東京大学緊急討論会「震災、原発、そして倫理」 実況中継 (by 石村准教授)
緊急討論会の書籍化、発売日が2012/02/22に決まったそうです。
- 「低線量被曝のモラル 」(河出書房新社) ISBN 978-4-309-24578-2
導入
一ノ瀬正樹(人文社会系研究科)(モデレータ兼コメンテータ)
無常と不確実性にまみれて ―事実・評価・対策の三区分を踏まえつつ―
提題
島薗 進(人文社会系研究科)
放射能の影響の疫学と戦後日本の医学
中川恵一(医学系研究科)
がんと放射線
伊東 乾(情報学環)
シュレーディンガーのチェシャ猫は笑うか? ―確率的創発と社会的責任―
影浦 峡(教育学研究科)
誰が、どこから、語っているのか ―「専門家」の情報発信と社会情報リテラシー―
ディスカッション
本日13:30より。聴講します。>東京大学緊急討論会「震災、原発、そして倫理」 http://bit.ly/kG9Z8I
2011-07-08 11:56:03なさそうですね。それどころか何時に終わるかも書いていない(笑)。RT @hirakawah: 今日のこれ、ust or ニコ生中継はないのか...東京大学緊急討論会「震災、原発、そして倫理」 http://tinyurl.com/3tcdcyb
2011-07-08 13:05:21導入 - 一ノ瀬 正樹 (人文社会系研究科/モデレータ兼コメンテータ)
無常と不確実性にまみれて ―事実・評価・対策の三区分を踏まえつつ―
島薗 進 (人文社会系研究科)
放射能の影響の疫学と戦後日本の医学
島薗:日本はICRP(3/21)の勧告に従って対処していると言っているが、実は従っていない。「緊急時」がいつ割るのか、見解が出されていない。「1-20mSvのできるだけ低いところに設定するように」と勧告にはあるが、なぜ最も高い20mSvに設定したのか、合理的な説明が無い。
2011-07-08 14:01:07島薗:学術会議会長談話(6/17)は、学会の権威の声明の形を取っているが、20-100mSvの範囲で最も厳しい基準を採用した、という説明はおかしい。
2011-07-08 14:04:57島薗:なぜ被爆国である日本で100mSv以下は安全と言うようになったか。 参考文献>日本の疫学―放射線の健康影響研究の歴史と教訓 (医療科学新書) 重松 逸造 http://t.co/2arn8zA
2011-07-08 14:16:58島薗:100mSv以下の健康被害は「心配しすぎ」と結論。>日本の疫学―放射線の健康影響研究の歴史と教訓 (医療科学新書) 重松 逸造 http://t.co/2arn8zA
2011-07-08 14:17:43島薗:なお、この本の出典は関西電力の広報紙です。重松氏はチェルノブイリ事故の際にIAEA事故調査委員長として現地調査を行っているが、調査サンプル1400人は少々少なくないかと思う。疫学的調査なので被害者はその半分(残りは健康な人)。
2011-07-09 02:36:58島薗:日本の放射線被害研究を知るのに役に立つ文献。>チェルノブイリから広島へ (岩波ジュニア新書) 広河 隆一 http://t.co/skYSyHS
2011-07-08 14:20:18島薗:日本はICRP(3/21)の勧告に従って対処していると言っているが、実は従っていない。「緊急時」がいつ終わるのか、見解が出されていない。「1-20mSvのできるだけ低いところに設定するように」と勧告にはあるが、なぜ最も高い20mSvに設定したのか、合理的な説明が無い。
2011-07-08 14:23:20島薗:放射線の影響の調査について、「症例を出されても、母数がはっきりしなければ意味がない」という批判を放射線影響研究所の人たちからされたことがあるが、予算が潤沢でなければ、大きな母数を確保して定量的な調査を行うことは難しい。
2011-07-09 02:39:22