
「どんな山奥の旅館でも刺身が出る」から始まる、流通・保存の努力や「世界の”御馳走フォーマット”」の話(速水螺旋人氏ら)
プロローグ(全体的な話題の発端)

Go Toでちょっと高い旅館に泊まったら、大失敗。出てきた夕食がこれ。さらに天麩羅とごはん、お吸い物。多すぎて到底食べきれない。シニア層がメインターゲットのはずなので、つまり廃棄前提(としか思えないし、実際にかなりの廃棄が出ているはず)。不味くはないけど、体験価値としては…… pic.twitter.com/hw3xsCQTfM
2020-08-10 20:51:05
これにまつわる議論はいろいろあるので見てください
https://togetter.com/li/1575278
単独ツイートにもはてなブクマがついています
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/k_yorikane/status/1292790568347557888
本題

山間部の温泉旅館で刺身が結構出てくるところに行って、「こういう場所だと昔は海の幸がご馳走だったのかもしれないけど、正直、それを求めるなら伊豆に行くよなあ」みたいな妄想に耽るのが好きです。
2020-08-12 22:41:11
まんが描いてます。連載「スターリングラードの凶賊」。新連載準備中。キジバトの声好き。既刊は「大砲とスタンプ」「男爵にふさわしい銀河旅行」「ワルプルギス実行委員実行する」「螺旋人同時上映」「靴ずれ戦線」等。instagram.com/hayami.rasenjin rasen@be.wakwak.com

僕は山中の旅館でおつくりが出てくるたびに、それがごちそうであるという文化と近代化された流通に思いを馳せておおいに感動します。
2020-08-12 22:47:12
商人宿みたいなところでも、安いなりにおつくりと天ぷら、鍋のセットが出てきてフォーマットの強さに感心します。
2020-08-12 22:49:46
TLが温泉宿のメシの話で満ちあふれており、なんでもいいから温泉に行きたい(しかし、もうちょっと感染が落ち着かないとさすがに)
2020-08-12 22:51:32山奥でまぐろの刺身を食えるようにする努力

戦後の日本人は山奥でまぐろの刺し身が食べられるよう心血を注いでがんばってきたのだ。
2020-08-12 22:56:02
宿の朝食でしか出てこない、ちーーーーーーっちゃい塩鮭の切り身あるじゃないですか。1/3スケール塩鮭切り身みたいなの。あれが一尾丸々で泳いでいるところを一度でいいから見てみたいんですよね。感動すると思う
2020-08-12 22:56:10
実際、昨年発表の水産白書で1世帯あたりのマグロ消費量(県庁所在地別)は、トップの静岡に次いで甲府が2位だったり twitter.com/RASENJIN/statu…
2020-08-12 22:57:51
@uruburini2 カップヌードル開発時に「エビを入れろ、日本人にはエビだ」と厳命された話が大好きです。
2020-08-12 23:00:20
日本人はどこでも焼き魚とお刺身と生卵が食べられるように努力してきたように、えげれす人はどこでもベーコンとソーセージとブラックプディングとベイクドビーンズが食べられるように努力してきたに違いない
2020-08-12 23:00:38
これは原作者アカウントのほうでツイートすべきかもしれないのですが、幕末期にはその日の朝に水揚げされたカツオが、夕方に刺身で食える鮮度を保った状態で忍城下(『のぼうの城』のとこね)で売られてた記録があり、刺身は近世後期にはそれなりに内陸に進出してたようなんですね。
2020-08-12 23:03:37
もちろんそのカツオは安くはないのですが、「今夜はパーッと飲むか!」ってときに魚屋に行くと刺身で食える魚がサクで売ってる。下級武士とか庶民でも奮発すりゃ買えるというのはすごいもんですね。
2020-08-12 23:05:44余談 シャケについて

@niwaka_toshiro 生まれも育ちも釧路の人に「シャケ」という発音で接していいんですか。
2020-08-12 23:24:22
@niwaka_toshiro なるほど。TLにいはるもうお一方の釧路人が「シャケ」を許さないのでそういうものかと思っておりました。
2020-08-12 23:28:44