最近、英語に慣れる目的も兼ねて、TED講演をいろいろ見るようになった。今見たのは、スティーブン・ジョンソン「アイディアの生まれ方」http://t.co/Ohyj1Sc 画面の左下の「subtitles available in」のボタンを押せば日本語字幕も出せるようになってる。
2011-06-15 21:44:48TED講演「アイディアの生まれ方」http://t.co/Ohyj1Sc では革新的アイディアが生まれる孵化器の歴史的例として、イギリスのコーヒーハウスを挙げている。コーヒーハウスのカオス的な相互作用の中からいろいろなアイディアが生まれてきた。「アイディアとはネットワークである」
2011-06-15 21:51:40その下のコメント欄も読んでいくと、やっぱり現在のインターネットでバーチャルなコーヒーハウスを作るにはどうしたらいいのか、という議論が続いている。それを見ながらいろいろと考えた。まずは「英語読むのがこんなに遅いことや、英語書けないことってやっぱ壁になっているな・・・」とか。
2011-06-15 21:54:30無料で見れるTED講演、私は最近やっとまとめて見るようになったが、ここではやっぱりアメリカの進化論的プラグティマズムというか、変化する世界でサバイバルするアイディアをミームとしてばらまくという発想があって、、、とにかくいろいろな「ソリューション」をもたらすものが「思想」だと、、、
2011-06-15 21:57:31アイディアを生み出す場のアーキテクチャ・デザインとして「コーヒーハウス」が取り上げられていて、わたしがなんとなく思い出したのは、日本の戦国時代の「茶室」なんかも、当時の変化する世界におけるひとつの「ソリューション」だったんじゃないかと、、、英語で議論に参加できないのが悔しいけど。
2011-06-15 21:59:13アメリカのプラグマティズムの考え方を知りたくて、Internet Encyclopedia of Philosophy というサイトの「プラグマティズム」という項http://t.co/8ATraYyや、リチャード・ローティの項http://t.co/BA00Peh などを読む。
2011-06-15 22:03:00プラグマティズムって、ビジネス用語をつかって簡単に言うと、真理というのは全部、「PLANー DOーSEE 」サイクルのなかに埋め込まれた形でしかありえない、という主張だろう。ジョン・デューイ、ウィリアム・ジェイムズの考え方も、おどろくほど現代の(アメリカ的)考え方に似ている。
2011-06-15 22:07:35プラグマティズムはまた「生物学」から社会や人間や世界を見る所がある。TED講演などを立て続けに見ていると、その気風を感じる。変化する環境があって、そこで人間はサバイバルしなくちゃならなくて、そのツールとしてアイディアや言語があって、科学がある。
2011-06-15 22:09:43出版されたのは確か1960年代だっけ、中央公論社の『世界の名著シリーズ』がたまたま家にあるので(親父がサラリーマン時代に奮発して買った)、パース、ジェイムズ、デューイの文章が入ったプラグマティズムの巻を拾い読み。清水幾太郎と訳者の対談があって、やはり「生物学」モデルの復権なんだと
2011-06-15 22:12:59『世界の名著シリーズ』の付録、訳者の上山春平と清水幾太郎(私の年代では知っている人少ないと思うけど昔、有名だった人)の「わがプラグマティズム体験」(昭和42年の対談)には「プラグマティズムは生物モデルの復権だ」という指摘があってなるほど、と思った。例えば思想も「ミーム」。
2011-06-15 22:17:11あれ、何考えようとしてたんだっけ、あっ、イギリスのコーヒーハウスと、日本の戦国時代の「茶室」の比較だった。戦国時代の茶室は、アイディアを生み出す孵化装置というより、まず変化する環境の中でサバイバルするために生み出されたソリューションのひとつ。こういうことを英語で書けたらいいなぁ
2011-06-15 22:19:09変化する環境と、それへの適応を考えることが、社会や世界を考えることだ、それが世界をbetter placeにすることだ、という信念がアメリカや、TED講演の周辺にはある。私もこの辺りにかなり共感。どうしたらコーヒーハウスが作れるのか、茶室が作れるのか、適応と進化ができるのか、、、
2011-06-15 22:24:26