グリーンリカバリーvol.0 持続可能なエネルギーとまちづくりセミナー「気候危機 いま私たちのなすべきこととは？」参加報告2020.9.13

くうのる @kuunoru

シリーズ「グリーンリカバリー」vol.0　持続可能なエネルギーとまちづくりセミナー「気候危機　いま私たちのなすべきこととは？　～コロナ禍を超えて～」始まりました。環人８プラス・地域エネルギー研究会・滋賀県立大学グリーンコンシューマーサークル主催のセミナーです。 shigagpn.gr.jp/news/110

くうのる @kuunoru

三日月滋賀県知事からのメッセージ代読。「世界は気候変動の危機に直面。びわ湖は2年連続でびわ湖の全層循環が確認できず。先月は北湖の酸素溶存量が深刻。2050年までに県域からのCO2排出を実質ゼロにする取り組みを進めようとしている」#グリーンリカバリーvol0

くうのる @kuunoru

知事メッセージ続き。「のセミナーをきっかけに、家庭に地域に、しがCO2ネットゼロムーブメントを広げることを祈念します」 #グリーンリカバリーvol0

くうのる @kuunoru

はじめに基調講演「気候非常事態、カーボンニュートラルアクションプランとグリーンリカバリー」。東京大学 名誉教授　山本良一氏。コロナからの脱却が現在大きな課題になっている。 #グリーンリカバリーvol0

くうのる @kuunoru

山本氏＞コロナ禍で経済活動が停滞したが、ハワイのマウナロアでのCO2観測は過去最高を記録。人間活動は縮小しても他の要因で増えている？　現在は気候危機に三つのアプローチがあると思う。一つはこれまでどおりの経済・技術開発市場主義でうまくいくという、楽観主義。 #グリーンリカバリーvol0

くうのる @kuunoru

山本氏＞第二の道。危機を認識して急いで行動すれば何とかなる。現実的楽観主義。リアリスティックオプティミズム。第三は、急激に台頭している。すでに手遅れで社会崩壊が始まっており適応に対策の中心を置くべき。気温抑制は無理、「深い適応策」を主張。 #グリーンリカバリーvol0

くうのる @kuunoru

山本氏＞深い適応策は批判を浴びている。今注目されているのはグリーンリカバリー。100兆円を排出権取引や炭素税や富裕税で調達して環境配慮型の清算消費を主流にしようと。 #グリーンリカバリーvol0

くうのる @kuunoru

山本氏＞私の思うに、今が緊急事態と認識し2030年までは現実的楽観主義アプローチで行くべき。社会で認識、非常事態宣言を議決し、カーボンニュートラルプランを作成して社会の総力を挙げて取り組むのがよいと思う。 #グリーンリカバリーvol0

くうのる @kuunoru

山本氏＞今回の共催団体の滋賀グリーン活動ネットワークはこれまでの流れから、この活動の中核を担うべき。 30年前に私は環境問題の研究を始めた。当時は資源の枯渇や環境汚染が顕在化すると思っていた。21世紀はまず気候危機が到来してしまった。 #グリーンリカバリーvol0

くうのる @kuunoru

山本氏＞現代において気候危機が非常事態であることは誰の目にも明らかになった。2018年8月29日に、環境と気候の非常事態を宣言し、社会的動員によって危機を乗り越えようという社会運動が世界的に始まった。 #グリーンリカバリーvol0

くうのる @kuunoru

山本氏＞2019年3月1日都道府県と市区町村の首長に気候非常事態宣言の請願をした。 昨年7月26日ヨーロッパの熱波、9月1日にハリケーンドリアンがバハマに壊滅的被害。9月9日に日本首都圏で台風15号が記録的な暴風雨。千葉など大被害。 #グリーンリカバリーvol0

くうのる @kuunoru

山本氏＞2019年10月6日から13日に台風19号の大被害。 2019年4月23日グリーンランドの氷の融解速度が80年代以降で6倍に加速。臨界点を超えたのではという論文が出ている。 北極海氷が2035年頃に夏の数カ月は消えると予測する論文。あと15年で臨界点超えが確実→温暖化の加速。 #グリーンリカバリーvol0

