2020年8月17日

【横山光輝「三国志」講座312「益州の乱」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第312話「益州の乱」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。 ※今回の話は、大判・横山光輝「三国志」第16巻に収録されています。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座312「益州の乱」01】 第312話です。いよいよ南蛮編です。はじめにお断りですが、これからの舞台は、益州より南、東南アジアが舞台となります。これらを称して南蛮だの土民だの未開の地だのと蔑称や差別的である見なされそうな表現が多々出てきます。

2020-08-17 14:35:53
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座312「益州の乱」02】 作品発表時に作者にも読者にも差別意識はなかったと思われますが、こうした描写に不快感を持たれる方もいらっしゃるかも知れません。その声は真摯に受け止めますが、横山光輝先生の作品ならびに吉川英治「三国志」等の原作を尊重しそのまま紹介をします。

2020-08-17 14:41:25
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座312「益州の乱」03】 さて、呉と魏の戦いは一段落しましたが、この頃蜀にも一大事が起こっていました。南蛮王の孟獲が十万の軍勢をもって益州南方に迫っていたのです。魏の五路侵攻作戦で一度撃退されてましたが、懲りずにやってきたということでしょう。

2020-08-17 14:46:08
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座312「益州の乱」03】 それに呼応して、建寧(けんねい)の太守、雍闓(ようがい)、牂爿可(そうか/「か」の字は爿可で一文字です)郡の太守、朱褒、越嶲(えっすい)郡の高定が反蜀連合を組んで立ち上がりました。益州南部四郡のうち、三郡が孟獲と組んで反乱したと。

2020-08-17 14:57:29
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【横山光輝「三国志」講座312「益州の乱」04】 残る一郡は永昌郡ですが、これも雍闓、朱褒、高定が攻めています。このことにより、魏の長安を攻めに行く趙雲に引き上げ命令が出されます。もし、このまま趙雲が長安に攻め込んでいたら三国志の歴史も随分変わっていたかも知れません。

2020-08-17 14:59:45
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座312「益州の乱」05】 曹丕の度肝を抜いてやろうと思っていた趙雲は残念がりますが、急いで蜀に引き返します。 一方、成都の蜀皇帝・劉禅は、南蛮討伐に孔明自らが行くと聞いて心配顔です。

2020-08-17 15:01:11
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【横山光輝「三国志」講座312「益州の乱」06】 孔明は、ここで帝威を示さねば、これからも辺境を侵し、略奪を繰り返すなど永久に国家のわずらいとなるだろうから、五十万の兵をもって南蛮討伐に行くと言います。しかし、その間に呉と魏が攻めてきたらどうする、と劉禅は当然の疑問が。

2020-08-17 15:03:21
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【横山光輝「三国志」講座312「益州の乱」07】 その心配はないという孔明。呉は同盟を結んだばかりであり、しかも白帝城には李厳を置いてあるので万一の時でも陸遜に対抗できると。魏は呉に負けたばかりでしばらくは攻め込む力はないと。さらに馬超が漢中の各要害を固めているから心配ないと。

2020-08-17 15:05:38
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【横山光輝「三国志」講座312「益州の乱」08】 それに関興、張苞の二人は遊撃隊として残し、危うい時には救援に向かうとしています。基本的に魏の五路侵攻作戦の対抗策の延長といっていいでしょう。劉禅は孔明に任せると言って、決済は終わりました。

2020-08-17 15:07:19
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座312「益州の乱」09】 劉禅は説得できましたが、臣下の中で、何も孔明自ら行くことはないだろうという意見が出ます。南方は不毛の地、疫病の国であり、国政の重任を担う丞相が国を離れ遠征に向かうのはどうかと。大将一人差し向ければ済む話ではないかと。

2020-08-17 15:09:00
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座312「益州の乱」10】 孔明は、南蛮の地は、文明に遠く土民は王化になじまぬ者が多い。これを従わせるは武力だけでなく仁も必要であると。向こうの出方次第で強く出たり柔かく扱うなど難しい判断をしなければならないから、人に任せることができない、と。

2020-08-17 15:11:24
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座312「益州の乱」11】 今度の益州の乱も南蛮人が後押ししていることから、ここではっきり蜀に心服させておかなければ、反乱は何度も起こり国家に不安を招く、と言って、臣下達にも半ば強引に納得させます。 こうして孔明は直ちに五十万の兵を集め、益州南部へ向かいます。

