道具は身体
我が身が刀や武具とひとつになれば、あまり重さを感じなくなるが、なかなか稽古では実感できないこともあろう。 でも小学校出前授業で水桶を天秤で担ぐとすぐわかる。 足先から水桶、天秤の先までつながり、一体化する感じがすぐわかる。そうしないと歩けない。 これも稽古方法に加えようかな?
2021-01-23 09:10:57すると、刀とは、必ず腕力で振って動かさなければならない!というわけではなく、 それとは少し異質な方法でも武具として動き、活きてくることが体感されてこよう。 たぶん、諸芸の道具も同じかと
2021-01-23 09:48:22道具化された身体
ベトナム北部の山岳地帯。大量の薪や枯れ葉を背負って家路を急ぐ女の子がいた。薪を集めるのは、半日がかりの大変な仕事だ。 pic.twitter.com/83XkWlm57g
2014-09-04 20:31:41「背丈を超えて枯草をつけた背負子。立ち上がりにコツがある。広島県豊松村。昭和46年(1971) 」 『母と子でみる 道具としてのからだ』 須藤功 草の根出版会 2001 pic.twitter.com/lum2jBM7NZ
2020-08-27 13:41:41ネパールのポーター達の効率的荷物運搬歩行の研究 jeb.biologists.org/content/219/22… 実験生物学ジャーナル。運動効率の高さを調査してる(比較的ゆっくり歩くのがポイントだけど、特別な歩き方はしてないらしい) pic.twitter.com/X6p791FNCP
2016-11-19 09:04:46ネパールのポーター歩行を研究しに行く前はケニアの水運び女性を研究して、体重の20%までならほとんど運動負荷の増加ないとか(こちら特別な歩行技術を使ってるようだ)。 pic.twitter.com/kSXp7GngAv
2016-11-19 09:10:12ふと思い出したけど、英国陸軍兵士が距離歩くときは体力節約するために若干前かがみになってトボトボした歩き方するので見たら分かる(みたいなことA.J. クィネルか誰かが小説に書いてた)。 行軍の歩法なんて似たようなものだとは思うのだけど、ひょっとしたら国や軍によって微妙に違いあるかも pic.twitter.com/zlH9tEdyth
2016-11-19 10:02:19頭上運搬
アフリカ(国籍不明)の女性。この量とバランスの物を頭に乗せながらこれだけ踊るって体幹レベルオバケです。 ちなみにこうして踊れる人は稀ですが、この量を頭に乗せて運べる女性はゴマンとおります。 pic.twitter.com/2R7tb6fjD9
2020-08-22 16:50:58頭上運搬、楽だし姿勢もよくなる気がするので、もっとはやってほしい(まわりから浮くのが難点) pic.twitter.com/a7D1tsUgKU
2018-10-23 08:19:50各国で頭上運搬の習慣があった例として、昔のロンドンでイチゴを売る女性の絵。原画はFrancis WheatleyのCries of Londonという題のシリーズ。 earlymodernwomenswork.wordpress.com/2016/02/23/why… research.britishmuseum.org/research/colle… pic.twitter.com/tC9vFRhKcD
2020-03-09 16:24:09桶と頭のあいだに手拭いをいれたり、多少柔軟性がありそうな編みかごにして帽子の上にのせたりするのは、きっと落としにくくする技術でもあるんじゃないかと思います。髪を結ってあるのもクッション効果があったり?(崩れそう)
2020-03-09 19:00:21これは比較的あたらしいアメリカの頭上運搬の例 (1907年) commons.wikimedia.org/wiki/File:Edwa… pic.twitter.com/njR4emrpxp
2020-03-13 19:57:19戦前の沖縄。1935年に撮影された,大きな木箱を頭に乗せて運ぶ女性。ニューラルネットワークによる自動色付け。 pic.twitter.com/lu2y3oP796
2018-01-11 16:27:40戦前の沖縄。那覇に魚を売りに行く「糸満の女性」を描きました。 漁師=夫が収穫した魚を売りに行くのは妻である女性の役割。 30〜40kgのカゴを頭に乗せて、片道10km以上の道のり(那覇周辺へ)を裸足で歩いて売りに行かれたそうです。 twitter.com/hwtnv/status/1… pic.twitter.com/pP45BFnqga
2020-05-21 06:18:58戦前の沖縄。1935年に朝日新聞社のカメラマンが糸満で撮影した,漁から帰る夫を待つ女性たちのカラー化写真。右の女性について複数の人が「ミスー(ミチュー)バーチー」と通称を覚えている。現在の糸満市糸満,前端区辺りとみられる。2020年5月・4K解像度バージョンです。 pic.twitter.com/XB61GKTOHx
2020-05-21 06:00:11戦前の沖縄。1935年に撮影された写真。かご一杯に積んだイモを頭に乗せて売り歩く糸満の女性。ニューラルネットワークによる自動色付け。 pic.twitter.com/oNAP5kQFBX
2017-12-27 14:49:40頭は丸いですので、藁や茅で作った輪っかで接地面を拡げて安定させます。平らな板ですと不安定だし、接地面が狭くなり痛くて運搬は不可能です。沖縄でこの輪っかを「ガンシナ」と言い、バーキ(笊)を乗せます。頭上運搬は世界中至る所で有り、日本の埴輪にもある様です。twitter.com/hwtnv/status/9… … twitter.com/horinyo/status…
2020-05-21 07:23:04こちらは沖縄の民具「ガンシナー」。 鍋敷きとしても売られていますが、本来の用途はこちら。 琉球王朝時代の風俗絵図や、1960〜70年代の写真にもあるように、昔の沖縄では女性が頭に荷物を載せて歩く姿が見られました。 この時、頭と荷物の間にガンシナーを挟み、荷物を安定させていたのです。続く→ pic.twitter.com/yz4v6PWAMN
2019-09-15 14:45:18→ 素材は藁や竹など様々でしたが、まめ書房で販売中のガンシナーは月桃の葉が用いられ、明るい色と美しいツヤが、独自の風合いを醸し出しています。 また月桃の葉には防虫・抗菌効果もあるので、衛生面でも優れていたと思われます。→
2019-09-15 14:45:19→ 大きな箱や風呂敷を頭に載せ、手ぶらで歩く女性達の姿は実にたくましく、颯爽として見えます。 こうした頭上運搬は世界各地にありましたが、徐々に姿を消しつつあるのだそう。 ガンシナーも、昔の暮らしを今に伝える、貴重な手がかりの一つです。 (モノクロ写真:「岡本太郎の沖縄」より) pic.twitter.com/Zjt3BEA7sH
2019-09-15 14:48:18スーパーからの帰り道、88歳の祖母がおもむろに袋を頭上に載せてすたすたと歩く。なんで?重くないの?って聞いたら郷土史が詰まってた。 dailyportalz.jp/kiji/sobo-atam… #頭上運搬
2020-01-22 16:53:17