くうのる @kuunoru

山本氏＞南極氷床のマスバランスの比較研究。西側と東側で状況が違う。西は氷床の下は海水。東は岩盤の上に氷。西は臨界点を超えた。東も年間で減少が判明。2016年、17年と近海で氷が激減。 #グリーンリカバリーvol0

くうのる @kuunoru

山本氏＞北極海氷面積の変化。夏の海氷は早ければ2035年に消失するだろうという論文。 アイスランドのある山岳氷河は実質的に消滅と専門家が判断、未来への手紙の銘板（2019年8月）「このままだとすべての氷河が消える。人類の愚かさ度合いを未来の人は知るだろう」 #グリーンリカバリーvol0

くうのる @kuunoru

山本氏＞欧州の熱波。年間死者数は2100年までに50倍に。死者の出るような厳しい熱波が南アジアを襲う。南アジアには世界人口の五分の一が暮らす。英国医学誌ランセット、2018年の報告書で健康影響を指摘。 #グリーンリカバリーvol0

くうのる @kuunoru

山本氏＞昨年、気象庁気象研究所の今田由紀子主任研究官が、地球温暖化の影響がなければ7月のような猛暑が発生する可能性はなかったとシミュレーションで結論。 #グリーンリカバリーvol0

くうのる @kuunoru

山本氏＞2070年までに35億人が居住不能に。昨年以来のオーストラリアの森林火災。犠牲になった動物は10万匹、9億トンのCO2排出。今年のシベリア北極圏の6月気温は平年より10℃高いところも。38℃を記録し森林火災、凍土融解、メタンガスの発生。記録破りの高温続く。 #グリーンリカバリーvol0

くうのる @kuunoru

山本氏＞異常気象の要因分析。人為期限の地球温暖化の影響についての研究、熱波、豪雨、洪水、干ばつ、明確にそうであるという論文が出始めている。 #グリーンリカバリーvol0

くうのる @kuunoru

山本氏＞温暖化の影響が認められるという論文が世界的に。一般的に人為起源と思っても良いと思う。2020年のシベリアの熱波は知きゅうんだんかがなければほとんど不可能。異常気象は直ちにスーパーコンピュータで分析されている。 #グリーンリカバリーvol0

くうのる @kuunoru

山本氏＞現在直面している気候危機は現代文明のリスク、人間存在を脅かす。臨界点を超えることがドミノ倒しに起こることが恐れられている。おそらく5年以内に1.5℃上昇を突破し、そうなると正のフィードバックが9つの点で起こる。 #グリーンリカバリーvol0

くうのる @kuunoru

山本氏＞ドミノ倒しでこのままでは灼熱地球になる、という論文が昨年出た。昨年11月28日、「地球環境はもう戻れないところにまで来てしまった可能性がある」9つの臨界点（ティッピングポイント）を超えているかも。 #グリーンリカバリーvol0

くうのる @kuunoru

山本氏＞IPCC1.5℃特別報告書。 今は2030年ネットゼロでは間に合わないのが専門家の意見。あと10年でネットゼロに転換するよう昨年11月に気候学者が発表。 #グリーンリカバリーvol0

くうのる @kuunoru

山本氏＞コロナで一人ひとりの科学者は信頼できないことがわかった。科学者の研究を集めて判断する必要。世界の論文97％が気候危機を結論。IPCCの三つの特別報告書。 2018年観測史上最高のCO2濃度。産業革命以前に比べ147％増えている。CH4は259％、N2Oは123％上昇。 #グリーンリカバリーvol0

くうのる @kuunoru

山本氏＞2019年11月に世界の1万人以上の気候学者が非常事態と宣言。しかし対策には完全に失敗している。 大人は何をしているのかと2018年8月20日にスウェーデン国会前で一人で気候ストライキを始めた15歳の少女。活動は世界中に瞬く間に広まった。 #グリーンリカバリーvol0

くうのる @kuunoru

山本氏＞子どものプラカード「あなたがた老人は老衰で死ぬが私たちは気候変動で死ぬ」「私の未来を奪わないで」全世界で150万人、400万人の子どもたちがデモ。多くのリーダーは女性。17歳、10歳、12歳。日本でも昨年9月20日にグローバル気候マーチ。 #グリーンリカバリーvol0