アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、怪物王女2話脚本:改変の匙加減

まきもgpfb @makimogpfb

#高屋敷氏脚本怪物王女2話 1 カイジが好きで始めた、アニメ版カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの担当作を追うシリーズの続きやります。 今回は、怪物王女2話(高屋敷さん脚本)について。

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#高屋敷氏脚本怪物王女2話 2 前回の特集は、怪物くん22A話(高屋敷氏脚本): makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2020/08/… ↑のtogetter版: togetter.com/li/1573370 私のブログの、怪物くんに関する記事一覧: makimogpfb2.hatenablog.com/archive/catego… 他: togetter.com/id/makimogpfb

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#高屋敷氏脚本怪物王女2話 3 アニメ・怪物王女は、光永康則氏の漫画をアニメ化した作品。怪物達の王の娘(通称“姫”)を中心に巻き起こる騒動を描く。監督は迫井政行氏で、シリーズ構成はふでやすかずゆき氏。 今回のコンテは、いわもとやすお氏で、演出は、しのだよしの氏。脚本が高屋敷英夫氏。

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#高屋敷氏脚本怪物王女2話 4 ブログ版は、こちらにアップしました: 怪物王女2話脚本:改変の匙加減 - カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2020/08/… #はてなブログ #高屋敷英夫 #怪物王女 #カイジ

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#高屋敷氏脚本怪物王女2話 5 今回の話: 姫(怪物達の王の娘)はヒロ(姫が蘇生させた少年。半不死)と、ヒロの姉・紗和々(姫の家政婦)を屋敷に住まわせる。そんな折、透明人間が襲撃してくる。

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#高屋敷氏脚本怪物王女2話 6 朝、姫(怪物達の王の娘)はヒロ(姫が蘇生させた少年。半不死)を探すが、紗和々(ヒロの姉。姫の家政婦)から、ヒロが学校に行ったと告げられる(アニオリ)。原作が怪物くんのオマージュ多用なため自然だが、紗和々は怪物くん(脚本)のヒロシの姉・歌子を思わせる。 pic.twitter.com/UxhoeL6ekJ

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#高屋敷氏脚本怪物王女2話 7 姫の“命の炎”(原作では血)により蘇生したヒロは、姫なしでは生きられない体になったのだから、学校など行く必要無いのに、と姫は思う。このくだりもアニオリ。 これは話を順序立てて組み立てるための布石になっている。高屋敷氏は話の計算が巧み。 pic.twitter.com/blnluju4lf

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#高屋敷氏脚本怪物王女2話 8 一方ヒロは学校にて、自己紹介のジョークが滑り、クラスの皆は呆れる。ヒロ含め、皆の雰囲気が原作より幼く、ど根性ガエル(演出)やワンナウツ(脚本)などでも醸し出されていた無邪気さ・幼さに共通するものがある。 pic.twitter.com/o6otUKUlMn

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#高屋敷氏脚本怪物王女2話 9 さらに教壇から足を踏み外してヒロは転倒。かくしてヒロの転校デビューは散々なものに。原作通りだが、転倒ギャグがルパン三世2nd(演出/コンテ)や宝島(演出)と重なってくる。また、(ジョークを)「徹夜で考えたのに」というアニオリ台詞が幼い。 pic.twitter.com/Z0BMRASIhv

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#高屋敷氏脚本怪物王女2話 10 姫の屋敷では、紗和々が姫を探していた(アニオリ)。椅子が映るが、空席を印象づける描写は結構出てくる。家なき子(演出)、MASTERキートン・グラゼニ(脚本)と比較。 また、姫が不在で、紗和々が買い物に行くのは、話の構成要素として活き、やはり計算が細かい。 pic.twitter.com/tDCcjhk3FG

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#高屋敷氏脚本怪物王女2話 11 下校するヒロの場面で信号機が映るが(アニオリ)、状況や心情と連動した信号機は結構出る。F-エフ-・カイジ2期・グラゼニ(脚本)と比較。 pic.twitter.com/6NZTmEqVAX

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#高屋敷氏脚本怪物王女2話 12 女の子が風船を追いかけているのを見かけたヒロは、自分が風船を取ってあげようとする(アニオリ)。赤い風船は色々な作品で出るので気になる。 F-エフ-(脚本)、元祖天才バカボン(演出/コンテ)、怪物くん・ストロベリーパニック(脚本)と比較。 pic.twitter.com/PNZdIfPUSb

