【横山光輝「三国志」講座314「連合軍分裂」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第314話「連合軍分裂」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。 ※今回の話は、大判・横山光輝「三国志」第16巻に収録されています。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座314「連合軍分裂」01】 第314話です。高定軍と雍闓軍を打ち破った孔明は、捕虜を二分して二か所の収容所に押し込めます。一か所は雍闓の兵、もう一か所は高定の兵と分けています。そして、孔明は配下の兵に噂を流すように指示します。

2020-08-21 14:19:18
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【横山光輝「三国志」講座314「連合軍分裂」02】 忠義の士である高定の兵は許すが、謀反人の雍闓の兵は断罪と。収容所の柵越しに噂を流す兵士たち。それを聞いた雍闓の兵達は、断罪になるのを恐れ、高定の家来と名乗ることにします。それにしても、高定の兵だけ助かる理由に、裏取引だと言う者も。

2020-08-21 14:22:24
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【横山光輝「三国志」講座314「連合軍分裂」03】 こうなると雍闓もいつ高定に襲われるかわからない。雍闓にくっついているのも危険では、という噂が雍闓軍の兵士達に広まります。そんな雍闓の方の兵に、近づく蜀軍の武将。高定の兵は出ろという声に、雍闓軍の兵士たちは皆高定の家来と偽って出ます。

2020-08-21 14:24:10
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【横山光輝「三国志」講座314「連合軍分裂」04】 ここには雍闓の兵はいない、と聞いた蜀武将は、では、無効に酒と食事を用意してあるから食べて帰るように、と言います。雍闓軍兵士達が見るとたしかに用意が。食べ終わったら自由に陣に帰っていいと言われ、食事をします。

2020-08-21 14:26:06
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【横山光輝「三国志」講座314「連合軍分裂」05】 孔明が敵兵をこんなにもてなすとは、と驚きつつも、孔明に対し好印象を話す兵士たち。食事が終わりそのまま帰っていきます。その様子を聞いた孔明は、次に本来高定の家来だった者たちを同じように扱うように言います。

2020-08-21 14:27:26
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【横山光輝「三国志」講座314「連合軍分裂」06】 高定の家来なら助ける、酒と食事を用意してあるから、食べたら陣へ帰るがよい、と言われた兵士たち。同じように食事を始めますが、ここに孔明が現れ、雍闓から密使が来て高定と朱褒の首を献上するから領土の安全と恩賞をくれと言ってきたと言います。

2020-08-21 14:29:37
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【横山光輝「三国志」講座314「連合軍分裂」07】 自分は高定の忠義を信じているから追い返したが、お前たちの主人が雍闓に利用されていることがわかる、それゆえ今回は黙ってお前たちを帰すのだ、と孔明。しかし、これでも目が覚めず再び虜になったらその時は断罪だ、と脅します。

2020-08-21 14:31:07
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【横山光輝「三国志」講座314「連合軍分裂」08】 孔明の忠告後、飲み食いが終わったら帰ってよいと言われた兵士たち。厚く礼を述べて陣へ引き返します。これにて孔明の仕掛けが完了します。

2020-08-21 14:32:15
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【横山光輝「三国志」講座314「連合軍分裂」09】 雍闓の方の陣では、兵士たちがことの次第を報告。雍闓は、前に顎煥が許されたこともあり、孔明と高定の間になにか裏取引があると考えます。一方、高定の陣では、雍闓が自分と朱褒を売ったという話が伝わりますが、離間の策かもしれぬ、とまだ慎重です。

2020-08-21 14:34:30
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【横山光輝「三国志」講座314「連合軍分裂」10】 高定は雍闓の陣に間者を放って、事の真偽を確かめさせることにします。間者の報告では、雍闓が自分たちを売ったという証拠はつかめなかったものの、雍闓の家来たちがしきりに孔明をほめ、孔明が的なのか味方なのかがわからぬ雰囲気だと。

2020-08-21 14:36:15
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【横山光輝「三国志」講座314「連合軍分裂」11】 解せない高定。そこで、今度はこの間者に孔明の陣を探るように言います。 早速蜀軍の陣へ向かう間者。しかし、侵入前に見つかってしまいます。間者を捕らえたと聞いた孔明は、うまくひっかかった、という表情を浮かべ、自分の所へ通すように言います。

