卑怯とずるい

”卑怯”と”ずるい” このふたつの使われ方
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めんたね @mentane

「卑怯」概念がわからない人はたいてい「自分の言動の責任を引き受ける」という概念もセットでわかっていない。

2020-08-26 23:33:55
いさけんさん(脱ホカペ宣言・春) @isa_kent

これたぶん、その言動や行動によって起こることが「自分に利のある(≒都合のいい)想像しか出来ない」ってことだと思うんですよね。「卑怯」という言葉を使う人はそんなにいないだろうけど、世の中「ずるい」という言葉を使う人は溢れてるし、この概念が分かってない人はかなりの数いると思います。 twitter.com/mentane/status…

2020-08-27 09:36:17
いさけんさん(脱ホカペ宣言・春) @isa_kent

極端な言い方をすると、二人の人間がいて、それぞれが各々の言動や行動によって自分に利のあることしか起こらないと思っている関係性では、相手の行動が思惑通りにならないとすぐに「ずるい」と言うことになる。こういうことは、子供同士の間ではよく見かける光景なんですよね。

2020-08-27 09:39:35
いさけんさん(脱ホカペ宣言・春) @isa_kent

子供はすぐバレるような嘘をよくつくけど、それってたぶん嘘をつこうと思ってるというよりは「自分に都合の良いことを言葉にしてる」だけなんですよ。「宿題をやりたくない」自分がいて、その自分にとって「宿題がない」とか「宿題が終わってる」方が都合がいいから、問われると言っちゃうみたな。

2020-08-27 09:50:53
いさけんさん(脱ホカペ宣言・春) @isa_kent

同じようなことでいうと、自分はまだ宿題が終わってないのに、他の子はすでに宿題を終わらせていることを知っただけで「ずるい」と言い出す子もいる。他の子が宿題をやっているのを「見てない」から、その子にとっては「自分だけが宿題をやらされる世界」になってしまったと感じるわけです。

2020-08-27 10:05:06
いさけんさん(脱ホカペ宣言・春) @isa_kent

「自分だけが嫌な思いをしている」というのは、他者が嫌な思いをしていることや、他者が頑張っていることが見えていないということでもある。自分の不満がそのまま世界の不満と同一視されているから「変わるべきは世界の方である」と考えてしまう。世界は「あるようにある」だけなのにね。

2020-08-27 11:27:33
いさけんさん(脱ホカペ宣言・春) @isa_kent

つまり、この世界中の「自分の見えていないところ」で、自分以外のあらゆる人たちが個々に「変化し続けている」ことが理解できていないんですよね。理解できていないという言葉が辛辣だというなら、少なくとも「その事実と自分の見える世界が繋がっている」という感覚に乏しいのだと思う。

2020-08-27 12:47:45
いさけんさん(脱ホカペ宣言・春) @isa_kent

こう言った感覚は、僕は裏を返せば「世界との関わりが希薄」なのではないかと考えています。それはつまり、自分が世界から刺激を受けたり、また(大袈裟な言い方をすると)世界を「変えられる」という経験に乏しいということでもある。ある種の学習的無力感の表出の一形態なんじゃないかな。

2020-08-27 12:54:34