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#高屋敷氏脚本怪物王女2話 13 木にひっかかった風船を取っている最中、ヒロは意識を失い木から転落。女児とその母は怖くなって逃げる。 その間に姫が現れ、自分の命の炎を与えてヒロを復活させる。風船が意味深に映るが、キャラを象徴する「物」の「間」は多い。F-エフ-・グラゼニ(脚本)と比較。 pic.twitter.com/khnpAp8jQl

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#高屋敷氏脚本怪物王女2話 14 その後、姫は姿の見えない何者かの攻撃を受ける。その前(ヒロが風船を追っている間)には、ヒロが見えない何かにぶつかり転んでおり、伏線になっている。大幅なアニオリを交えて、色々と細かく話を組み立てていっており、やはり緻密な計算が感じられる。 pic.twitter.com/WZlHmi2yns

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#高屋敷氏脚本怪物王女2話 15 そこへ、女児とその母が警官を連れて戻って来たので、姫は姿を消す。 意識が回復したヒロは記憶が混乱していたが、女児に風船を渡す。キャラの心優しさを強調するアニオリ要素は、F-エフ-(脚本)にも見られた。 pic.twitter.com/QzS4HwPYgY

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#高屋敷氏脚本怪物王女2話 16 (少年がぐったりしていると聞いていた)警官は、ヒロがピンピンしているので驚く。味のあるモブは、めぞん一刻・F-エフ-・太陽の使者鉄人28号(脚本)ほか、あらゆる作品で目立つ。 pic.twitter.com/4ftwW0n1U0

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#高屋敷氏脚本怪物王女2話 17 ヒロが屋敷に帰ると、門に何かが挟まる描写がある(アニオリ)。そして屋敷内では姫がチェーンソーを振り回しており、ヒロは驚く。これも話を順序立てるための、アニオリ要素が凝っている。 pic.twitter.com/DVgXovTueJ

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#高屋敷氏脚本怪物王女2話 18 チェーンソーが不運にも当たったヒロは倒れるが、意識が戻ると傷が治っていた。姫は改めて、ヒロが半不死身であること、屋敷に透明人間が入り込んだことをヒロに告げる。先の、門に何かが挟まったアニオリ表現により、侵入のタイミングがわかりやすくなっている。 pic.twitter.com/O3nYVKHLWK

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#高屋敷氏脚本怪物王女2話 19 そこへ、紗和々が買い物から帰ってくる。安全のため、ヒロは紗和々に、屋敷に入らないよう告げる。また、彼がそうできるように、姫が透明人間を引き付ける。ここの姫の行動はアニオリで、やはり色々と調整が細かい。 pic.twitter.com/puKGufi8Ea

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#高屋敷氏脚本怪物王女2話 20 ヒロ・フランドル(姫の家来。人造人間)・姫は三手に分かれ、屋敷じゅうに糸を張り巡らせた透明人間を探すことに。ここでヒロは、透明人間相手にどうやって戦うのかと嘆くが、原作より気弱さが軽減されている。ここも、アニメのキャラ改変が見られる。

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#高屋敷氏脚本怪物王女2話 21 そして透明人間がヒロを襲ってきて、フランドルが彼を助ける。駆けつけた姫は、ヒロごと透明人間を切ろうとするが、フランドルに阻止される。 ヒロは、姫が自分を切ろうとしたことにショックを受ける。ショックを受けた内容が原作と異なり、ここもキャラ改変が見られる。 pic.twitter.com/6dzCNmtULr

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#高屋敷氏脚本怪物王女2話 22 逃げた透明人間を探し、三人は再び分かれる。電気が消えたため(姫がブレーカーを切ったため)、ヒロはライターを探して明かりを灯す。ライターはアニオリ。意味深な火の描写は多い。カイジ2期・MASTERキートン・F-エフ-・RAINBOW-二舎六房の七人-(脚本)と比較。 pic.twitter.com/ZkOIrKWcKF

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#高屋敷氏脚本怪物王女2話 23 そこへ姫が来てライターの火を消し、透明人間の視界を遮るためブレーカーを切ったと説明する。 そしてヒロは、姫が死ぬと自分も死ぬ事を知る。背を向けて話す場面は結構見られる。ストロベリーパニック(脚本)と比較。ここもまた、アニメはヒロの気弱さが軽減されている。 pic.twitter.com/7nn6xsK74k

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#高屋敷氏脚本怪物王女2話 24 続けて姫は、透明人間により、自分の三番目の兄が仕留められた事を語る。途中、チェーンソーのイメージが出るが、ここも意味深な「物」の「間」。グラゼニ・F-エフ-・カイジ二期(脚本)と比較。 pic.twitter.com/U7eJeO0fnZ

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