編集部イチオシ

aikoの感想

サブスクが解禁されたときに、aikoを全曲聞き直したときの感想文です。
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shoshoshosho @shoshoshosho

aikoさんのアルバム、小さな丸い好日から順番にぜんぶ聞き直すことにした。

2020-02-26 08:12:39
shoshoshosho @shoshoshosho

小さな丸い好日、デビューアルバムらしくメロディとエネルギーと未来への可能性が縦横無尽、あらためて好きになった。 島田昌典さんのプロデュースがすでにバッチリ馴染んでいて心地よい。 本編ラスト、実質的なメジャーデビュー作のナキ・ムシが、やっぱ頭抜けていい曲だな〜と聞き入った。

2020-02-26 17:52:10
shoshoshosho @shoshoshosho

一方で、アルバムを通じて「世の中に開かれた超ド級のポップス」という感覚は薄くて、(他作に比べれば相対的にという範疇でだけど)シンガーソングライターによる私小説的な歌世界という印象も受ける。Carol KingとかSteven Bishopとかが思い浮かぶ。

2020-02-26 18:00:00
shoshoshosho @shoshoshosho

そしてaikoにコモリタミノルは合わない!合うわけがない、無理がある! 無理やりなプロデュースでその方が売れると踏んでたエラい人、ぜったいaikoのインディ作をロクに聞いてないし、マジで何考えてたんだろうか…。

2020-02-26 18:04:30
shoshoshosho @shoshoshosho

ということで、次は桜の木の下!

2020-02-26 18:04:53
shoshoshosho @shoshoshosho

桜の木の下、いよいよaikoが本領発揮って感じでぶっ飛ぶ。1枚目との比較で言うと、とくに歌詞とメロの絡みはいよいよ有機的で、つまり聞いてて両者がいっぺんに、ワケ分かんない「恋みたいなやつ」として耳に広がる。もう無敵。

2020-02-26 23:14:44
shoshoshosho @shoshoshosho

「花火」のAメロ(ヴァース)の部分、あらためて聞いたらシタール(風のワウギター?)とか、かなりエコーがかったドラムとか、かなりサイケデリックな音触でびっくりした(個人的にはローゼズのFools Goldを感じた)。そっからBメロ(ブリッジ)でピアノのビートがガツンと来る瞬間とかたまんない。

2020-02-26 23:34:52
shoshoshosho @shoshoshosho

1曲のなかで、Aメロにローゼズ、Bメロにビリージョエルがなんの違和感もなく同居してて、サビではメロと歌詞と歌唱が混じり合った「aikoとしか言いようのない」ものがドカーンと押しよせてくる。すごすぎ。あらためて繰り返し聞きまくっちゃった。今までの100倍好きになった。

2020-02-26 23:38:34
shoshoshosho @shoshoshosho

桜の木の下、「愛の病」ではじまる次点で優勝してんのに、そこから間髪いれず「花火」「桜の時」なのマジでどうかしてる。さらに「桃色」「Power of Love」「カブトムシ」まである。凶悪すぎる。

2020-02-26 23:44:24
shoshoshosho @shoshoshosho

aikoさんが「何だかすごい(怖い)ことを歌っている」と最初に予感したのはこのCMでの「桃色」だった。「あたしに今すぐ夢中になって この唇全てあなたにあげるわ」っていう歌詞、自分への不安と自信がねじれて同居してて、意味わかんなくないですか。 youtube.com/watch?v=AQyfFR…

2020-02-26 23:49:45
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shoshoshosho @shoshoshosho

夏服は、真夏というよりは晩夏もしくは初秋をイメージさせるアルバム。まんま「September」って曲も入ってるし。 夏になぞらえられた「あの恋のたかぶり」がチルダウンしていく季節のあれこれがものすごい解像度で描写されていく。

2020-02-27 16:19:32
shoshoshosho @shoshoshosho

桜の木の下までの「ガンビドゴボン!」みたいな勢いはかげをひそめ、しっとりした佇まいの曲たちが並ぶし、何せそこに無理がない。aikoさんたった2年でグッと大人になったなあと感じる。 そこに寄り添う、60〜70sの体温・肌ざわりというか、ニュアンス細部まで行きとどいた音づくりも最高。