2020-08-17 15:13:41
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【横山光輝「三国志」講座312「益州の乱」12】 いわゆる南蛮討伐の期間は、蜀の建興3年3月から9月までの役5か月間です。孔明とて、いつまでも蜀を空けておくわけには行きませんから、短期決戦で効率よく南蛮平定をしなければいけません。

2020-08-17 15:17:35
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座312「益州の乱」13】 さて、出発して早々のことです。関羽の三男関索がやってきたという報告が孔明にもたらされます。関索は関羽とともに戦死したと聞いていた孔明ですが、ともかく通すように言います。すると元気な姿の関索が。

2020-08-17 15:19:51
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【横山光輝「三国志」講座312「益州の乱」14】 荊州が落ちた時に重傷を負っていましたが、鮑家荘に難を避けて養生していたという関索。傷も癒え、皇帝に目通り願おうと西川へのぼっていくと、孔明の南征軍に出会ったと。事情を知った孔明は、関索が生きていることを知れば関興も喜ぶと言います。

2020-08-17 15:22:45
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【横山光輝「三国志」講座312「益州の乱」15】 孔明は関索に、先鋒隊に加わり、父・関羽の名を辱めぬようがんばってくれ、と言います。死んだと思っていた関索が再び蜀旗の下に立つとは幸先がよい、と孔明。そして、南征軍はさらに進んできます。

2020-08-17 15:24:21
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【横山光輝「三国志」講座312「益州の乱」16】 益州南部に入ると山川は厳しく、険しい道程。気候も暑く、その旅は困難を極めます。一方迎え撃つ益州南方連合は、軍を三手に分けて待ち受けることに。高定は左、朱褒は右。中軍は雍闓となります。地形を利用して孔明を攻略しようと。

2020-08-17 15:28:39
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【横山光輝「三国志」講座312「益州の乱」17】 直ちに行動に移す三将。左を受け持つ高定は、顎煥(がくかん)を呼び、6万の兵をで蜀軍の先鋒隊をもみつぶすように言います。おやすい御用と顎煥。顎煥は方天戟を使えば雲南随一という聞こえのある猛将。その名は蜀の先鋒隊の魏延にも聞こえています。

2020-08-17 15:31:31
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【横山光輝「三国志」講座312「益州の乱」18】 これに対し、孔明はいたずらに勇をもって戦わず、智略をもって疲れさせ、捕らえよ、との命令。なにか考えがあってのこと、と聞いた魏延はよしわかった、と張翼、王平とともに、顎煥を捕らえる算段を相談します。

2020-08-17 15:33:14
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【横山光輝「三国志」講座312「益州の乱」19】 意気込んでやってきた顎煥に対し、魏延は適当に戦ってからさがるようにと味方に伝え、これに当たります。流石に顎煥は無類の強さを見せます。敵将はどこだ、という顎煥に応える魏延。しばらく打ち合います。なるほどこれはすごい、と魏延は引き上げ命令。

2020-08-17 15:35:24
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【横山光輝「三国志」講座312「益州の乱」20】 追撃を命じる顎煥。しかし、左右から敵兵が現れます。蹴散らせ、と顎煥は蜀兵を次々となぎ倒していきます。骨のあるやつはおらんのか、と声に張翼が相手をします。さらに王平も加わります。こうして、顎煥の周りに兵がいなくなるように誘導したのです。

2020-08-17 15:37:19
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座312「益州の乱」21】 周りが見えなくなっている顎煥に対し、再び魏延が相手をします。さらに張翼、王平が次々と顎煥を襲います。さすがに息切れを起こした顎煥。魏延が顎煥の方天戟を弾き飛ばすと、王平が飛びかかって顎煥を抑え込みます。

2020-08-17 15:39:17
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【横山光輝「三国志」講座312「益州の乱」22】 こうして魏延たちは顎煥を捕らえることができました。縛り上げて孔明のもと引き立てる魏延。朝から始まった戦闘でしたが、この時夕日が沈み始めていました。

2020-08-17 15:40:33
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【横山光輝「三国志」講座312「益州の乱」23】 南蛮を攻める前に、蜀の反乱を平定する必要がありますが、その初戦、先鋒戦は蜀軍の勝利となりました。 しかし、戦いは始まったばかり。捕まえた顎煥を孔明はどう扱うのか…。この続きはまた次回となります。 今回はここまで。

2020-08-17 15:42:38

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