「VRおじさんの初恋」の作者コメンタリーがすごい

暴力とも子 @violencetomoko

VRおじさんの初恋、お陰様で掲載の機会をいただけました。ひとまずは既に公開されている本編を部分修正したものが掲載されますが、その後「加筆分」という名の実質新規エピソードが笑っちゃうくらいの分量、掲載される予定です。 twitter.com/comic_zerosum/…

ゼロサム編集部 @comic_zerosum

📢速報『VRおじさんの初恋』（暴力とも子）がゼロサムオンラインにて連載決定です✨ SNSで話題の作品が8月7日（金）より加筆修正版連載スタート❗️ VRロスジェネおじさんが見つけたこれ以上なく尊い初恋…人生を諦めた世代におくる「これから」の物語、お楽しみ下さい✨ pic.twitter.com/UVRKx99lB4

2020-07-28 21:05:33

ゼロサム編集部 @comic_zerosum

【本日より連載スタート✨】ゼロサムオンラインにて加筆修正版『VRおじさんの初恋』（暴力とも子）連載スタート‼ 一挙２話掲載✨ VRロスジェネおじさんが見つけたこれ以上なく尊い初恋……SNSで話題騒然の名作です‼ online.ichijinsha.co.jp/zerosum/comic/… pic.twitter.com/P7FhVUYi0x

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暴力とも子 @violencetomoko

新規エピソードに入るまでこれといって新規に話題がないのも寂しいので、それまではゼロサム掲載分のセルフコメンタリーをやろうかなと思います。あんま自分の漫画について語るのもアレですが、「お前のマンガは解説があった方が分かりやすい」って言われたりもしたので…online.ichijinsha.co.jp/zerosum/comic/… pic.twitter.com/cH8ESMRGzd

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暴力とも子 @violencetomoko

この漫画は一話12Pと、ストーリーをやるにはやや少ないページ数のため、ナオキとホナミのキャラを一瞬で伝える必要がありました。それでひねり出したのが「硬い笑顔で挨拶エモートをするアバターと、それを軽蔑の眼差しで見る女子」という構図です。この関係性は3話後半までずっと続きます。 pic.twitter.com/W5dqCZ9Upr

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ナオキの「女性蔑視」という視点は、自分が重度のオタク属性であったことのプライドと、「そんなキモいオタクは自分を客観視できていなくてはならない」というやや捻れたフェミニズムの掛け合わせです。彼は自分が女性のアバターを使うことの不誠実さみたいなのをぼんやり感じ続けています。 pic.twitter.com/iITRshnGr9

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1話段階では、ホナミの性格はかなり意図して抑えました。最初はもっとホナミが自主的に会話しようとしてたんですが、そうするとホナミの話ばかりになってしまうので「ナオキの助けを借りないと、VR世界で普通のふるまいができない」というポジションに置くことで、物語上の立場をコントロールしました pic.twitter.com/sNIaSTuN0m

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1話制作段階では、まだ最終話の流し方に明確なビジョンがなかったのですが「なにか印象に残る体験をさせて、それを最終話でも繰り返させる」をやろうとは思っていました。それが「きれいな夕日を見る」です。感情を動かすシチュエーションとしてはかなり弱いですが、まあうまく機能した…と思いたい！ pic.twitter.com/QMojGTStzA

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この時のナオキの思考は「バカにされてる」です。このワールドに感じている親しみ、郷愁を共有できる人間がいることを全く想定していないので。でも、ホナミの語り口が優しいので、そこはちょっと信頼してもいいかな、とも思っています。恋愛の始まりってそういうものかも。知らんけど…暴力だし… pic.twitter.com/rQwoXqRocA

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暴力とも子 @violencetomoko

現実世界をどんくらい描写するかも悩みどころでしたが、結果として「あんまり細かく描かない」ことにしています。ナオキのリアルのディティールを増やすと、VRのナオキの存在感がどんどん弱くなっていくので、もうここは読者さんの「そういうおじさん」というイメージにお任せしよう！という他力本願。 pic.twitter.com/SRPSTrhss8

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暴力とも子 @violencetomoko

続きはまた深夜に～。暴力でした。 pic.twitter.com/JoRI4fZzvX

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暴力とも子 @violencetomoko

static.ichijinsha.co.jp/online/u/book/… お疲れ様です。暴力です。ゼロサムオンライン連載版のコメンタリー、第二話です。 pic.twitter.com/Rhw6NjonDE

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暴力とも子 @violencetomoko

ナオキは派遣社員で、年収は300万未満の設定です。「実際の40歳こんなに老けてないだろう」というコメントが結構あったんですが、そういうキャラデザインを目指していました。（そんな奴いるはずない、という目線そのものがロスジェネ世代を透明化している云々…）。PC環境は無金利ローン12ヶ月払。 pic.twitter.com/7zCbhAbLxP

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暴力とも子 @violencetomoko

ホナミがぐっと行動的になる2話、圧縮に圧縮を重ねてできた話です。「トラブルメーカー」「可愛げのある一面」「明らかな好意アピール」に次々ナオキが畳み掛けるように翻弄されますが、もしこの漫画が長期連載モノだったら、2話の要件だけで半年は回せそう… pic.twitter.com/8tsUrVgiOK

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この世界のVR技術ですが、基本的な考え方として「今より三年後くらいにありそうな技術」を想定してます（話考えたの2年前ですが）。VRchatを下地にしつつ、昔あった「セカンドライフ」的なビジネスがその上にのっかっているイメージです。ワールドもフルスクラッチではなくほとんどが自動生成かなと。 pic.twitter.com/ObqdCxLSz2

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暴力とも子 @violencetomoko

このコマは、ナオキが初めてホナミに自主的に興味を持って接する最初のアプローチです。ここからナオキが恋に落ちるまでおよそ3P。相当性急な持っていき方ですが、余韻を3話まで引っ張ることでどうにかしようとしています。5話6話の余韻を作るためには前半モタモタしてるわけにはいかなかったのです。 pic.twitter.com/pxhgEpzVj3

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暴力とも子 @violencetomoko

ナオキは基本的にホナミからの褒め言葉を全て否定します。もう出来上がったナオキの人生観は褒め言葉程度では覆らない。しかし否定はするけど拒否をしているわけではない、というぐらいには受け取ってもいます。秒速50kmで駆け抜けるファーストラブです。残りの人生長くない。 pic.twitter.com/H0f7crgbu8

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ここでナオキとホナミの恋愛における主従関係は決まったと言ってよいでしょう。ホナミはずるい恋愛をいっぱい経験してきたので「これは嫌がられない」という確かな勝算があってこういうことをしています。「この後どうする？」とか「相手はおそらく男だが？」みたいなことは考えません。攻めの人です。 pic.twitter.com/0EDzq31TNv

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暴力とも子 @violencetomoko

ナオキは恋愛経験がないので、他人からの強いアプローチが全部暴力的なものに感じられます。だから一生懸命ホナミを否定する言葉を見つけようとするけど、情報としては「あれはもしかして求愛なのでは？」とも考えてはいます。完全なオーバーフローですし、この日も遅刻していて給料が減っています。 pic.twitter.com/LTIyMyTtRg

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暴力とも子 @violencetomoko

全体として2話は「恋愛に至るまでの2人のエピソード詰め合わせ」という感じはちゃんと機能してたかな…水着エピソードなんてアニメでも5話とか6話とかに来るやつじゃないですか。そのイメージを逆手にとって物語を加速させることは出来てたかな…と、バズった後だから言えることですが。 pic.twitter.com/OBYb4bNtuQ

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