16巻に収録されています。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座308「五路五十万」26】 それを見た孔明は、何がおかしい、とその男に尋ねます。男は愉快でたまりませんから、と答えると、孔明は少し話があるから残ってくれ、といいます。あとは頼むと、劉禅は宮廷に戻ります。

2020-08-07 16:45:45
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【横山光輝「三国志」講座308「五路五十万」27】 孔明は、先程笑っていた男に名を尋ねます。戸部尚書、つまり蜀の戸籍を調査する役をしている鄧芝(とうし)と名乗ります。鄧芝に戸籍の事務は君の適任ではあるまい、と言うとそのようなこと考えたこともありません、と答えます。謙遜ですかね。

2020-08-07 16:47:38
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【横山光輝「三国志」講座308「五路五十万」28】 なぜ先程笑っていたのか、という孔明の問いに対し、劉禅が安心された笑顔を見て、孔明が魏の侵攻に対して自信のある対策を語ったからに違いないと鄧芝。人の顔色を観察する目は確かなようです。

2020-08-07 16:49:12
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【横山光輝「三国志」講座308「五路五十万」29】 ところで、と孔明。現在、魏・呉・蜀の三国に分かれている状況。蜀は両国を征伐して天下統一をして泰平の世を築かねばならないが、魏と呉、まずどちらを討つのがいいか、と尋ねます。

2020-08-07 16:51:16
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【横山光輝「三国志」講座308「五路五十万」30】 鄧芝は、大政治家でないからわからないが、魏は今は力が大きく急には討てないから、自機を待つべき。劉禅は即位したばかりで民心もなついていないから、ここはなるべく呉と連合して長い目でものを見たほうがいい、と意見を述べます。

2020-08-07 16:52:59
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【横山光輝「三国志」講座308「五路五十万」31】 うむ、と孔明。ご苦労であったと鄧芝に帰るように言います。退出する鄧芝を見送る孔明。自分の考えと一緒だといい、あの男ならば使者が勤まるかもしれぬ、と言います。

2020-08-07 16:54:17
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【横山光輝「三国志」講座308「五路五十万」32】 日を改め、劉禅のもとに参内した孔明。呉への使者にふさわしい男を見出したと言います。破格の抜擢ながら、戸部尚書の鄧芝に行かせろと。劉禅は、孔明のめがねにかなった人物なら間違いないだろうと、さっそく鄧芝を呼びにいかせます。

2020-08-07 16:56:12
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【横山光輝「三国志」講座308「五路五十万」33】 呼び出された鄧芝。劉禅から、蜀の使者として呉に行ってくれと言われます。蜀呉国交回復を担う重要な役割です。孔明の推薦ではありますが、断られたら後がない劉禅。笑顔で頼みますが冷や汗をかいています。

2020-08-07 16:58:42
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【横山光輝「三国志」講座308「五路五十万」34】 鄧芝は、そのような重大な任務を私のようなものに、と降って湧いたような話に恐縮しながらも、この使命、果たさねば生きては帰らぬと、悲壮な決意を表明します。

2020-08-07 16:59:56
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【横山光輝「三国志」講座308「五路五十万」35】 思えば、前年まで、血みどろの戦いを繰り広げた呉との交渉は難航が予想されます。鄧芝は即日出発しましたが、死を覚悟の旅立ちとなりました。

2020-08-07 17:01:31
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【横山光輝「三国志」講座308「五路五十万」36】 ともかく人材がほしい孔明。ひょんなことから鄧芝を見出します。蜀の命運は鄧芝の働き如何で左右されます。 その呉は魏、蜀双方の動きに板挟みになり、国論を二分することになるのですが…。この続きはまた次回となります。 今回はここまで。

2020-08-07 17:03:49