2020-08-21 14:38:22
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【横山光輝「三国志」講座314「連合軍分裂」12】 孔明はこの間者を見るなり、お前はいつぞや雍闓の使いで参った者ではないか、と言います。もちろん、わざとです。お前たちの総大将は高定、朱褒の首を献上すると約束しておきながら、なにゆえ日限に遅れた、お前は日限をしっかりと伝えたのか、と。

2020-08-21 14:40:09
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【横山光輝「三国志」講座314「連合軍分裂」13】 間者は、孔明が人違いをしているものと考え、話を合わせます。孔明は、今度は日限を間違えぬよう自分が手紙をしたためる。これを持ち帰って主人に渡せ、と。日限を守らねば密約はなかったもの、と言って間者に手渡します。

2020-08-21 14:41:43
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【横山光輝「三国志」講座314「連合軍分裂」14】 大変な事実をしってしまった間者は震えつつ、高定の陣へ飛んで帰ります。高定は、雍闓の間者と勘違いされたうえで、手渡された手紙を読みます。その内容に、雍闓が自分たちを売っていることを確信します。

2020-08-21 14:43:54
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【横山光輝「三国志」講座314「連合軍分裂」15】 高定は顎煥を呼び、手紙を見せます。雍闓が裏切っている証拠を見て、顎煥は雍闓を討って孔明に降伏しよう、と言います。しかし高定はなおも孔明の策を疑います。そこで顎煥は、陣中に酒宴を設けて雍闓を招けばいいと。公明正大なら応じるはず、と。

2020-08-21 14:46:25
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【横山光輝「三国志」講座314「連合軍分裂」16】 ほぼほぼ雍闓を疑っている高定。これがラストチャンスでしたが、雍闓は酒宴の誘いに対し、軍議があるといって断ります。雍闓の方も、高定の家来がなぜ許されるのか、その事実がわかるまではうかつな行動がとれぬ、と考えていました。

2020-08-21 14:48:56
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【横山光輝「三国志」講座314「連合軍分裂」17】 雍闓が酒宴を断ったことで、高定は裏切りを確信します。そこで、高定は正面、顎煥は裏から夜襲を行うと言います。取り逃がしたら孔明にも降伏できず、雍闓をも敵に回すことになり、後がありません。失敗が許されないと、顎煥も覚悟を決めます。

2020-08-21 14:51:01
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【横山光輝「三国志」講座314「連合軍分裂」18】 夜になり、雍闓の陣を急襲する高定軍。就寝中の雍闓も騒ぎで起き上がります。高定の兵が夜襲してきたことに、高定と孔明が組んでいたと確信。そして腹心の部下に、防ぐように言います。

2020-08-21 14:52:50
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【横山光輝「三国志」講座314「連合軍分裂」19】 腹心の部下は、兵士たちに防げ防げと命じますが、兵士たちは孔明に逆らっても勝ち目がないと言い、自分たちも降伏すると言います。許さん、と剣を抜く腹心の部下ですが、兵士たちが繰り出す槍にあっけなく倒されます。

2020-08-21 14:54:18
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【横山光輝「三国志」講座314「連合軍分裂」20】 孔明の捕虜になっていた兵たちの寝返りを知った雍闓。一時逃げ延びようと脱出を図ります。しかし、燃え盛る陣を出たと思ったら、顎煥が一軍を率いて待ち構えていました。

2020-08-21 14:55:28
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【横山光輝「三国志」講座314「連合軍分裂」21】 お互いに裏切り者と罵り合い、一騎討ちが始まりますが、雲南随一の武勇を誇る顎煥の方が上手で、雍闓は討ち取られます。顎煥は残った雍闓兵の掃討を始めます。大将を失った雍闓軍は散々に打ち破られたことは想像に難くありません。

2020-08-21 14:58:20
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【横山光輝「三国志」講座314「連合軍分裂」22】 人間の心理をうまくついた孔明の離間の計は見事に嵌りました。こうして雍闓は排除しましたが、まだ朱褒が残っています。これに対して孔明はいかなる手段を取るのか。益州の乱はクライマックスですが、この続きはまた次回となります。 今回はここまで。

2020-08-21 15:00:54