米NIHのCOVID-19診断促進プログラムに採用された新型コロナウイルス検査法7件(2020年7月末)

COVID-19のウイルス検査の利便性を向上・検査数の大幅な増大を、すぐにでももたらすことのできる製品・サービスが選ばれました。殆どが既にFDAの緊急使用の認可を得ています。
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s_matashiro @glasscatfish

【連ツイ】July 31 2020 にNIHの COVID-19診断促進プログラム(RADx $248.7m)に採用された7件。POCT(診断現場での迅速診断)3件、大規模検査向け4件 「検査数を飛躍的に増大させる」ことが目標で、現在緊急使用が認められており、2020年秋に供給ができる課題。 nih.gov/news-events/ne…

2020-08-22 23:21:04
s_matashiro @glasscatfish

Shark Tank」方式(日本の『マネーの虎』に似たアメリカのTV show)で650件あまりの応募からまず7件が選ばれた。今後も追加される予定。 提供される資金はPh1/2の費用に充てられるなど。

2020-08-22 23:23:26

POCT(診療現場での装置)3件

s_matashiro @glasscatfish

Mesa Biotech社の手持ち型RT-PCR装置。使い捨てカートリッジを用いて、わずか30分でウイルスRNAを診療の現場で検査できる。この装置は既に3月にFDAの緊急使用認可済み。 jp.techcrunch.com/2020/03/25/202… mesabiotech.com

2020-08-22 23:24:34
s_matashiro @glasscatfish

Mesa社はこのシステムを既にインフルエンザウイルス、RSVで実用化。同社のHPから使用法の解説動画。 youtu.be/GZzHt-mdDCI

2020-08-22 23:24:53
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s_matashiro @glasscatfish

Quidel社の蛍光イムノアッセイキット(ラテラルフロー方式)は既に全米で数千台普及している同社のSofia装置でわずか15分間での数値的な診断を可能とする。主に医療ケア施設での使用を想定。FDAは緊急使用認可済み。 quidel.com/immunoassays/s…

2020-08-22 23:29:55
s_matashiro @glasscatfish

ラテラルフロー方式はイムノクロマトとも言われ、歴史的には金コロイド標識抗体が用いられてきた。妊娠検査薬でもおなじみの検査法。 (コスモ・バイオ社の解説ページ) cosmobio.co.jp/support/techno…

2020-08-22 23:32:16
s_matashiro @glasscatfish

Talis Biomedical talis.bioの Talis One 装置 talis.bio/technology/等温でウイルスRNAを増幅する装置で光学的な検出系を備えている。30分以内で結果が得られる。

2020-08-22 23:35:14
s_matashiro @glasscatfish

以上がPOCT(診療所など、患者に直接対応する医療現場での使用を想定) 当たり前かもしれないけど、今どきのPOCT機器って、クラウドベースのデータ管理が当たり前に行えるんですよね(FAX不要)。 写真は Talis Biomedical の Talis One pic.twitter.com/s6UV4SjJ8o

2020-08-22 23:38:32
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大規模検査ラボ向け4件

s_matashiro @glasscatfish

Ginkgo Bioworks の装置は、一度に数万サンプルのウイルスRNA検出を行える装置。9月には5万、年内に10万サンプルの処理を目指す。次世代シークエンスを使ってウイルスを検出する装置。学校や老人ケア施設での使用を想定。 ginkgobioworks.com/covid-19/

2020-08-22 23:53:49
s_matashiro @glasscatfish

Ginkgo Bioworks はCNBCの Disruptor 50 list 2020 にも掲載されている企業 cnbc.com/2020/06/16/mee…

2020-08-22 23:58:09
s_matashiro @glasscatfish

Helixhelix.comはサンプル回収から結果の提供まで一貫しておこなうプラットフォームを持つ。 現在は realtime-PCR の翌日に結果が出るスワブ検査を全米で提供しており、FDAの緊急使用で認められている。 helix.com/pages/covid19-… pic.twitter.com/PosbrUIj2B

2020-08-23 23:51:57
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s_matashiro @glasscatfish

Helix 社は更に、個人サンプルのDNAバーコードラベルと次世代シーケンサーを組み合わせた Occtant社のNGSベースの検査方法も用いて、一日100,000~250,000検体の検査ができるメガラボを作る。 octant.bio/swabseq Octant SwabSeq Testing notion.so/Octant-SwabSeq…

2020-08-23 23:52:15
s_matashiro @glasscatfish

Octantの次世代シークエンスを利用したSARS-CoV-2検査を説明したプレプリント論文 Swab-Seq: A high-throughput platform for massively scaled up SARS-CoV-2 testing Joshua S. Bloom, Eric M. Jones, ......, Valerie A. Arboleda doi: doi.org/10.1101/2020.0… pic.twitter.com/zvjzWqkGuf

2020-08-23 23:53:22
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s_matashiro @glasscatfish

Fluidigm社は先進的な生命領域の分析化学機器を提供している有名メーカー。 BioMark HD という微小流路チップを(realtime-PCR, digital PCR)利用することで現在でも一日あたり数千の検体を処理できるがこれを数万から数十万にスケールアップする系を提供する。 fluidigm.com/singlearticles…

2020-08-23 23:54:24
s_matashiro @glasscatfish

Mammoth Biosciences社は、今回のShark tank 生き残り企業の中では少々異色。カリフォルニア大が開発した遺伝子編集システムCRISPRに基づく既存より迅速なウイルス診断系 SARS-CoV-2 DETECTRTM assayを開発 カリフォルニア大はこの診断系でFDAの緊急使用の認可を得ている。 mammoth.bio/diagnostics/

2020-08-23 23:55:51
s_matashiro @glasscatfish

Mammoth社らの Nature Biotech 論文 「CRISPR–Cas12-based detection of SARS-CoV-2nature.com/articles/s4158… pic.twitter.com/rAnABTjSDF

2020-08-23 23:57:38
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s_matashiro @glasscatfish

先のツイートのTalis社やMammoth社のシステムが用いている温度サイクルなしで核酸増幅するLAMP法は日本の栄研化学が開発した方法。(ただし、特許はもう切れている) 栄研化学 Eiken GENOME SITE LAMP法の原理 loopamp.eiken.co.jp/lamp/principle…

2020-08-24 00:16:28
s_matashiro @glasscatfish

LAMP法を用いた新型コロナウイルスRNA診断のPOCT装置は各社が開発しているが、日本ではキャノンメディカルシステムズが長崎大学と開発して既に保険収載済み。 jp.medical.canon/News/PressRele… こういうのに数十億単位で補助金を出してガンガン生産させるというのがアメリカのやり方。 (零戦を連想・・・)

2020-08-24 00:20:32
s_matashiro @glasscatfish

日本板硝子も可搬型リアルタイムPCR装置を作っていたのか。 同社からの新型コロナウイルス検出論文のプレプリント medrxiv.org/content/10.110…

2020-09-13 16:45:28
リンク UP! Online モバイル リアルタイムPCR装置 PicoGene® PCR1100 | UP! Online 昨年よりすでにモニター様にご使用いただきご好評を博していたモバイル リアルタイムPCR装置 PicoGene® PCR1100(日本板硝子社製)が正式に発売開始となりました。 モバイル リアルタイムPCR装置 PicoGene® PCR1100とは? 従来ラボでしか行えなかった遺伝子測定を、どこでも場所を選ばず行えるモバイル型の測定装置で、腸管出血性大腸菌やノロウイルスなど食品に感染した病原菌を、 1 user 62