いまさっき、札幌駅の地下のベンチで、べろんべろんに酔っぱらってたおじいちゃんと楽しくしゃべってて、いっしょにお茶かゴハンにでもしようか!って話になって、おじいちゃん立ち上がったら、すごい勢いで後ろ向きに倒れて、後頭部おもいきり打って、駅員さんが救急車を呼んでくれた……
2011-07-06 14:06:52詳しく状況をかくと、地下鉄改札近くのベンチに、駅員さんに背中を支えられてすわってる、なんか修験者みたいなじじいがいて、興味本位で隣にすわってからあげくん食べながら会話をきいたら、なんでも広島からきてて、酔っぱらってベンチで寝てるとこを駅員さんにおこされたらしい
2011-07-06 14:32:27じじいは隣に座った私に興味を持ちはじめて、彼女はどこから来たの?とか話しかけてきて、私も、広島って広島県の広島?とかきいたり、「どこ行くの?」「バーゲン。服買うの!」とか会話が弾んだりして、駅員さん(30代くらい)も苦笑い。でも気を抜くとすぐまた寝ようとする酔っ払いじじい
2011-07-06 14:36:41んで、おもしろくなってきたので、ここにいたら迷惑だからお茶かゴハンいかない?ってきいたら、行くって言うから、駅員さんもホッとしたみたいで、「そうだよ、冷たいもんでも飲めば酔いもさめるよ」とじじいに、私には「おごってもらいなよ。なんだったら服も買ってもらえるかもよ」と言って、
2011-07-06 14:43:46まわりで様子をみまもってた人とかみんな笑ってた。じじいはメッセンジャーバッグみたいなの持ってて、「荷物これだけ!」「え、これで全部?」「全部。お金もモノもいらないもん」「えっ!お金いらないの!じゃあちょうだい!私はいるから!」とか会話した。
2011-07-06 14:46:45で、駅員さんが「その前に、おじいちゃんちゃんと立てるの?立ってみてくださいよ」って言って、たってみたら、ちゃんと立てて、なんだよ、大丈夫じゃねえか!!って笑ってたら、二三歩あるいて、ドッダーーーーーーーー!!って倒れた……。口開けたまま、動かなくて、死んだと思った
2011-07-06 14:50:14まわりの人が、すぐ、救急車!って叫んだり、たすけおこそうとした人もいたり、うごかしちゃだめ!って言う人もいたり、わらわら人が集まってくるなか、駅員さんが、救急車よびにピューと走っていった。少しして、だれかが、意識あるの?って言ったら、じじいが不意に、「ある」って言って、
2011-07-06 14:53:53それで、生きてるってわかった。私が、近づいて、「じっとしてて、救急車くるから、大丈夫だから」って言ったら、私の方にてをのばしてきたから、両手で握った。「お茶いけなくなってごめんね」って謝ったら、「ずっとここにいるの?」ってきいてくるから、
2011-07-06 14:57:15「ごめん、バーゲンはやくいかないと服売り切れちゃうから、行かないといけない。でもいつかまた会おうね」「絶対また会える。絶対会う!」「あっ、大声出さないほうが」という会話をして、駅員さんが担架みたいなの運んできて、あとはまかせてくださいって言うから、はなれた……。
2011-07-06 15:01:33それで、あとからおもいだしたんだけど、じじいに、何時まで飲んでたの?ってきいたら、朝から飲んでたらしい。そのりゆうが、「だって、まわりみんな、楽しそうだから」というようなことも言ってて、そのときは笑えたけど、あとからじわじわせつなくなった。
2011-07-06 15:04:59駅員さんもいいひとで、じじいが、駅員さんをのみに誘おうとして、「仕事何時であがるの?」とかきいてたときに、「おれ夜勤ですよ。まだきょうはじまったばっかなんすよ。これから24時間勤務なんだから、あんまり最初から体力使わせないでくださいよ」とかいってて、おもしろかった。
2011-07-06 15:08:17ほんと。じじい、無事だといいなあ。さびしいのはおまえだけじゃないよじじい。っていうか、私の小説にでてくるのんだくれのお父さんの50年後の姿だったのかなあれは。
2011-07-06 15:13:37