最初の一人を作ることと、そのやり方のお話
自分で書いてて、マジなのかネタなのか良く分からなくなって来てるけど、行けるところまでは突っ走ります。 「全力さんを打倒せよ! 君らの信奉しているあれは、一匹のデブ猫に過ぎない! 猫は痩せている方が可愛いのだ!」 #ちくねこだん2045 twitter.com/arielatom/stat…
2020-09-16 09:45:42うし! ちくねこ全体4位までキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! #ノベリズム #ちくねこだん2045 #拡散希望 novelism.jp/novel/uLZ9DBKN… pic.twitter.com/ISo4lZ8HnC
2020-09-16 10:01:53「PVを伸ばしたい」って言う気持ちは僕にも理解できるし、商業的にも正しいとして、例えば1万とか回って、一人もフォロワー増えないとか、評価も入らないって言うのが続くと、それはそれで凹むものがない? 僕はそれでなろうを止めた。僕が欲しい読者は、書き手に関心を示してくれる読者だったから。
2020-09-16 10:50:00なろうメインの読み手の人にも、審美眼のある人は居るだろうけど、そこから一歩進んで、「この書き手は、一体どんな人間なんだろう?」って、思ってくれる人は物凄く少ない気がする。僕は、現状に問題意識を感じてる人たちを集めたいと思ってるから、作品を読んで貰うだけじゃ意味がないんだよね。
2020-09-16 10:54:27だから、交流がしやすいカクヨムメインに変えて、その人がTwitterをやってればフォローして、良い作品を書く人は発言も追ってる。ステキブンゲイやノベリズムといった、PV的には不利なサイトに注力してるのも、現状への問題意識を感じてる人が集まってるのは、おそらくそっちだと思うからだ。
2020-09-16 10:59:58大事なのは、うまくやってる人を叩くことじゃなくて、現状ではうまくやれてないけど、良い作品を書く人を救う事だと思う。なろうでそれをやるのは非効率すぎるので、僕は別のサイトでやってる。だから多分、「人が一杯いるから」って言う理由だけでなろうをやってる人がいるなら、移った方が良い。
2020-09-16 11:04:47PVは回らないだろうけど、貴方の作品に心底ほれ込んでくれる最初の一人に出会える確率は、他のサイトの方が圧倒的に高い。その最初の一人の存在が、どれだけ創作に勇気を与えるかを僕は知ってる。イチとゼロは全く違う。本気の一人の応援は、万のPVよりも遥かに勝る。変えるべきは手法でなく居場所だ。
2020-09-16 11:09:41僕は自分の文才をTwitterで初めて認めてもらえた。僕のツイートをそれまで全く絡みのなかった人がまとめてくれて、それがバズった。そしてそれから、自信をもって人生を生きれるようになった。そういう事も本当にあるから、たかがTwitterと書き捨てずに、良い文章を書くように心がけた方が良いと思う。
2020-09-16 11:24:47僕はあんまり人の作品を褒めないけれど、自分自身が赤の他人に救われた経験があるから、もし本当に良い作品に出会えたら、心の底から褒めたいと思う。僕が作品を書いてるのは、それなりに書ける相手じゃなきゃ褒められたって、嬉しくないだろうと思うからだ。相手に力量が伝われば、それでいい。
2020-09-16 11:36:26その最初の一人とは、今でも勿論付き合いがある。多分、一生付き合っていくだろう。その人ともう一人、本当のプロの物書きが、僕の作品を好きだと言ってくれている。物書きとしての僕は、案外それで満足だ。だけど、自分より若くて遥かに才能もある人間が、筆を折っていく現実が悲しくてならない。
2020-09-16 11:49:24「僕みたいなまがい物でも食えてるんだから、君が筆を折る必要なんかどこにもないよ」って言葉を言いたくて、いま僕は作品を書いてる。まあ、食うにはいささか心もとないけれど、それでもお金を払って僕の文章を読みたいという人が、僕には沢山いる。賞をとって紙にすることだけが、やり方じゃない。
2020-09-16 11:55:40大事なのは良い作品を書くことだ。そしてその作品で、いま下を向いて生きてる人たちに、笑ってもらう事である。金を払ってくれる人は少数だろうが、絶対に居る。それに、本気で自分の作品を応援してくれるたった一人のファンがいれば、創作は不可能じゃない。心さえ折れなきゃ、何度でも再起できる。
2020-09-16 12:14:30だから、創作を続けていくには、その最初の一人を作るのが物凄く大事なんだけど、心に確たるものもなく、最初から万人受けするものを創る人間に、そういうファンはつかない。そういう人間は、大抵、世の中からつまはじきにされていて、理不尽さを感じながら暮らしてるからだ。でも、よく考えてごらん?