2020-02-27 16:27:36
shoshoshosho @shoshoshosho

アルバム最後の「アスパラ」「ボーイフレンド」「初恋」「夏服」ていう超名曲ラッシュが圧巻。 ティーンの片想い、相思相愛のふたり、別れの予感、終わったあの恋の回顧…という4つの季節が、少しずつ色あせる絵巻物のように語られていく。ここにはaikoさんやあなたの人生が、きっと投影されている。

2020-02-27 16:38:27
shoshoshosho @shoshoshosho

個人的な好みだけど、やっぱり「初恋」は、大名曲としてずぬけている。エレピもワウワウのギターもストリングスもとびきりにセツナ甘い。ベースラインが自分の心拍にかさなって脈打つ。 終わりゆく夏(恋)という季節、つまりは初秋を歌わせたら、まごうことなくaikoさんこそ天下一だと思う。

2020-02-27 16:47:51
shoshoshosho @shoshoshosho

夏服の感想もう一つ。「ロージー」をインディ時代の同曲と聞き比べると、今作になってaikoさんの歌唱がみごとに成熟してきているのが、とてもよく分かる。それと歌詞がすごく素朴で、「かぶとむし」的な技巧を凝らしまくった詞もすごいけど、こういうのもまた良いよなあと思う。

2020-02-28 23:04:15
shoshoshosho @shoshoshosho

秋 そばにいるよを聞きました。

2020-02-28 23:04:35
shoshoshosho @shoshoshosho

秋 そばにいるよは、やっぱ正直退屈なアルバムと思った。編曲者2人体制、弦や管をはっきり導入など、工夫の跡は沢山あるんだけど、それでもやはり新味に乏しい。とくに前半のエイトビート曲のつらなりが単調で、aiko音楽の「ロック感がダサい」という特徴が残念な方向に発揮されちゃってると思う。

2020-02-28 23:11:45
shoshoshosho @shoshoshosho

冒頭の「マント」が I am the Walrusのみごとな換骨奪胎だし、「おやすみなさい」は名バラードだし、ストリングスとホーンの導入が次作への橋渡しになってるし、「アルバム1枚」としてのまとまり感ははっきりあるしと、好きなとこもいっぱいあるんだけど。でも全体にはなんか弱いかな〜と思いました。

2020-02-28 23:17:26
shoshoshosho @shoshoshosho

次は暁のラブレター!これはもう大興奮が約束されているので楽しみ!!

2020-02-28 23:35:32
shoshoshosho @shoshoshosho

「熱」から切れ目なしの「彼の落書き」たまらない、そしてついに来ました「アンドロメダ」うおー!!!と最初の3曲の時点でブチ上がっている…。

2020-02-28 23:44:45
shoshoshosho @shoshoshosho

暁のラブレターを聞きました。うたがう余地のひとつもない、問答無用の大傑作です、心からありがとうございました。 このアルバムを聞かせてもらったぼくたちには、絶好調のaikoさんがどんだけ無敵なのかを、後世に語りつぐ権利どころか義務すらあると思う。

2020-03-01 00:52:26
shoshoshosho @shoshoshosho

暁のラブレター、とにかく全曲が胸に刺さる刺さる。前作までとやってることのコアは何にも変わってないのに、どうしてこんなにも違うのかさっぱり分からない。でもとにかく良い。

2020-03-01 00:56:50
shoshoshosho @shoshoshosho

「熱→彼の落書き」のシームレスなつなぎとか、J-POPファンクの最高峰「蝶々結び」とか。「すべての夜」のスウィング感は美しくて心地よいし、「風招き」ではガレージパンクとサザンソウルの折衷までかましてる。とにかくアイデアと才気があふれまくってる。

2020-03-01 01:02:43
shoshoshosho @shoshoshosho

順に好きな曲の話をすると、まずaikoさん楽曲ベスト3に入るくらい大好きな「アンドロメダ」がやっぱりすごい。aikoサウンドの「到達点「って感じ。 ビートルズ&ドアーズごちゃ混ぜなバンドも、ストリングスの音色も、彼女の声に寄りそい調和するための完全なチューニングにたどり着いてる。

2020-03-01 01:12:29
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