首相や天皇陛下が靖国神社に参拝できない理由。また、国内法で戦犯は免責できるのか。その他、私的まとめ。

NHKニュース @nhk_news

【速報 JUST IN 】小泉環境相が靖国参拝 「終戦の日」の閣僚の参拝は4年ぶり #nhk_news www3.nhk.or.jp/news/html/2020…

産経ニュース @Sankei_news

石原元都知事が靖国参拝「首相と天皇陛下は参拝を」 sankei.com/politics/news/… 「首相は当たり前だけど、天皇陛下に参拝していただきたい。なぜ参拝してもらえないのか」と訴えた。

Shin Hori @ShinHori1

「靖国は日本の正統な慰霊施設だ」という人がいるが、言うまでもなく、神道という一つの宗教の施設である靖国神社が、政教分離を採る現在の日本国家の"正統な慰霊施設"になることなどできない。

Shin Hori @ShinHori1

→ 日本国は神道の国ではなく、仏教の国でもない。多神教の国でもないし、キリスト教の国でもない。では何の国かと言えば、政教分離の国であって、どのような宗教を信仰するかは個人の自由に委ねられている、としか言いようがないだろう。

イヌノオー＠ @inunohibi

#靖国神社　 なぜ首相や天皇陛下が、靖国神社に参拝できないのか。 法形式的に言えば、靖国は民間の宗教施設なので、そこを参拝することは政教分離の原則に反します。これはすでに司法の判決でも確認されております。（つづく）

イヌノオー＠ @inunohibi

朝鮮出身・台湾出身の軍人は、戦後、日本国籍を失って「日本人」ではなくなったのに、日本軍の戦没者ということで、靖国神社に祭られている。戦犯裁判で死刑になった朝鮮人も同様。 これに対しては、朝鮮のみならず台湾の遺族からも訴訟が起きている。 （つづく）

イヌノオー＠ @inunohibi

（詳細は田中伸尚「ドキュメント靖国訴訟」参照。） 先日亡くなった台湾の李登輝元総統。日本軍兵士として亡くなった兄を弔うため、靖国神社にも参拝したことは、訃報の際にも言及されていた。しかし、台湾人すべてが靖国に祭られたことに納得しているわけではない、という当たり前の事実がある。

イヌノオー＠ @inunohibi

#靖国神社　 まとめとして、靖国神社は神道に基づいた民間の宗教施設である一方、戦死者を「勝手に」祭る施設なので、敬虔なクリスチャンでも、ムスリムでも、日本軍で戦死すれば本人の意思を無視して祭られます。さらに遺族の意思も無視されています。

イヌノオー＠ @inunohibi

（つづき） そういう施設に参拝するということは、政教分離の観点のみならず、「全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」（憲法第15条における「公務員の本質」）政治家として倫理的に問題なのではないか、ともいえるでしょう。

イヌノオー＠ @inunohibi

国際法学者であり、慰安婦問題にも長年かかわってきた大沼保昭氏。氏の遺著となった「国際法」（ちくま新書）では、3章の２の３で国内法と国際条約（国際法）の関係を論じている。 （つづく）

イヌノオー＠ @inunohibi

条約法27条は、「当事国は、条約の不履行を正当化する根拠として自国の国内法を援用することができない」と定めている。 ところが大沼氏によれば、「日本をふくめて各国の裁判所は一般に国内的な観点を優越させており」 （つづく）

イヌノオー＠ @inunohibi

日本と韓国の「慰安婦」をめぐる外交交渉も、「象を針の穴に通すほど困難」と悲観的である。

イヌノオー＠ @inunohibi

どういうことかというと、最近でも韓国の最高裁にあたる大法院が、元徴用工への賠償を認める判決をした。アンケートを見れば多くの日本人が「認めない」「国際法違反だ」という日本政府の方針を支持している。 本当に国際法違反なのかは別にして、 （つづく）

イヌノオー＠ @inunohibi

国際条約で決まったことを国内の司法で左右するな、という法見解は間違っていない。（だからやっぱり、法的な決着をつけるなら国際司法裁判所にゆだねる必要があるだろう。） （つづく）

イヌノオー＠ @inunohibi

連合国の対日戦犯裁判もこれと同じで、国際法上すでに正式な裁判として認められているので、日本の国内法だけでひっくり返すことは、不可能に近い。