2020-09-16 12:20:42それは今の貴方じゃないだろうか? そうじゃないというのであれば、ここから先の文章を読むのは全く無意味だから、ここで止めて構わない。だから、もし貴方に本当に才能があって、しかも、世間に認められていないとするなら、考えるべきは自分の心を打つことであって、世間に迎合する事じゃないのだ。
2020-09-16 12:26:08中二だろうと、小四だろうと、欲望垂れ流しだろうと、世間の流行りに乗ってなかろうと、とにかく自分の心を鷲掴みにしちゃう作品を一本仕上げて見ることだ。お金どころか、体まで捧げてしまうレベルの作品が書ければ尚良い。その作品を読みたい奴は絶対に居る。まあ、なろうにはいないかもだけど。
2020-09-16 12:36:41何でいると断言できるかと言うと、世の中には幸せな人間より不幸な人間の方が圧倒的に多いからだ。そして、不幸な人間は現実でうまくやれないからこそ、物語の世界に逃げこむ。沢山人がいるからという理由でなろうで書くのに、圧倒的多数を占める不幸な人間に対して作品を書かないのは、自己矛盾だ。
2020-09-16 12:45:17不幸な人間は、現実世界では満たされない自分の心を救ってくれる物語を探してる。そして、その趣味嗜好がマニアックであればあるほど、物語は深く刺さる。つまり、最初の一人になってくれる可能性は高くなる。だから、自分の趣味嗜好がレアだからと言って悲観する事は無い。期待値は同等かむしろ上だ。
2020-09-16 12:51:44だから、ひよっちゃダメなのだ。むしろ、受ける要素は全部排除して、ソイツ(自分)一人のために書くくらいでちょうどいい。アイツらは拗ね者くせに審美眼だけはあるから、まがい物は直ぐに見抜く。「味方の振りをしてるだけなんだろ?」って拗ねる。だから、少しでも躊躇いがあると嵌ってくれない。
2020-09-16 12:57:00だから踏むのはアクセルだけでいい。するといつの間にか、助手席に最初の一人が乗ってる。ソイツはいつだって、自分の味方だ。更に作品は加速する。そして、「お願いだから、ちょっとブレーキ踏んで!」って、周りに言われるようになる頃には、いつの間にか自分の文章が金になってるっていう寸法だ。
2020-09-16 13:00:23ちなみにそこでブレーキを踏まないと、僕みたいにポリスメンを呼ばれて大変な事になるので、そこではちゃんと踏もう。大事なのは最初の一人を作り、虚構世界で無双することである。現実世界でやらかしちゃいけない。悪い人や頭のおかしい人とは積極的に付き合うべきだが、取り込まれてはダメなのだ。
2020-09-16 13:05:59話をまとめると、何か自分が心が打たれた作品とかがあって、「自分もこういうのを書きたいなあ……」と漫然と思って作品を書いてるなら、多分誰も幸せにならないから、今すぐやめた方が良い。僕らは無いから書くのだ。書かないと、頭がおかしくなりそうだから書くのだ。ここが最初の関門。
2020-09-16 13:16:53この関門を抜けた後、自分を100%満足させる作品を書けるかが、第二の関門。支持してくれる人は絶対に居るから、ここを超えたら諦めない方が良い。世界を変えられるのは、この手の人間だ。僕が筆を折らせたくないのも、このタイプの作家である。彼等に飯を食わす方法を考えるのが、僕の本当の仕事だ
2020-09-16 13:33:52そのアイデアは今でもある。そして、そのアイデアが本当に有効かどうかを、自分自身で試している。僕は情熱は本物だけど、作品は本物じゃない。そしてそれでいいのだ。本物でない自分の作品が金になるなら、本物の作品が、同じメソッドで金にならない訳がないからだ。
2020-09-16 13:43:45作家に飯を食わせるために、作家性を棄損させるのでは意味がない。意味があるって奴もいるだろうけど、とりあえず僕は、そういう仕事には興味がない。その手のメソッドは陳腐化が激しいし、何よりも自分の心をハラハラさせる新しい作品に出会えないからだ。
2020-09-16 13:47:29大切なことだから、もう一度書こう。「僕みたいなまがい物でも食えてるんだから、君が筆を折る必要なんかどこにもないよ」って言葉を言いたくて、僕は作品を書いてる。僕は自分の作品が大好きだし、実際面白いと思うけど、僕自身の人生にアイデアを取ってる部分を除いて、オリジナリティが欠片もない。
2020-09-16 13:50:49