twitter、ニコニコ動画などに見られる情報様式の特性 (情報の輻輳性をどう表現するか)
優れた詩、というかある詩の形式として輻輳する音を一気に表そうとするものがあると思うんだけどああいうリアリティってあまり共有されてないように思う。それがゆえに理解されてないというか・・・。宮沢賢治のもそうなんだけど、いくつかの朗読が同時に聞こえるようになってる
2009-12-08 08:41:38ああいう輻輳する音を同時に、不協和音的な感じではなく気持ちよく認識出来るような仕組みってこれからできていくのだろうか? てか、ニコニコ動画なんかちょっと近いように思うんだけどちょっとちがったり
2009-12-08 08:43:06ニコニコ動画は「同期/非同期」なところが注目されがちなように思うけどあの仕組みで最初に驚いたのはコメントの弾幕が中心コンテンツと並列に同時的に画面を覆い、なんだったらメインのコンテンツを食うぐらいの表象表現となっているところだったはず。それは意味(文脈)の同時表現だったりする
2009-12-08 08:45:20でもあれは「両方のコンテンツが等しく和音になっている」というよりはコメントはBGM的にながれていったり。もしくはコンテンツ自体がBGMみたいになるんだけど、まぁこのあたりは地と図の関係
2009-12-08 08:46:30てか、あれが違和感がありつつも受け入れられるのは我々の情報処理の現実がすでにそうなっているからで、ニコニコ動画のようなのはむしろそれをデフォルメして表したものに過ぎなかったりってことでもある。現代人の情報処理/認識というのはあんな感じで複数の情報を同時処理してるので
2009-12-08 08:48:09ただ、どの情報も等しくあつかってると情報処理能力の限界を超えるため重みづけをして認識→処理する情報とそうではない情報をわけている。後者はBGM的に流れていく。 それを端的に表象表現したのがニコニコ動画
2009-12-08 08:49:27twitterなんかもこの系列から生まれた表象表現といえる。twitterはじめた当初はTLすべてをおわなくちゃならないような意識があって情報処理能力的にパンクしがちだけどしばらくしたら慣れて流すようになる。渋谷のスクランブル交差点と同じ。基本は自分の半径何マイルだけみとけばいい
2009-12-08 08:51:43そんな感じでこういったウェブサービスというか表象証言はある意味、輻輳する情報を同時処理しているわれわれの日常を表してるともいえるし、それはまさに「(新規)メディアは(時代環境の)メッセージ」ともいえる
2009-12-08 08:54:10しかし、最初に言ったようにこれではまだ輻輳する情報を和音的に処理できてるわけではない。 そういった処理ができるような何らかの仕掛けがこれから先できていくのかどうか、ということがちょっと気になったりする
2009-12-08 08:55:22