【横山光輝「三国志」講座313「離間の策」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第313話「離間の策」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。 ※今回の話は、大判・横山光輝「三国志」第16巻に収録されています。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座313「離間の策」01】 第313話です。反蜀連合軍の一翼である高定の配下の中で、雲南随一の将と言われている顎煥が捕らえられ、孔明の前に連行されてきました。孔明は、何を思ったか縄を解くように言い、顎煥を宴席に誘います。

2020-08-19 14:05:39
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【横山光輝「三国志」講座313「離間の策」02】 顎煥に酒を勧める孔明は、越嶲の高定はもともと忠義の士であったが、雍闓にそそのかされて謀反に加わったのだろう、と言います。今までの高定の忠義に免じてこの度は顎煥も許そうといい、高定にも早く目を覚ませと伝えるように言います。

2020-08-19 14:07:06
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【横山光輝「三国志」講座313「離間の策」03】 では自由に引き返していい、と言われ、放置される顎煥。本当に帰っていいのか、と側近の者に尋ねますが、馬も用意されているとの回答。なんか納得いかない表情ですが、馬に乗って帰ろうとします。途中将兵は夕食を取っているところでした。

2020-08-19 14:09:03
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【横山光輝「三国志」講座313「離間の策」04】 敵将が目の前にいるというのに、なんというゆとり、なんたる自信、と、とてもの歯の立つ相手じゃなさそうだ、と考えた顎煥。自分の主人・高定は雍闓の野心に乗せられただけだから、早く諌めたほうがいい、と自陣へ戻っていきます。

2020-08-19 14:10:38
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【横山光輝「三国志」講座313「離間の策」05】 さて、高定の陣へ戻った顎煥。雍闓も心配して訪ねてきていました。顎煥は、孔明は実に仁者、と言い、高定は元来忠義の士で、今までの忠義に免じてこの度は許してとらせる、と孔明の言葉を伝えます。

2020-08-19 14:12:49
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【横山光輝「三国志」講座313「離間の策」06】 この度は雍闓の野心に踊らされたのだろうと、高定を諌めるつもりであったのにもかかわらず、雍闓の前で堂々と言っちゃう所が顎煥の足らないところではありますが…。当然雍闓は自分の野心だと、と言います。自分ではなく孔明がそう言ったので、と顎煥。

2020-08-19 14:15:00
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【横山光輝「三国志」講座313「離間の策」07】 それを聞いた雍闓は、はははっ、と大笑い。そして高定に向かって、それがやつの詐術、我々の仲を裂く離間の計だと。敵の手に乗るな、我らの後ろには南蛮王の孟獲がついている、と言います。雍闓を目の前にした高定は、うむ、と応えるしかありません。

2020-08-19 14:16:38
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【横山光輝「三国志」講座313「離間の策」08】 ともかく、自分と高定・朱褒がこの険しい山川を利用して力を合わせれば孔明とて身動きできない、と雍闓。孔明の余計な策に惑わされるな、と高定に念押しして、自陣へ引き返していきます。

2020-08-19 14:17:55
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【横山光輝「三国志」講座313「離間の策」09】 雍闓が帰っていくのを見届けた顎煥は、殿、と高定に呼びかけます。しかし、高定は何も申すな、とここでは雍闓の側に立つ姿勢を崩しません。しかし、高定の中でもいろいろ思うところはあるようで、苦悩している様子が背中に現れています。

2020-08-19 14:19:53
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【横山光輝「三国志」講座313「離間の策」10】 翌日になり、雍闓が蜀軍目指して進軍していきます。しかし、孔明は放っておけと言い、反撃はせず、雍闓の様子を見物するようにと。雍闓は陣まで近づきますが、蜀軍が動かないことから、鉦や太鼓を叩いたり悪口雑言を浴びせて陣外へ誘い出そうとします。

2020-08-19 14:22:30
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【横山光輝「三国志」講座313「離間の策」11】 それでも動きを見せない蜀軍。柵を強行突破をするつもりはなかったようで、引き揚げることにした雍闓。翌日もまた来て騒ぎますが、孔明はふふふ、と笑って見ています。自分たちが雍闓を恐れていると思い込んでもらうまではこのままでいるようです。

2020-08-19 14:24:46
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【横山光輝「三国志」講座313「離間の策」12】 雍闓軍だけでなく、左右の高定、朱褒軍が動いていません。高定軍と雍闓軍が共に動き出すまで六日でも十日でも待つとしよう、という孔明に、なにか考えがあるのだな、と魏延は思います。結局、翌日もその翌日も雍闓は騒ぎ立てますが蜀軍は沈黙です。

2020-08-19 14:26:44
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【横山光輝「三国志」講座313「離間の策」13】 雍闓がやってくるようになってから五日になる夜、孔明は魏延を呼びます。そろそろ敵が別の動きをする頃だろうから、魏延に隊を二つに分け待ち伏せするように言います。魏延は毎日悪口雑言を聞かされ頭にきていたところだからありがたい、と言います。

2020-08-19 14:28:45
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【横山光輝「三国志」講座313「離間の策」14】 翌朝、雍闓は高定の陣へ行きます。高定に対し、蜀軍は前に出て戦おうとする勇気ある者がいない、勇猛果敢な南蛮兵を恐れているに違いないと言います。そこで、明日は両軍で攻め寄せてみよう。蜀軍は慌てて引き揚げるだろう、と言います。

2020-08-19 14:30:37
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【横山光輝「三国志」講座313「離間の策」15】 蜀軍はそれほど弱腰か、と高定。明日共に出撃することで異存はないか、と雍闓は確認します。高定はもちろん、と答えます。明日は二人で勝利の美酒に酔うとしよう、と自陣へ引き返していきます。 翌日、雍闓軍と高定軍は意気高らかに出陣します。

2020-08-19 14:33:05
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【横山光輝「三国志」講座313「離間の策」16】 しかし、これこそが孔明が待っていたものでした。魏延軍は手ぐすね引いて待ち受けていました。今までさんざん悪口雑言を聞かされて耐えてきたので、今日は仕返しする気満々です。魏延は敵の中軍が近づくまで黙って通り過ぎさせろ、と指示します。

2020-08-19 14:34:48
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【横山光輝「三国志」講座313「離間の策」17】 雍闓軍の中軍が通る頃、魏延の合図で弓隊が一斉掃射。さらに左右から雍闓軍に襲いかかります。応戦しようとする雍闓でしたが、この不意打ちで混乱してしまいます。雍闓や高定はほうほうの体で逃げ帰りますが、両軍の兵士の多くが捕虜となります。

2020-08-19 14:37:16
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【横山光輝「三国志」講座313「離間の策」18】 この両軍の捕虜を孔明はどう扱うのか…。離間の策はまだ始まったばかりですが、この続きはまた次回となります。 今回はここまで。

2020-08-19 14:39:01