「セカイ系=決断主義を克服する美少女ゲームの想像力」への反応
今八柾さんの原稿読み返してるんですが、モバイル的実存という用語には注とかつけたほうがいいんじゃないすかね。定義なり、言い出した人なり、代表的な人なり。
2009-12-08 21:52:13あと、ハヤトくん(亜衣風に)は、ラスト中立かって言われると結構微妙なような。職に就いたりしてますよね、むしろベタに特定の価値観を選んだのではという気がする。
2009-12-08 21:55:33@hachimasa コミュニティを再編成していく際に複数化できない超越性として恋愛関係が表れるわけですがその破綻において「俺つば」は他者として明日香を置いておくぐらいしかしてなくてハーレムルートの倫理に劣ってる気がするのですがどうですか
2009-12-08 21:56:42@hachimasa あー、でも、極度に毀誉褒貶しないというのならいい気もしてきた。ただ、加担しないと言い切ってしまえるかは疑問が残りますね。
2009-12-08 22:03:29あと、ラストの注の意味が読んでて混乱してきたので解説ぷりーず。隼人君の体現する態度が、決断主義の克服方法をしているのか、セカイ系的退却と決断主義の克服をしているのか。
2009-12-08 22:08:37隼人くんシナリオのラストは、どの価値観も選ばない(翼がある)のではなく、いろいろな価値観と上手く付き合っていく(大変だといいながらも女子高生と上手くやっている鳴など)という翼のない世界に生きていると思います。
2009-12-08 22:11:50@simula 特定の価値観を毀誉褒貶しないというのは、消極的にやるとセカイ系的な引きこもりになっちゃうけど(最初の隼人はそうだった)、意識的にやれば決断主義を克服できるということです。
2009-12-08 22:13:28@hachimasa まあ、この辺については動員ゲームにつながってしまう~の意味がよく分かってないので、僕からはなんとも言いがたいところですね、正直。
2009-12-08 22:16:16@simula まあ宇野常寛的に、セカイ系(価値観が多様でどうしたらいいかわからんから引きこもる)→決断主義(価値観が多様なのでひとつ選んで他の価値観の人と闘う)→ポスト決断主義(決断主義を克服するなにか)、という歴史観があって。俺つばはポスト決断主義だぜ、という論旨なので。
2009-12-08 22:16:36@hachimasa 羽田とぱねだの違いに拘って絶対に恋愛関係にはならない明日香の存在は作品の一応の結論に逆らって単独性の擁護になってますが、ヒロイン=シナリオの単独制=超越性をそのままで複数化しようとするハーレムルートのほうが倫理的に優れているしゲームでは可能だということです
2009-12-08 22:17:46@suyera なるほど。確かに仰る通りで、だから発売後の感想にはハーレムルートがないことを残念がるものが多かったんだと思います。ただ、そのやり方はそれこそ作品内の倫理とは衝突する気がしますね。地に足の着いた世界観が俺つばの魅力なわけで
2009-12-08 22:27:10すいぇらさん(毎度のことながら発音に苦労する)のツッコミは実際、俺つば自体の弱点を突いているわけで。なぜああいう形になってしまったのかを考えてみると、やはり謎の人の言うとおりあれは雀孫が本来書こうとしていた形じゃないよねーという推測はできる。
2009-12-08 22:34:32受け売りだけど、キャラと意匠の対応の混乱なんかを見て行くと、タカシ編が本来のメインルートだったのではないか、とか。発売がここまで遅れたのは、雀孫が単にテキスト周りをいじくるのにこだわったせいだけではなくて、ハーレムの件も含めて詰まっちゃったんじゃないか、という邪推は可能でしょう
2009-12-08 22:39:02