最初の試練

灯美論破【続編：化け猫論破】 @OriR_tomosibi

―――――シャン！

灯美論破【続編：化け猫論破】 @OriR_tomosibi

その夜、22時。

灯美論破【続編：化け猫論破】 @OriR_tomosibi

宿の何処にいても届くような、大きな鈴の音が轟く。

灯美論破【続編：化け猫論破】 @OriR_tomosibi

女将が響かせる静かな鈴の音とは異なる――幾つもの鈴を一度に揺らしたかのような。

灯美論破【続編：化け猫論破】 @OriR_tomosibi

にゃあああ。

灯美論破【続編：化け猫論破】 @OriR_tomosibi

何かを知らせるように、黒猫が鳴く。

灯美論破【続編：化け猫論破】 @OriR_tomosibi

シャン！シャン！シャン！

灯美論破【続編：化け猫論破】 @OriR_tomosibi

殺し合いを告げられたあの夜のように。 鈴の音は響き続ける。

灯美論破【続編：化け猫論破】 @OriR_tomosibi

客達はそれぞれが察する。 ――――また、何かはじめようと言うのか。 不安を駆り立てられながらも、客たちの足は、あの大広間へ向かう。

灯美論破【続編：化け猫論破】 @OriR_tomosibi

なぜ。行く必要なんてない、頭では誰しもがわかっている。 行ってしまえは良くないことが起こってしまうと、わんわんと脳内で警鐘が鳴る。

灯美論破【続編：化け猫論破】 @OriR_tomosibi

それでも不思議なことに、足は止まらず――…まるで、何かに操られるかのように。 いつの間にか、客たちは全員が大広間へと揃っていた。

灯美論破【続編：化け猫論破】 @OriR_tomosibi

そこにはあの日と同じように、女将が佇んでいる。 殺し合いを告げた、あの日と同じように。

灯美論破【続編：化け猫論破】 @OriR_tomosibi

障子ごしに柔らかい月の光が、青白く女を照らしていた。

ものくろ @bakeneko_mono

「……」

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▽発言許可

三日月 怜央 @aoyama_tomosibi

「…………」

◉ @tmsb_yukio

「…」

来栖 千歳 @Chitose_tmsb

｢………。｣

AMI @tkg_tms

｢…………、……はれ？｣

射止愛 万叶 @tmsbrnp

｢えっと………｣

来栖 未亜 @tmsb_mia

｢……。｣

八咫硝子 @yata_karako

「………。これは…一体何の集まりです？」

鬼灯歩六 @Ori_ayumu

「…っ」

パティシエ @Yuz_mapt

「んにー…」

此処勿 夜徒 @Yoruto_tmsb

｢……｣