【横山光輝「三国志」講座317「五渓峰」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。 ※解説はbotさんの個人的見解です。 ※今回の話は、大判・横山光輝「三国志」第16巻に収録されています。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座317「五渓峰」01】 蜀と南蛮との本格的な戦いの始まりです。南蛮軍は三手に分かれそれぞれ五渓峰(ごけいほう)に陣取っているという報告です。三手ということは、金環三結、董荼奴、阿会喃の三洞の元帥はそれぞれに陣を設けている模様です。

2020-08-28 15:16:52
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【横山光輝「三国志」講座317「五渓峰」02】 孔明は、王平と馬忠を呼び、それぞれ左軍、右軍にあたるように言います。自分は趙雲、魏延を率いて中央を進むと作戦を説明。早速、王平と馬忠は行動開始。そこで面白くない顔をしているのは趙雲と魏延です。

2020-08-28 15:18:37
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【横山光輝「三国志」講座317「五渓峰」03】 趙雲は我こそは先陣に、との思いがあったようですが、孔明は趙雲の年齢も考慮、地の利を知らぬ敵地で南蛮の計略に落ちてはならぬとの心配りです。ならばもし地の利を心得ていたら、と食い下がる趙雲ですが、孔明はこれは決定事項と却下します。

2020-08-28 15:20:28
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【横山光輝「三国志」講座317「五渓峰」04】 一応は引き下がった趙雲達。しかし、若輩に先を越されるのは恥だと趙雲。しかし、丞相の命には逆らえないとい魏延。この時点までは魏延も従順な姿勢でした。しかし、もし我らが地理をよく知っていれば、と趙雲。土地の者を捕らえ、道案内をさせればいいと。

2020-08-28 15:22:14
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【横山光輝「三国志」講座317「五渓峰」05】 つまり趙雲は抜け駆けを持ちかけたわけです。もちろんこれは軍律違反です。しかし、軍律を犯しても大功を立てれば手柄を認められるという不文律がある、と趙雲は言います。その言葉に、魏延もやる気になってしまいます。

2020-08-28 15:23:37
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【横山光輝「三国志」講座317「五渓峰」06】 不穏な空気をまとわせた趙雲と魏延。まずは地理調べと、二人で付近を馬で駆けます。すると、南蛮軍の斥候兵が三人駆けてきました。趙雲はいい道案内になる、と三人を捕らえることに。

2020-08-28 15:25:05
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【横山光輝「三国志」講座317「五渓峰」07】 二対三ですが、趙雲はひとりで三人とも打ち倒してしまいます。道案内をさせるために、峰打ちです。趙雲の強さにまいった三人はあっさり降伏。趙雲と魏延によって蜀陣まで連れて行かれます。

2020-08-28 15:26:34
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【横山光輝「三国志」講座317「五渓峰」08】 趙雲は捕らえた南蛮軍の斥候たちに酒を飲ませつつ、五渓峰の布陣を聞き出します。正面は金環三結、東には董荼奴、西には阿会喃が陣を取っていると。趙雲は地図を書かせた上で、道案内をするように命じます。

2020-08-28 15:28:32
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【横山光輝「三国志」講座317「五渓峰」09】 その夜、趙雲と魏延は五千の精鋭を引き連れ、とりこにした南蛮兵を道案内に五渓峰に進みます。金環三結の陣に到着した趙雲。敵はまだ眠りこけているようです。趙雲はここを討ったら魏延は東の董荼奴の陣へ、自分は西の阿会喃の陣へ攻め込むと言います。

2020-08-28 15:30:18
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【横山光輝「三国志」講座317「五渓峰」10】 よし、と魏延。趙雲の合図で作戦開始。鉤手を使って陣の柵を引き倒し、一気に攻め込みます。敵襲に気付いた金環三結は、すぐに起き上がり鎧をつけます。しかし、陣の様子を見るとそこには趙雲の姿が。

2020-08-28 15:32:18
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【横山光輝「三国志」講座317「五渓峰」11】 金環三結は趙雲を相手に一騎討ちを仕掛けますが、趙雲の繰り出す槍の前にあえなく胸を貫かれ落馬、絶命します。趙雲は勝ち名乗りをします。たった一突きで大将を失った金環三結軍は算を乱して逃げ始めます。趙雲はこのまま西の阿会喃の陣へ向かいます。

2020-08-28 15:34:14
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【横山光輝「三国志」講座317「五渓峰」12】 魏延も東の董荼奴の陣へ向かいます。 夜明けに董荼奴の陣へ殺到した魏延軍。董荼奴の陣は大混乱となります。董荼奴は敵は少数と見て反撃するように言いますが、ここで正面から王平の部隊がなだれ込んできました。挟み撃ちとなった董荼奴は逃亡を図ります。

2020-08-28 15:40:08
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【横山光輝「三国志」講座317「五渓峰」13】 同じ時間帯、趙雲も西の陣を背後から襲いかかります。阿会喃の陣にはすでに馬忠の軍が正面から攻めていました。阿会喃の兵は前後からの挟撃を受け、これも大混乱を起こして敗走していきます。結果的に王平、馬忠と趙雲、魏延が連携した形となりました。

2020-08-28 15:42:52
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【横山光輝「三国志」講座317「五渓峰」14】 こうして蜀軍は初戦を大勝利で終わりました。しかし、南蛮征伐は始まったばかりです。三洞の元帥の敗北に対し、南蛮王、孟獲はどのような動きを見せるのか…、この続きはまた次回となります。 今回はここまで。

2020-08-28 15:44:16